21. Please Please Me
《ネタバレ》 父親と娘の関係性がとても良い感じだ。 自然な親子の会話という感じ。 アルバイトを辞めて、また別のアルバイトをする。 そう決めた女性を淡々と描いている。 そこにどれだけの意味があるのか。 大した意味はないようにも感じるが、これは私の感受性が悪いせいかもしれない。 そんなに退屈はしなかったけど、心に響く何かもなく。 平穏でフラットな気持ちで見ている内に、すんなりと終わってしまった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-09 19:39:08) |
22. 回復タイム
《ネタバレ》 何回もクスッとできるシーンがあった。 それだけでも素晴らしい。 この映画の女性のように、日々にちょっと疲れた人には一服の清涼剤になるはず。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-08 22:37:54) |
23. 極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)<OV>
かなり前から三池作品の中では見たいリストの最上位に上がっていた。 がしかし、最寄りのツタヤにはなく、近隣の5店舗を探した。 返却の面倒さをかえりみず、借りてしまった。 見る前にワクワクする、久しぶりの作品となった。 そして本日視聴を・・・ まあ、結論から言っちゃうと、ホラーの要素はかなり薄い。 かと言ってシリアスドラマでもないし、コメディでもないし、ヒューマンドラマでもないし、サスペンスでもない・・・ でも逆に言えば、ホラーでもあり、シリアスドラマでもあり、コメディでもあり(ヒューマンはないな)サスペンスでもあるのだ。 しかもこの作品、あのカンヌで上映されたというから驚き! この作品をカンヌでってのは、かなり強烈だ。 少し長すぎの感はあったし、さすがに途中で苦笑モード入るシーンもあったが、結構楽しめた。 途中思わず吹き出したくなる程、笑えるシーンもあり、三池ワールド全開である。 これに味をしめ、次はビジターQを見るつもり。 [ビデオ(邦画)] 6点(2024-05-03 20:49:16) |
24. 今夜新宿で、彼女は、
《ネタバレ》 さっきちょうど新宿駅を電車で通過しながら、この映画を見ていた。 そんな訳で、とても身近に感じられる映画だ。 ストーリーとしては取るに足らないが、新宿を舞台にした臨場感やスピード感が見どころだ。 明らかにメンタル病みの女性が主人公で、特別美人でもないし不細工でもない。 これが何気にリアルかもしれない。 田舎から東京に出てきているらしく、田舎の母親から電話がかかる。 何か聞かれても大丈夫、変なことはない、みたいに無問題と答える女性。 大いに問題ありなのだが、田舎の母親には異状なしと答える。 これがなかなか興味深い。 こんなの見たら、田舎の親は安心して娘を東京に行かせられないよ! とまあ、娘を持つ親からしたら、ちょっとしたホラーだね。 監督は女性だが、おそらくリアルな東京、いや、新宿を知っている人なんだろな。 そう感じた次第。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-03 19:56:09) |
25. 新東京行進曲
《ネタバレ》 当時、人気があったであろう高橋貞二に何ら魅力を感じない。 話も駆け足過ぎるし、いたるところが都合良すぎでいただけない。 配役通り小林トシ子より淡路恵子の方が魅力的だわね。 これ悲恋の物語なのね。 当時の皇居周辺や上野の風景を楽しめるのはいいね。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-05-02 08:10:12) |
26. 赫い髪の女
《ネタバレ》 ただひたすらセックスをする。 セックスをすることしか頭にない男女が、ひたすらセックスをする。 それはただ単調で、セックスが日常的なものとして描写されている。 ここに一つの実験映画的精神を感じる。 そういう意味では新鮮さがあったが、さすがにセックスシーンばかりの70分となると、退屈意外の何物でもない。 [ビデオ(邦画)] 4点(2024-04-28 23:08:12) |
27. Sexual Drive
《ネタバレ》 かなり期待して見始めたのだが、どうにも男優陣が生理的に受け付けん。 芹澤興人は馴染みがあるので大丈夫だが、それ以外の男優たちが気に入らない。 目当ての武田梨奈の出番も少ない(これが一番致命的)。 直接的な性描写は無しでエロティックな内容を表現したかったようだが、成功しているとは言い難い。 唯一の収穫は出てきたラーメン屋。 一誠というラーメン屋らしい。 とてもうまそうだった。 今度食べに行こうと思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-04-28 13:53:33) |
28. 五番町夕霧楼(1963)
《ネタバレ》 あまりに悲しすぎる物語。 家族の病気を治すため、そのお金を稼ぐために遊郭に売られた女性。 そこに惚れ込む脂ギッシュな中年男性。 女が元気な内は熱心に遊郭に通うも、女が病気になったら途端に居なくなる。 最後は遊郭の仲間の女性たちが面倒を見てくれた。 女の芯の強い優しさに心を打たれた。 男は最後は冷たいところが確かにあるよね。 その点、なんやかんや言うてても、女性は最後の最後は優しいもんだ。 木暮実千代と千秋実の熟練の演技が印象的。 [DVD(邦画)] 6点(2024-04-27 11:49:24) |
29. J005311
《ネタバレ》 人生に絶望した者同士だからこそ通じ合える何かがあったのだろう。 だから神崎は自殺を取りやめた。 なんだけど、パッとしない野郎を延々と追いかける映像に嫌気がさしたのも事実。 この先、何が起きるんだろう?と画面に釘付けになったのも事実。 なかなか評価が難しいが、好きな類の映画ではない。 ちなみに主人公の男性は、和田アキ子というか羽生結弦というか、絶妙にパッとしない顔付きをしている。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-04-23 10:56:20) |
30. 狂った果実(1981)
《ネタバレ》 本間優二という主演を演じた俳優さん、本作で初めて知ったが、イケメンでスタイルも良くスター性がある。 後で調べたらすぐに引退してしまったらしい。 新宿生まれで元暴走族総長。 新宿をリアルに生きた方だったようで、そらあスター性あるわな。 内容的には随所にエロさもあるが、どちらかと言えばバイオレンス寄り。 新宿を舞台に性的で暴力的な描写の続く、なかなかパワフルな映画。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-04-21 22:17:39) |
31. 19歳
《ネタバレ》 アニマル浜口の娘さんにどことなく似た雰囲気の道本咲希さんという方が、自身を主演として撮った自主制作風の短編。 19歳で短大生の主人公は就活しなきゃいけないけど、毎日ブラブラして首から15万円するカメラをさげ、写真を撮り歩いている。 まるでそれは現実から逃避するようでもあり、逆に何かを追い求める積極的な姿にも見えた。 そうこうしていたら20歳になっていたところで終わる。 何気ない内容の短編だが、何か具体的な目標や夢もない当たり前にどこにでもいそうな19歳のいまを切り取った内容になっており、これはこれで初めて感覚で面白かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-21 21:37:55) |
32. 白夫人の妖恋
《ネタバレ》 李香蘭より八千草薫の方が好きだな。 ウエストが細くて、顔も晩年のような卵型ではなくシュッとしていて可愛い。 ラストは少し間延びしていてクドく感じた。 白蛇と人間との愛を描いた内容で、最後はめでたく結ばれてハッピーエンド。 愛には蛇も人間もない。 ひたすら相手を思う気持ちが大事。 なんだけど、後半はひたすら円谷劇場でスペクタクル過ぎるんだよなぁ。 上田吉二郎のアクの強い変態ジジイ演技と、顔がシュッとした可愛い八千草薫に加点で、4点で。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-04-21 20:21:39) |
33. 紅の流れ星
《ネタバレ》 ラスト、一人でブラブラ歩いている浅丘ルリ子を渡哲也が見つける場面。 さすがに偶然が過ぎるだろ!と言いたい。 もう少しどうにかならなかったのかな? マニラなんかに行きたくないのは分かるけど、好きな男を警察に通報する女の気持ちは分からない。 ベッドの上で恥をかかされたお返し? いや、やっぱり分からない。 最初から最後までノンストップのストーリーで飽きずに見ることができた。 ヤンチャな渡哲也、浅丘ルリ子の綺麗な髪とスタイルが印象深い。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-04-21 08:11:07) |
34. 原宿デニール
《ネタバレ》 武田梨奈の全盛期の魅力が炸裂してるので点数高めにいきたかったが、韓国人俳優はマイナス要素かな。 原宿を歩いている女性のパンストのデニール数を当てるというエピソードから、作品名を『原宿デニール』としたセンスが好き。 武田梨奈がパンストを脱ぐシーンや、そのあとの生脚ポリスはヤバすぎる! [インターネット(邦画)] 8点(2024-04-21 00:59:14) |
35. 雪国(1957)
岸恵子の演じた駒子。 これがどうも好みに合わない。 こういう女性は苦手。 妙に女くさすぎるというか。 しかしそれとは関係なく、豊田四郎の撮る映画は、実に「モノクロ映画」らしい叙情に溢れており、魅力は十分。 モノクロ映像による美しい雪国。 それを堪能できただけでも満足だ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2024-04-17 23:13:15) |
36. 階段のふたり
《ネタバレ》 いくら夫との関係が冷めていたとしても、わざと違う書類をFAXするかな? 大して親しくもなかった知り合い同士で、久しぶりに会ったりするもんかな? 5階建てでエレベーターのないマンションなんてあるのかな? とまあ、短編映画なのにこれだけ疑問点が出てきてしまった。 つまりリアリティがなく作り物っぽさを感じる。 二人の女性も魅力なし。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-04-17 22:38:19) |
37. 今はちょっと、ついてないだけ
《ネタバレ》 「今はちょっと、ついてないだけ」 この作品名がいいね。 登場人物たちの辛い過去が描かれる部分は、暗い内容ばかりで、あまり好きになれないなぁとか思ってた。 だけど私は単純だ。 その後、シェアハウスに集う仲間たちの楽しそうな未来が垣間見えた時、いい映画だなぁ!と思った。 主題歌がエンドロールに流れている時、なんだかジンワリきちゃったりして、単純に心温まった。 これから辛い時には、 「今はちょっと、ついてないだけ」 と考えるようにしよう! そう前向きになれる素敵な映画だった。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-04-16 13:16:30) |
38. 華岡青洲の妻
高峰秀子と若尾文子のバトルは、聞きしに勝る壮絶なものでした。 市川雷蔵はトップクレジットながらやや控えめな役どころを巧く演じていました。 ただ、他の作品で見られた様な雷蔵のかっこよさは本作では観ることができませんでした。 そこが残念です。 どうしてなんでしょうか。 髪の毛がボサボサという設定が悪かったのか、それとも役どころが地味過ぎたのか?! 雷蔵ファンの私としては、理由はともかく残念で仕方ありません。 しかし若尾文子は、やはり健気に尽くす妻役を演じると、右に出るものはいませんね。 ただ真面目な妻になるのではなく、そこにエロティシズムまで浮かばせるのが凄いの一言です。 [DVD(邦画)] 6点(2024-04-16 09:57:07)(良:1票) |
39. かぐらめ
《ネタバレ》 本作のamazon prime videoのサムネイルが、武田梨奈と黒川芽以の喪服ツーショットだったので、それに惹かれて見ることに。 しかしそんなヨコシマな動機は、見事に砕かれてしまった。 とにかく真っ直ぐで真面目な内容だった。 家族愛と地元愛、そして伝統を後世に伝えていこうという熱意に満ち溢れた素晴らしい作品だった。 つまり、私のヨコシマな期待は外れてしまった。 武田梨奈と黒川芽以の喪服姿を見たいだけの人には不向きなだけであって、映画としては非常に真っ当な内容かと。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-15 23:04:27) |
40. 綴方教室
高峰秀子が若い!というか、幼い! こんなに若い彼女を見たのは初めてなので、とても新鮮味があった。 後に、日本映画史上を代表する女優になったかと思うと、実に興味深い作品であった。 しかし、内容的には好みに合わず。 どうも、1930年代の日本映画ってのは、清水宏作品にしてもそうだけど、真面目すぎるキライがある。 [ビデオ(邦画)] 6点(2024-04-13 23:14:21) |