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コメント数 1963
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421.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
うん!これまたやるじゃん!内田けんじ監督!脚本の良さ、面白さにアイデアの上手さ、偶然が重なって起きるとんでもない出来事をテンポ良く描いているので飽きずに楽しめる。やはりこの監督さん、若いのに上手いなあ!どうすれば面白い映画になるかって事がしっかりと解っているのだと思う。だからこそ面白い映画を撮れるんだろうと思う。映画の基本は第一に脚本てことがこの作品を見れば誰もが解るぐらい本当に上手いです。そんな上手い脚本とやはりこの作品、有名人を使ってない所もわざとらしさが全く無くて好感が持てます。主人公の一人、宮田君のトボケっぷりが素晴らしい。探偵で親友の勇介が宮田君の元彼女のあゆみに騙され、やくざに連れて行かれてることなどまるで知らないでレストランで知り会ったもう一人の女、真紀に別れる際に嘘の電話番号を教えてもらって、嬉しそうにしている時の喜びを身体中で表している所の素晴らしさと教えて貰った番号に電話しても電話しても繋がらないのに、彼女はそんな人ではないと責めずにいるそんな男のだらしなさ、哀れさが抜群です。ところでこの作品を見て、女の人はどう思うのかという事も含めてちょっと興味がある。内田けんじ監督の女の人に対する皮肉と読める場面を最後の方で見せていると感じた。個人的にはこれより一つ先の「WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース」の方が私としては好みですが、これはこれで十分、面白かったし、今の金ばかりかけて、やたらうるさい音楽とめまぐるしい映像だらけのハリウッド映画よりも何倍も好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2006-12-09 18:32:41)
422.  プーサン
市川崑監督、これまた何か観ていて、どことなく川島雄三監督の作品のような雰囲気を感じた。伊藤雄之助の演技が凄い。表情から背中からとにかく刹那さ、哀れな男のやるせなさと哀愁みたいなものがどんどんと伝わってまいりました。そんな伊藤雄之助が惚れる女、越路吹雪もこれまた凄い。電車内での女同士の会話、やりとり、加東大介を真ん中に挟んでのあのやりとりとそんな場面での加東大介がこれまた何とも可笑しくて笑えます。越路吹雪のこの役名が笑える。カンコって名前が良い。カンコてよりはどちらかというとガンコの方が合ってる気がするが、この二人の演技だけでも観るに値する出来栄え!またその他の脇役陣も良い。中でも看護婦役の八千草薫が物凄く可愛い。作品全体としては思っていたよりもかなり重い内容で驚いたが、市川崑監督による皮肉の込め方、見せ方も上手い。これまた市川崑監督の初期の頃の作品として、見応え十分の作品だと感じることが出来た。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-12-09 10:10:12)
423.  日本侠客伝 斬り込み 《ネタバレ》 
今回でこのシリーズ観るのは四本目だけど、今回はいつもと違った展開、何と今回は高倉健演じるやくざな男に一人息子がいるという今までとは違う内容!冒頭からいきなり殴り込みのシーンで始まり、最後もお約束通り殴り込みで締める。それだけなら何も変わらないのでは?と思うかもしれないけど、違います。マキノ雅弘監督はこの作品では初めてだと思う試みをしています。それは義理と人情、やくざの世界にいる男は最後は必ず捕まってしまうものの、今度だけは一度は捕まるけど、最後は捕まらない。高倉健と藤純子の最後の二人のツーショット、笑顔が素晴らしい。これは今まで私の映画を見て、応援してくれている人へのプレゼントのように感じる清々しい終り方!そこまでの流れの中でも主役だけでなく脇を固める俳優陣、一人、一人をきちんと描いているから全くダレルことなどない。マキノ雅弘監督の演出の上手さによって、一人、一人の人間性、例えば金子信雄と長門裕之の二人の子分についてもとても爽やかで気持ちが良い。金子信雄の最初の登場シーンで見せる健さんとのやりとり、卑怯な手を使う悪い奴らを許すことなど出来ないとばかりに寝返り、健さん達の見方となる長門裕之とその仲間達、とにかく義理に厚く、人情に弱いそんな男達の人間模様を描いているからマキノ雅弘監督作品とこのシリーズを初めとするこの頃の東映任侠映画って人気シリーズとして何本も撮られ、そして、どれもが大ヒットとなったのだと私はこの作品を観て益々感じました。いずれにせよ、マキノ雅弘流、任侠映画的な熱くて熱くて盛り上がるそんな作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-02 09:12:46)
424.  緋牡丹博徒 鉄火場列伝
これはちょっと驚き!何がって?いつにも増してこんなにもかっこ良い待田京介、それもほとんど剣を振るわずに男の中の男と言えるかっこ良さ、かなり新鮮!そして、相変わらずお竜さん(藤純子)は美しいし、かっこ良い。このシリーズ全部に言えるんだけど、このシリーズの成功はイチにも二にも矢野竜子演じる藤純子の燐とした美しさとその上品さ、言葉使いまでもが本当に上品で、単なる任侠ものとは明らかに違います。そんなお竜さんを見事に演じている藤純子あってのこのシリーズだと思います。この作品の中でも本当に上品でしかも美しくて、強い女を見事に演じています。更にこのシリーズ全般に言えることの一つとして、やはり脇を固める俳優陣の素晴らしさ、それを描ききっている監督の手腕、今回で言うならみんな良いけど、特に鶴田浩二が良い。鶴田浩二と娘との親子の絆のような物語に私は同じ監督の撮った「関の与太っぺ」を思い出しました。娘の名前が「おかよ」←漢字が分らない。て「お小夜」みたいだなあ!てね。そうそう、それと丹波哲郎の本当に良いとこどりみたいなものと最後の方の祭のシーンなど、盛り上がりと同時に哀愁めいたものを感じた。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-07 21:55:15)
425.  緋牡丹博徒 二代目襲名
どうやら観る順番、大きく間違ってるみたいだ。しかし、それよりも何よりもまたしてもお竜さんのかっこ良さと美しさに惚れた。本当に23歳なのか?あんな23歳はおそろく今は存在しないだろう!そんなお竜さんをはじめとする仲間達と敵対するやくざ達との抗争をこれまたエネルギッシュに描いていて面白い。主役の藤純子は勿論のこと、脇を固める俳優陣の凄さ、演技から身体全体を伝わる熱いもの、観ていて本当に面白い。中でもやっぱり高倉健が良い。まるで「昭和残侠伝シリーズ」の花田秀次郎でも見ているようなかっこ良さ、そして、ラストの決闘シーンでの迫力ある演技といい、本当にかっこ良い。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-05 13:42:35)
426.  お引越し
この作品、ここでの評価の高さに前から必ず観よう!と思っていたものの、相米慎ニという監督がどうも苦手でして、なかなか借りてこなかったけど、今回、借りて来て良かった。心から本当にそう思う。父と母の都合によって、ある意味、家庭崩壊状態にあるこの3人の家族、そんな状況の中で揺れ動く子供の気持ちを見事に描いていて感心させられた。これだけ子供の気持ちを痛烈に描いている作品はなかなかないと思う。レンコが父親の会社の近くで電話してくるシーンでの祭の音、父親(中井貴一)とレンコ(田畑智子)のやりとり、その後も何度も繰り返し出てくる祭のシーン、夜の花火、それを見つめる娘と母(桜田淳子)、夏休みの宿題テーマにしながら家族とは何かということが上手く描き出されている。最後の方の海でのシーンが特に好きです。それにしてもこの作品のレンコ役の子の演技は凄い!としか言えない。これからも素晴らしい監督と出会えれば、日本を代表する名女優になること間違いないでしょう!また一つ、いかにも日本的な作品に出会えて良かった。そして、今までは苦手だった相米慎二監督の他の作品についてももう一度、じっくりと見直したいと思う。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-10-01 22:06:08)(良:3票)
427.  イチかバチか
川島雄三監督の遺作となるこの作品、これは面白い。やはり川島雄三監督はただ者ではなかった。遺作にしてこれだけのものを見せてくれたことにまずは感謝したいと思う。正にタイトルの如く、イチかバチかの大勝負に打って出る社長と市長との人間模様を描きつつも、人と人との結びつき、絆のようなものを描くこの川島雄三監督という人の持っている人間的観察力みたいなものをこの作品の中からも見ることが出来て良かった。川島雄三という監督は凄い傑作、それも大傑作を撮ったかと思えば、とんでもない失敗作、つまりは凡作も沢山、撮っているけど、最後の作品がこれだと言うことは、もっと長く生きていたらまだまだ、沢山の面白い作品を撮っていたと思えると、何だか心が痛むし、物凄く寂しい。僅か45歳という若さでこの世を去ってしまったこの川島雄三という監督の死は日本映画界においてとても大きな損失だと思います。最後にもう一つ!個人的願望として高峰秀子主演の川島雄三監督作品が見たかった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-27 21:21:54)(良:1票)
428.  にっぽん泥棒物語 《ネタバレ》 
三國連太郎の演じる主人公は、泥棒上がりの前科者である。その前科者の三國連太郎の泥棒時代のエピソードとそこに関わる人達、また泥棒からは足を洗ってはいるものの、世間の眼はとても冷たい。かつてまだ泥棒時代だったある日、列車の脱線事故を目撃したことで、警察に色々と聞かれたりもする。あること、無いこと色々言われても、家族を思う者として耐える三國連太郎の主人公の姿に心を打たれる。そんな三國連太郎の裁判シーンでの笑えること。伊藤雄之助の警部に対し、嘘の証言を迫られたことを述べるシーン、それを見つめる妻、佐久間良子の表情も切ない。更にこの作品、元泥棒だった三國連太郎演じる主人公が警察の尋問に対して、思い切り笑える皮肉を沢山言うのだが、これがまた物凄く笑える。警察にあなたは泥棒する時は縄は用意しないのですか?という質問に対し、泥棒は縄など用意はしません。何故ならお縄になるなどと、言っては裁判を見に来ている客を爆笑の渦へと巻き込み、このシーンは私も大爆笑してしまった。更に凄いのが警察は嘘を言わせようとしている。嘘は泥棒の始まりではと言うようなことを言う。元泥棒による警察に対する皮肉いっぱいの凄い作品を観た気がする。法廷シーンでの三國連太郎の演技は本当に凄い。やはりこの人、ただ者ではないとこの作品を観て改めて感じた。三國連太郎=すーさんとばかり決め付けてはいけないし、そう思っている方に特にお勧めしたい。これまた間違いなく俳優、三國連太郎の代表作の一つだと言えるでしょう!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-08 21:30:39)(良:2票)
429.  西鶴一代女
田中絹代扮するお春がお経を読む声に引かれて羅漢堂へとそっと近づいていくオープニングから始まってラストシーンまで、溝口健二監督ならではの移動によるカメラワーク、息の長いロングショット、どれもがこれまた力強さを感じます。溝口健二監督独特のロングショットによって生み出される田中絹代の才気、溝口健二監督と田中絹代の名コンビによって印象に残るシーンの連続です。女のドロドロした部分を溝口健二監督は上手く描いています。この監督の描く女性像は本当に強い女の象徴のように思える何かがあります。上手く言えないんたけど、これもまた溝口健二監督らしい画面構成によって撮られた代表作の一つだと思いました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-05 22:00:45)
430.  祇園の姉妹(1936)
溝口健二監督という人は本当に女を描くのが上手いと改めて思った。芸者の世界に生きる一人の女の世界をこうまでして、力強く描く。流石です。芸者に生きる者でも単なる芸者としてでなく、一人の人間として、きちんと描いている。感心させられます。溝口健二監督らしい構図の美しさ、画面構成の巧みさ、溝口健二監督が一流の監督と言われる要員の一つにある構図の見事さとリアリズム、これぞ溝口映画の基本だとこの映画の中でも感じることが出来ます。話としてはかなり古い気がするものの、それでもやはりこの作品の完成度の高さは役者の演技とその演技を映し出すカメラワークとによって見応えのある作品として観ることが出来るし、どのシーンにしても今の日本映画には見習って欲しいと思うほどの美しさと力強さがあります。それにしてもこれだけの愛憎劇の中で見せる当時、若干19歳の山田五十鈴の演技の素晴らしさ、美しさが光ります。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-08-31 19:39:02)(良:1票)
431.  緋牡丹博徒 花札勝負
緋牡丹のお竜こと、藤純子演じる矢野竜子!シリーズ第3弾となる今回は、前作よりも良かった。藤純子演じるお竜は女だてらに剣を振るったり、時にはピストルを撃ったりもする。しかし、この映画が何故、ここまで人気シリーズとして確立されたかと考えてみると、例えどんなに男のように振る舞っても上品であり、それでもって、やはり美しい。美しさの中に見せる女としての悲しみみたいなものがとても解り易く描かれている。高倉健とのツーショットで見せる表情の素晴らしさ、義理に厚く、人としての生き方みたいなものが格調高く描かれているのも良い。脇を固める俳優陣の顔ぶれもこれまた凄い。個人的には前作よりも面白かったし、そして、やっぱり藤純子と高倉健、この二人の並び立つ場面での美しさ、このシリーズ、次のも早く観たい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-08-13 22:24:53)
432.  乱れる 《ネタバレ》 
ここ数年、昔の日本映画を多く観てきて、沢山の素晴らしい日本映画と監督を知るようになってはいたものの、どういう訳か成瀬巳喜男監督の映画だけは一つも観ていなかった。今回、初めて観た訳ですが、どれを観ようか?どれを借りようかと悩んだ結果、何故、この作品を選んだかと言うと脚本に松山善三とあったからで、それだけの理由で借りてきました。まずこの作品、内容はかなり重苦しく感じるものの、見応え十分の作品だと思った。加山雄三が姉である高峰秀子に対し、愛を告白する場面とその時の高峰秀子の演技が素晴らしく、こういう役を演じさせると高峰秀子の右に出る者はいないと改めて感じると共に自らの苦しい胸の内、作品のタイトルにもなっている乱れる心を見事に演じきっている。成瀬監督作品、これが初めてだけど、他の作品も観ようという気持ちが今まで以上に強まりました。
[DVD(邦画)] 8点(2006-08-12 18:42:01)
433.  暖簾
川島雄三監督としては比較的珍しいタイプの作品!こういう文芸作品でも川島雄三監督は上手い!森繁久彌という日本映画史に残る名優、喜劇俳優を見事に使いこなしている。少なくとも森繁久彌という俳優は私は喜劇俳優である。喜劇こそ森繁久彌という俳優の持っているものを思い存分、発揮されると思うわけで、そんな森繁久彌の持ち味を上手く引き出して、これまた味わい深く、それでもって人間味溢れる人情ものとして描いている川島雄三監督という監督の素晴らしさ、この作品を観て、川島雄三監督の上手さを改めて感じることが出来た。そして、やはりこの作品は森繁久彌に尽きる。一人二役の森繁久彌の演技が本当に素晴らしい。森繁久彌を観るだけでも十分価値のある作品だと思った。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-08-09 21:39:11)
434.  ぼんち
市川崑監督、市川雷蔵のコンビ、同じく市川崑監督、若尾文子のコンビ作品ではこれが今のところ、私にとってはベスト作品です。同じ市川崑&市川雷蔵コンビでも「破戒」は良い映画かもしれないけど、どこか好きになれず、けど、これは良かった。市川雷蔵ってこんなにも演技が上手かったっけ?て思わせる上手さ、また若尾文子にしても同じ市川崑監督と組んだ他の作品より断然、良いし、それに何と言ってもあの関西弁とそして、ピンクの傘!これに尽きる。何と言う鮮やかさ、美しさ、まるで川島雄三監督の映画の中での若尾文子を観ているようで、うっとりさせられる。またその他の女優陣にしても豪華な顔ぶれ、女と女の息を呑む戦いも、ドロドロした雰囲気でなく、コミカルな雰囲気を醸し出していて、観ていて面白い。上手い演技と良い役者、特に女優陣の上手さはどれもがこれぞ映画女優の演技というものを見せてくれるし、最後まで飽きずに楽しむことが出来ました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-07-30 08:07:49)
435.  緋牡丹博徒
やっと見つけた。色んなレンタル屋さん、探しに探してやっと見つけて嬉しくて借りてきた。良かったなあ!藤純子の美しさと高倉健のかっこ良さ、この2人が同じ画面に映し出されるだけで、何か良い!とにかくそう思えるのです。マキノ雅弘監督の「昭和残侠伝」シリーズのような雰囲気が良い。監督が山下耕作ていうだけあって、流石は「関の弥太っぺ」を撮った監督だけのことはあるその美しい牡丹をショットに撮り入れるなどの工夫もされていて、なんと言う心憎い演出!そんなこの作品、どの人物にしてもきちんと描かれているからダレルなんてことは全くないから楽しめる。男社会に生きる女の哀しさ、つらさ、そこに流れる空気、全てが叙情的に描かれているのも良い。このシリーズ、初めて観たけど、予想していた通りの出来で、良かったです。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-22 20:51:13)
436.  社長道中記
「へそくり社長」に続いて連続観賞!これは面白かったです。この作品は何と言っても森繁久彌の喜劇俳優としての名演ぶりに大いに笑わせてもらいました。奥さんに女の人を近づけないようにと頼まれた小林桂樹扮する部下を追い払おうとしての森繁久彌が面白く、特にあの場面は笑ったなあ!マッサージを受ける場面での森繁久彌、本当に笑ってしまいました。また他にも脇を固める俳優の演技も面白く、今のところ観たこのシリーズの中ではこの作品が一番、面白かったし、一番好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2006-06-18 21:22:40)
437.  次郎長三国志 第三部 《ネタバレ》 
第二部に引き続いての第三部、連続の観賞!今回の作品ではこれまた東宝版と内容的にも同じだから、内容的なことはこまかく書きませんが、次郎長一家のお帰りのシーンから始まって、次から次へと起きる大問題!関取の面倒を見てやったり、新しい子分が加わったり、何とお仲さんが人質となってしまったりと、とにかく次から次へと起きる大問題解決のための次郎長一家の絆というものをより深く観ることが出来ます。マキノ雅弘監督らしいテンポの良さ、そーれ!ワッショイ!ワッショイ!粋な演出、俳優陣の顔ぶれ、演技、どれをとっても今時の時代劇にはない魅力的な作品!さて、次はいよいよって、あっ!まだ登録してなかった。では登録のお願いしなくては!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-10 09:17:33)
438.  続・次郎長三国志 《ネタバレ》 
さて、さて、東映版「次郎長三国志」の第二部、朝から気合、一発観ましたので、それでは感想書くと致しますか!えぇ、今回も話の筋は東宝版と同じなわけで、新鮮味がないと言えばないかもしれないけれど、そんなことはこの際、どうでも良くて、とにかくこの東映版もやはり東宝版同様、この辺りから段々と盛り上がって行くわけです。そんなこの作品、やはり一番の見所は東宝版でも出来たお仲さんと石こと石松との酒を酌み交わしながら、歌う「惚れて~惚れられて~惚れて~♪」とかいう歌を唄いながらの2人のやり取り、東宝版のお仲さん(久慈あさみ)とは良い意味で違う魅力たっぷりのお仲さんを演じているのが何と昔の東映時代劇ファンなら誰もがご存知の丘さとみでして、東宝版の久慈あさみのお仲さんはセクシーて感じだったのに対し、今回のこの東映版のお仲さん、丘さとみは可愛いって感じで、丘さとみファンにはたまらない。酔っ払って、ふらふらで忘れぽいそんなお仲さん、丘さとみを観るだけでも十分値する作品になってます。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-10 09:05:58)
439.  喜劇 女は男のふるさとヨ 《ネタバレ》 
森崎東監督による人情喜劇で、この作品、単なるドダバタコメディではありません。一見、ハチャメチャなドタバタコメディのようではあるけれど、脚本に山田洋次監督の名前がある事で、ただのドタバタものでない。そこにあるのはどんな人間だろうと同じ人間同士、生きる上で最も大切な人と人との人間愛がとても美しく感情豊に描かれていて、ちょいとそこらにある下品なコメディとは違う優しさというものを観ることが出来ます。この映画の中に出てくる人達、どの人も人間味溢れる描かれ方していて、さすがは山田洋次監督が書いているだけのことはあると思った。また森崎東監督が描く世界はどの作品にしてもどこか不思議な魅力がある。何て言ったら良いのかなあ?どこか川島雄三監督の世界に近いものを感じるので、川島雄三監督信者の私としては好感が持てます。そんなこの作品の中でも駄目人間ぶりを思い切り発揮している森繁久彌とそんな駄目な夫とまた娘をかばう中村メイコの姿には感動しました。特に娘の星子が自殺しようとしている男の為に自分の身体を見せたことで売春罪とか言われて警察に捕まってしまったのを聞いて、娘の為に必死に警察に喰らいついてかばう時の演技は素晴らしい!まあ、色々書いてはみたものの、何だか上手くコメント出来なくて申し訳ないが、森崎東監督の描く世界、私は好きです。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-06-04 21:24:25)
440.  一人息子
小津安二郎監督、最初のトーキー作品!小津監督にしてはユーモアがやや薄い気がするが、そこは小津監督ならではの親と子の愛情を丁寧に描くことで生まれる人間愛、優しさというものが込み上げてきます。貧しい市井の人々の暮らしというものを描きつつも温かく描く小津監督作品らしい人間味溢れる作品というのが観ての感想です。飯田蝶子の優しい母親ぶりと息子役の日守新一の二人の演技が素晴らしい!
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-30 22:04:32)
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