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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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41.  名探偵コナン 沈黙の15分 《ネタバレ》 
また見てしまいました。 今回、冬山とダムというのが個人的にツボでした。 ただ相変わらず蘭ねえちゃんが可愛かった。 歩美ちゃんが可愛かった。 哀ちゃんが可愛かった。 園子さんが美人だった。 そして冬実さんが雪景色にあう冬美人だった。 雪山のペンションにあんな美人がいたらもうたまらんですよ。 みづきさんもイメチェンしたら美人になった。 トウマくんが可愛かったけど気の毒だった。 番宣キャラの加藤清史郎君が可愛かった。 でも佐藤刑事が少ししか出てこなかったので残念。  電車はスピードみたいでした。 スノーモービルの場面は元太君が悪いと思った。 ダイヤモンドダストは幻想的だった。 犯人は憎たらしいな。 コナン君のアクションは笑いを通り越して寒い。 見てて恥い。 アクションの容量が既にリミットを超えていた。 なので15分というリミットはそんなに考えなくて良いかも。 戦場カメラマンが一人だけグラフィックが違って面白かった。 でも最後は感動してちょっと感涙したのは本当。  何年かぶりに見たけど、 毛利小五郎の声が変わったのを知らなかった。 そこら辺がいつもの名探偵コナンと違うので調子が狂ってしまった。 それを持ち直すのが大変だった。 小五郎の声は元のままが良かった。 小五郎がルパンみたいな場面もある。 展開が読めてしまう場面がいくつかあり、 温泉の場面やスノーモービルの場面など。 アニメは何年たっても同じことやってるみたいで、 お決まりで楽しませるのも良いんですが、 もうすこし新しい演出で楽しませてほしいかも。
[地上波(邦画)] 5点(2012-04-17 02:53:29)
42.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
僕が生まれた年の今日、この”風の谷のナウシカ”が公開された。 今日一日”風の谷のナウシカ”を見ていた。 今見てみると、あまりに”もののけ姫”に似た場面が多くて驚いた。 世界観の作り込が凄く、圧倒的な作品です。 腐海にのみこまれ滅びゆく世界が描かれますが、 その反面で神秘的な場面が多いです。 腐海の植物や蟲の描写に宮崎駿の幻想世界が表れます。 戦艦や武器もカッコよく物語は盛り上がります。 久石譲の音楽は原石のように今の彼の音楽とは一味違う透明な美しさに満ちます。 このナウシカもまた宮崎駿アニメの原石のような美しさを放つ作品です。 ナウシカはただただ可愛らしく、またなんでも出来過ぎてしまう彼女は恐ろしいくらいです。 クロトワは昔は嫌いでしたが、今見ると非常に台詞が男らしくてカッコいい。 クロトワは35歳くらいだろうと思ってましたが、調べてみると自分と同じ年齢でした。。。驚いた。 こんなことってアニメなどを見てると結構あるもんです。 つまりアニメのキャラの精神年齢が高すぎ。  神秘的な世界の中で人間の残酷さとグロさを強くみせます。  王蟲の巨大感は見事で、これが世界観の巨大感であり、ナウシカの中で描かれる自然の偉大さです。 浄化された水はあまりに綺麗に澄んでました。  怒りに燃えた王蟲が大波のように押し寄せる場面は絶望感が強く圧倒されます。 ここに触れねばなりません。ポニョで予言説が浮上しましたが、この84年3月11日に公開されたナウシカでも予言の色合いが強いのです。 これに触れるのをためらいましたが、あまりに王蟲の押し寄せる場面が圧倒的で、どうしても震災を思い出させる場面なので書いてしまいました。 空から見た王蟲の大群はあまりに壮絶です。 その時に巨神兵の放つ砲弾の威力は強大でまるで原子力のようです。 腐海により土壌が汚染されるのもそうです。 飛行機の場面にも思い当たる節がありますが、これ以上は書きませぬ。 このレビューを書いた自分は風評被害に加担した身です。 不謹慎にもほどがありますが、思ったことに触れないというのは自分には出来ませんでした。  黄金色の記憶の風景は描きこまれ方がハンパなく見事に表現され過ぎて怖いくらいです。 懐かしさを思い起こして温かいのですが、淋しく不安になる不思議な神秘の光景でした。 ナウシカが少女なのに母性的でひたすらに憧れの女性像でした。
[DVD(邦画)] 9点(2012-03-25 02:08:37)
43.  仁義なき戦い 代理戦争 《ネタバレ》 
ある団体にいた時、飲み会で先輩に勧められたので鑑賞しました。  ヤクザの抗争が凄みを持って描かれてました。 とても怖かったですが、たいへん男らしくて痺れるようなカッチョ良さもあります。 外国映画では味わえないような生々しい迫力がありました。 なんかリアルな感じでした。 レンタルコーナーにある任侠映画コーナーには近づけませんでしたが、 そのイメージが少しだけぬぐえました。  あと、テレビで誰か偉そうな人が怒ったらすぐに”仁義なき戦い”の音楽を流すのやめてください。 怖そうな人がたくさん出てくるので自分には合いませんが、 圧倒的な迫力と男らしさが感じられる映画だったと思います。 自分は耳が少し遠いのですが、 言葉がカッコイイのですが聞き取りずらいとこもありました。 
[DVD(邦画)] 7点(2012-03-20 02:14:03)
44.  ブラック・レイン 《ネタバレ》 
(2010年映画メモをもとに作成) カッコ良かったです。 ハリウッドのアクション映画とヤクザ映画との融合は面白かった。  見たことのありそうな日本の街の風景の中で昔のハリウッド映画風なアクションとストーリーが展開されるのだから面白いです。 しかしリドリースコットが撮るとありふれた日本の街も独特の怪しいアジアの雰囲気になります。ネオンはまるで中国や韓国のよう。 誰もいない夜の通りは東洋の独特な妖しさに包まれます。  橋の下をバイクでたむろしている場面も好きです。  松田優作の演技は素人の僕でも凄いと思った。 優作が口をあけて睨みつける表情は狂気みたいな物凄い迫力が伝わって、彼の天才さを少しみました。 ずいぶん前にブレードランナーを見たとき、リドリースコット監督は日本という国が好きなんだなーと思った。ゲイシャさんとか大好きなんでしょか?  高倉健さんも渋いっす。 健さんも優作さんも、サングラスをかけると井上陽水にも見えてきます。 ガッツ石松の真面目にカッコいいところは初めて見ました。 でもなんで「OK牧場」いわないんですか?それって逃げだと思います。 せっかく世界に通用するギャグなのに残念です。 最後の「完」ていう文字もキマっていました。 男らしいッス。ハリウッド映画なのにオス!オス!な映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-19 00:39:16)
45.  ICHI 《ネタバレ》 
(2010年映画メモをもとに)綾瀬はるか綺麗です。女剣士最高。劇中に流れる一部の音楽も非常に美しく、この神秘的な歌唱はまるで精神世界にまで逝ってしまいそうな感じです(エンディング曲はどうでもいいですが、、、)。 なんといっても女剣士のソロリとした妖しい身のこなし、ゆっくりと鞘に剣を収めるその静けさは妖艶さも漂っています。 剣劇アクションとしてカッコイイのですが、剣術の素人だと思われる綾瀬はるかさんですらあそこまでカッコ良く見せてしまうのだから、映像編集技術でどうにでも出来てしまう感じが面白くないというか、だいぶ誤魔化しにもなるんだろうと思います。優れた俳優や女優の減少(イケメンだけ俳優の増加)にも繋がりそうです。 血がチョロチョロって、水道管から漏れたみたいですね。オシッコみたいです。 トーマがやっとこさ剣を抜いた場面では、ほんの少し迫力ありました。 、、、「アンタは生きなはれ~」って、トーマはアシタカか とも思いました。 綾瀬はるかの美しさと、一部音楽の美しさ、雪景色の寒々しさと、そこに生きる少女の健気な美しさ、、、など、素晴らしい場面は部分的にある筈なのに、何にもならなかった印象を残すのは、やはりこの作品の映画としての弱みです。 
[DVD(邦画)] 4点(2012-03-08 23:24:46)
46.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
クリストフガンズ監督(名前を間違えて覚えてた)はジェボーダンの獣で毒々しい近親姦を描いたり拷問したり、このサイレントヒルでも生々しい魔女裁判を描いていたので、 この監督の心象風景にあるのは渋沢龍彦の文学のような血生臭い暗黒時代なんだと思う。 このサイレントヒルでは魔女裁判の火あぶりが生々しすぎる。 血のゲロを吐きそうです。 人をボコボコに殴ったときの胸糞悪い感じがとても残る。 宗教の血生臭さも異様でやっぱこの監督は暗黒だ。  ただこの監督はジブリのようなファンタジーも大好きなオタク監督だ。 教会の(偽)聖域に魔のものを持ち込むシーンもジブリの影響が大きい。 そんな監督は原作ゲームも大ファンです。 だからこれほどクオリティーが高く映画化できたんだと思います。 やっぱ映画化するってのはそれを好きな人に監督を頼まなきゃダメだと思うんです。 好きだからこそサイレントヒルの幻想的な美しさを見事に映画化したんだと思います。  ただ日本人とは宗教が違うためか、解釈もだいぶ違っています。 このサイレントヒルはどうやら「死後の世界」らしいのです。 シャロンとローズとシビル捜査官はあの事故で既に死んでいたと思います。 また微かに少女趣味が漂うのは、そこが女性しか立ち入れない空間だったのかもしれません。 サイレントヒルという町は人間がいないからこそ美しいのだと思ってました。 この作品では人がずらずら出てきますので、そこが欠点でした。 ただこの監督は人間の暴力や生々しい邪悪を描きたい監督であるなら人が沢山出てくるのもしょうがないと思います。  音楽をまるまる使用したのは、ゲームの方のイメージとダブるので使い分けて欲しいです。 幻想性は高いし、この独特の哀愁はクセになります。  最後に一人残されたダリアの悲しみは深いです。 あの世に逝ききれない魂の集う場所がサイレントヒルだとするとまた哀愁が増します。  ダリアの風貌と、アレッサが血を浴びて踊るシーンと、霧で包まれた灰色の教会は巨匠ティム・バートンにも見せたい気がします。  この幻想的な哀愁を味わうために年に一回は観てます。   
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-05 22:03:41)(良:2票)
47.  マタンゴ 《ネタバレ》 
(2008年映画メモをもとに) 気持ち悪いです。 ついにおマタンゴ拝見しました。 マタンゴとはなんとも毒々しいく強烈なネーミングなんでしょう。  作品も同様に毒々しい作品です。 この迫りくる恐怖と気持ち悪い感じはホラーの傑作です。  (それとは違う意味で)冒頭で船内のセレブな感じがキモかった。 廃船の国籍が分からなく得体の知れない研究がされていたという不気味さは効果的。 突然変異ってバイオハザードやん。 ゾクゾクする。  そしてこの作品最大の功績はキノコです。 毒キノコをテーマにした着目点はレベルが高い。 僕はキノコやコケやカビみたいに湿気の多いジメジメした感じが大好き。 んで、そういうのがじわじわと迫ってくる恐怖感がこの作品は素晴らしい。 とくに、不気味な足音を響かせて夜の船内に入ってくるあれには参った。 、、、、こういう恐怖のサバイバル状況におかれると、女性がいやにも色っぽく見えてくるのが不思議だ。 森に入ったときの不気味な声がヤバい。 最後の「センセー」って声が不気味だった。 精神病院の窓からみえるネオンの光も、華やかだけど毒々しいのかも。 マタンゴ島も現実もそう変わらないってか。  この迫りくる恐怖と快楽からは決して逃れることのできない!究極の毒々サバイバル・ホラー! 
[DVD(邦画)] 8点(2012-03-01 12:58:13)(良:1票)
48.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 
雰囲気がなんとなく素晴らしいです。ダークで重い感じがします。 時代背景も良いです(え!中世ヨーロッパじゃないんですか?)。 壮大な音楽も素晴らしいのでサントラ買いました。 元の「フランケンシュタイン」をここまでストーリーを面白く豪華に再現したのは素晴らしいです。  オリジナルのフランケンシュタインの怪物はあまりに冷たい無表情が死のイメージですが、 このリメイク版フランケンシュタインの怪物には「心」があります。 それが温もりになってしまうので、オリジナルのフランケンシュタインの怪物の持つ「冷たさ」とは異なるものになってしまったと思います。 この冷たさこそ非人間的なんですが、リメイク版の怪物はまだ人間的です。  怪物に「心」があったら怖くない。人間的に共鳴してしまうから。心が通じればもはや怪物ではない。 そこがなんか違うんだと思う。 元のフランケンシュタインの怪物の表情は死そのものだ。 リメイク版は怪物が笑った時に「あ、デニーロだ」って親しみをもって思ってしまう。 ロバート・デニーロの笑みは怪物の冷たい笑みとは異なりすぎる。 でもこのリメイクの怪物はマントをまとい、森を歩く姿などは童話のようでとても神秘的な感じがして良かった。 怪物を「森の精霊」と喩えたり、木笛の暖かい音色など、そういった童話のような幻想的な雰囲気があって好い。おじさんが鍋でシチューを煮込んでいる画もファンタジーだ。 映画「フランケンシュタインの花嫁」からもレディ・フランケンが登場しますが超キモいです。女性にとっては残酷だと思います。  「フランケンシュタイン」っていえば、未だに博士ではなく怪物を連想してしまう。 それだけインパクトのある名前だ。 このフランケンシュタインは娯楽性も高く、映画として面白いです。  ホラーですがファンタジー色が強いダーク・ファンタジーという趣です。 寒々しく悲しすぎる壮大なラストは非常に心に残り続ける名場面です。  
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-01 02:49:15)
49.  サイドカーに犬 《ネタバレ》 
非常に面白い作品でしたが、少女がめちゃ可愛いでした。 ”思いでぽろぽろ”や”ちびまる子ちゃん”みたいにノスタルジックで不思議で、 終わった後にはなんとも寂しくなる不思議な映画でした。 夏が終わってしまう寂しさでしょうか。いろいろだと思いますけど、 印象深い作品でした。  よう子さんも自由奔放で魅力のある不思議な女性でした。 
[DVD(邦画)] 7点(2012-02-28 22:22:18)
50.  雨月物語 《ネタバレ》 
(当時の映画メモをもとに編集) 日本の美しさというものを思い知らされました。  特に沼を船で渡る場面は美しいです。深い霧が渦巻いていて、凄く幻想的な感じがしました。 まるであっちの世界に繋がっていそうな、消えてしまいそうで異様な感じです。  “美しい女”は、とても怪しい美しさでまた異様です。 ああいう黒髪を見ると、日本人の深い何かを感じて怖いです。 付き添いのおばあさんも、怪しい感じがとてもよく出ていたと思います。  主人公の陶工の奥さんがとても母親みたいに優しくて、とても悲しかったです。  現実と幻想を描き男と女の違いが身に染みた圧倒的な物語でした。 (男とは現実を見失うものかもしれません) とても深くて異様な美しさです。 (以前は悪意に取り憑かれた心を害するレビューをしてすみませんでした。) 
[DVD(邦画)] 9点(2012-02-27 23:30:55)
51.  ゴーストシステム 《ネタバレ》 
(2009年の映画メモをもとに) 女子高生ホラー。 この手作り感というか、学芸会のビデオで発表しそうな感じがたまりまへん。 もう愛嬌です。 逆に僕は廃墟が好きなので、山奥の廃墟に居心地の良さを感じてしまいました。 あのドーム型の廃墟とかけっこう良いです。 ドーム型の廃墟と少女がマッチしています。 ただ、屋根のタイルが美少女の頭の上に落ちてこないかと心配してしまいました。 けっこう怖いかと思ったのですが、「貞子モドキ」が出てきたときに爆笑しそうになりました。もちろんしなかったですけどね。 凄いチープなシステムも心地いいです。もう愛嬌です。 また、少女が非常に可愛いです。 だいたい女子高生ホラーなんてセーラー服を無理に着て、本当に女子高生だか怪しいところですが、この少女は本当に中学生と高校生の中間くらいの少女らしさが全体から漂います。ホラー映画の中にも清純ぽい雰囲気が感じられます。 この作品では、清純で潤いのある少女だけは確かに楽しめるのが救いです。 だから廃墟も印象に少しだけ残ってます。 あと親友の彼氏で、それが金髪のヤンキーかと思ったら、意外と優しいイイヤツだった。 しかしここまで才能のない映画は珍しいです。チープです。どうして映画の仕事が出来るのかなあ?  
[DVD(邦画)] 2点(2012-02-27 21:56:02)
52.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム 《ネタバレ》 
”ソウ”や”キューブ””バトルロワイアル”など、過去のヒット映画からの影響を感じます。 シチュエーション映画で、 シチュエーション的には良いですよ。 あの隔離施設の雰囲気は良いです。外観も良いです。 さまざまなオブジェも良い。 アル中のおじさんが良い。 スプラッタも適量に。 帰りは徒歩かよ。1億円は投げねぇだろw 
[DVD(邦画)] 4点(2012-02-27 00:03:28)(良:1票)
53.  ALWAYS 三丁目の夕日 《ネタバレ》 
映画版の3丁目には沢山の優しさと感動と希望があった。 ただ子供の頃に原作漫画を読んでいたけれど、その雰囲気とはあまり重ならなかったです。 はたして昭和とはこのような感じなのでしょうか? なんだかゲームみたいな、ファイナルファンタジーみたいな昭和ですね。 絵に描いたような昭和風景は空想という言葉がぴったりくる気がします。 原作漫画にも幻想的な雰囲気が漂った感じがしましたが、この作品のファンタジーとは異質な気がします。 温もりとともにある哀愁、暗さや妖しさ、闇の怖さ、不気味さがもっとあると思います。 夕方になると変な影ができて、不安で寂しかったりすると思います。妖怪がいたり、妖しい現象があったりすると思います。 原作漫画ではそんな雰囲気だったと記憶していますが、気のせいだったかもしれません。 原作漫画で印象に残るのは死の色濃さです。 この作品には情緒的な寂しさがあまり無かったかもしれません。 原作漫画の感動のさせ方はもっと自然に来るものだと思います。 この映画版ではドオっと感動が来るので、そこがまた良いのかもしれません。 暗さが無いのも、ファンタジーとしてそっちの方がいいのかもしれません。 ただ今の時代に必要とされている要素が沢山詰まっていると思います。 その一つは家族かもしれません。 この作品でも家族は重要なテーマであるように思われます。 とくに血の繋がった親子よりも、心の繋がりこそが親子であるというのはこの作品でそうなんだと思いました。 文学先生の茶川と子供との再会は感動的です。観ないと人生損しますレベルの大爆発感動です。 見えない指輪をはめる場面はまた感動的で素敵です。  東京タワーは人々の未来への希望が感じられ、見ている側もパワーをもらえます。 まさに今のスカイツリーと同じ状況です。 ただ素直に感動できなかったことが、テレビをみんなで観ているときの一体感、あんなの嘘だよ~。今はハイビジョンですけど。 原作の時代は経済成長の希望に燃えていましたが、今は物質的な豊かさは頂点に来て経済成長も壁が見え、必要とされるのは心のファンタジーです。それがこの映画だと思います。 ファンタジーだからこそ今の人々に夢や希望を伝えられるのではないでしょうか。 余談だけど堀北可愛すぎ。田舎っぽさとホッペの赤さが可愛さを増して、今の堀北より可愛い健康少女でした。 
[地上波(邦画)] 7点(2012-02-24 01:58:11)(良:1票)
54.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
面白かった。感動した。これは想像以上に素晴らしいものだった。 実はあまり期待していなかったので、映画館まで行って観たいとも思わなかったのだ。 しかし、ありがたいことに映画を見る機会に恵まれ、いざ見てみると、かつてのジブリ映画を見たときに感じた感動のようなものが少しだけ心に蘇った。 実はここ1年くらい、自分はジブリ映画を封印していた。 なぜかって、自分はジブリ映画を見るに値しない人間だと思っていたから。 よく自分の好きな映画を数年ぶりに見るときに感じるあの「観るのが勿体ない」という感覚が自分の中であまりにも肥大化してしまったために、それを見るための精神的エネルギーが物凄い必要なのだ。 正直いって過去のジブリアニメが大好きな自分としては、昨今の(「ハウル」以降の)ジブリアニメは不発な気がして仕方なかった。 それで、久々にジブリアニメを見たものだが、かなり感動した。 この「アリエッティ」は、自分の中では近年の作品を遥かに凌ぐクオリティだと感じた。 全てにおいて素晴らしいのだから、書くことも少ないが、少しあげてみる。 ①まずアリエッティの美しさは、 宮崎駿作品の少女とは違う、外国のお姉さんという感じでかなり気に入った。 ②音楽は外国の人が作曲しているらしいが、その音色は北欧ファンタジーっぽくて心地良い。 ちょっと音をもっと抑えてほしいと思う場面も映画館ではあったが、しかし弦楽器に木の温もりや木漏れ日のようなものを感じてとても癒されるのだ。 だからアリエッティ・ソングが劇中に流れてきたときにも、ゾクゾクと感動が走った(曲が途中で少しだけ止まるの反則)。 そしてこの「優しさ」、、、それは普段の生活では感じられないものであり、そのあまりの優しさに涙が流れた。 ③小人であるアリエッティの視点で描かれることで、全体的に「巨大感」がうまれる。 例えばアリエッティが蔦をよじ登る場面では「ラピュタ」のような感じが少しあった。 また小人の視点だと、自然の植物なども大きく見えるので、スケール感があって良い。 ナウシカ・ラピュタ・コンプレックスも僕にはありますが、この作品はこれでいいと思う。 《追加》 スピラーは好きじゃないけど、アリエッティーのお母さんはトボけていて愛嬌のある愛おしいキャラだ。良い味を出し過ぎている。 
[映画館(邦画)] 7点(2011-12-17 03:37:25)
55.  ルパン三世 血の刻印~永遠のmermaid~<TVM> 《ネタバレ》 
また楽しめました。 これは初期のジブリ作品の影響を非常に強く感じます。 今もなお数多くのフォロワーを生んでしまう過去のジブリ映画の偉大さをこの作品でもまた思い知らされました(コンプレックス丸出し)。 目指すところはカリオストロの城でしょうか。 ハイジも出てきますしシータも出てきます。 トトロの抜け穴も出てくれば、魔女の宅急便の飛行船や自転車飛行機も出てきます。 たぶん、腐敗した巨神兵も出てきたと思います。 またバイオハザードも出てきますが、残念ながらブロリーまでは出てきませんでした。 マキとルパンが自転車でビルの階段を下る場面では性的なものすら感じてしまいました。 この場面を夢に見たら、たとえ30歳でも僕は夢精してしまうでしょう(30歳ではありませんが)。 そしてファンタジーというか霊的すぎて、これをシリーズファンはどう思うのでしょう。僕は最近のいくつかとカリオストロしか記憶にありませんので。 (たとえばナウシカのような)霊的な物語を描くのに(これは自己判断ですが)霊的な温かみも永遠を感じさせる深みも僕は感じなかったのですが、そんなものを最近のアニメ作品に求めるのが無理でした。自分の悪い癖です。この作品では 「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」 という名言のアンサー的な部分にまで迫っているような気もします。 ミサは「ロミオの青い空」のアンジェレッタを思い出します。カルト過ぎてすみません。 そしてこれもまた自己判断なのですが、マキというサブヒロインの存在に 二次炉利人口の増加率まで伺えてしまうのという、これは僕の思い込みでしょうか。そうでしょうね。むしろそうであってほしいです。 それと比較するとミサはサディスティックで病的な願望の矛先となり、ネクロ愛的なエロスのイメージまで感じてしまうのはたぶん僕の気のせいだろう。 毎度こんなレビューですみません。 
[地上波(邦画)] 5点(2011-12-09 21:51:25)
56.  コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 
専門学校の頃に先輩が超面白いって薦めてくれたのを思い出してレンタルして見てみた。 ごく普通のどこにでもありそうな日常風景。ただコーヒー飲んでタバコ吸って話しているだけなのに、なんでこんなに楽しいんでしょう? ただの日常の風景でもそこには物語がある。 コーヒーとタバコ、テーブル、それに話し相手がいればそこには物語りが生まれる。 その人物に思い入れはないが、どんどん彼らに引き込まれてゆく。 人物像が、思いもよらない関係が、徐々に(コーヒーとタバコによって?)暴かれてゆくところが面白いと思った。 人間一人一人に物語や秘密があるみたいだ。 ただのささやかな物語みたいで、感じがいい。 それになんかお洒落な感じがして、とてもいい。 あえてモノクロみたいなところがいい。 白黒のチェックのテーブル柄もあったし、そういやコーヒーとシガレッツって白黒だなとか思った。 「間」が面白かったり、変だったりして好きだ。 「リラックス・ムービー」って書いてあったけど、 コーヒーやタバコをやるような感覚で見ろってことか。 リラックス一服映画。 、、、ちょっとだけ緊張感ただようようなところありましたけれどね。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-20 01:47:12)
57.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
ふと、この作品を思い出した。 このアニメ作品を初めて見たのは高校生の頃だろうか。 泣いた。そして淡い気持ち。おそらくこの「アッパレ!戦国大合戦」は純愛映画史上の大傑作である。 ただ、しっくり来ない感じもある。そのしっくり来ない感じは少しだけ「カリオストロの城」と似ている感じかもしれない。 僕は「クレヨンしんちゃん」の大ファンであり、この「アッパレ!戦国大合戦」も大好きなのである。しかし僕も心のどこかで「しんちゃんじゃなくても良かったのでは?」説が僅かに浮上してしまうからだ。 この映画の「美しい純愛」は心象風景に美しく残るのであるが、しんちゃんの存在は少しそれとは異質に思えてしまう。 又兵衛としんのすけの友情は良かったですが。 それに、クレヨンしんちゃん映画を求めた場合、クレヨンしんちゃん要素が低い。 クレヨンしんちゃんアニメに求めるものとは少し違う気がする。 この作品の「クレヨンしんちゃんではない部分」が高評価されている点が自分としてはしっくり来ない。 それに、純愛映画として素晴らしい傑作なのに、もっと多くの大人に見てもらいたいのに、この「クレヨンしんちゃん」というタイトルとキャラクターが年配の映画ファンを遠ざけてしまっているようで勿体ない。 しかし、しんちゃんシリーズでなければ、この様な神がかり的な傑作にはならなかったような気もする。 クレヨンしんちゃんと純愛映画がうまく両立できていないわけでもないようだ。 あ、そうそう、本当は助からなかったはずの又兵衛が少しだけ命をもらった感じがとても良かったです。それこそがしんちゃんの存在意味かもしれません。 まあ、しんちゃんが出てこないリメイク作品はあまり価値がないようです。  これほど美しい純愛物語を僕は知りません。
[DVD(邦画)] 8点(2011-05-18 01:38:36)
58.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
もういいかげんレビューします。何回か見ているので、感想が定まっていませんが、、、。 これは日常の風景のデフォルメの仕方が面白いと思いました。 日常の風景を切り取り、それをどう面白くするか、どこまでユニークに出来るかというところに表現を追及した宮崎駿の表現力と、アニメーション作家としての芸術的な才能を窺えると思います。 いちばん最近見たのが1年以上前なんでうろ覚えですが、あの天野喜孝を思わせる波の表現が素晴らしい。他のアニメでああいう表現はしない。 現在のアニメの波の描き方を定着させたのが宮崎駿だったと思うんですが、その定着しすぎたところに新たな表現方法を加えるアニメ作家としての魂がすばらしい。 いろいろな描写で見えてくるユニークな日常世界に引き込まれる。 この作品では日常的な描写に温かみが満ちている。 宮崎駿の作品の素晴らしいところは、その世界の日常生活までも見事に(緻密に)しっかりと描き、その世界の温もりを演出することだ。 何かを食べる場面では、宮崎駿の才能を僕は否定できない。 このポニョでは、暖かなミルク紅茶と蜂蜜が印象的だ。 子供の視点かもしれないが、ここまで温もりのあるアニメを僕は最近見ていない。 宮崎駿の核となるのは水の表現であると、以前に宮崎駿監督の特集でやっていた。 この作品でも宮崎駿の得意とする水の表現が見事である。 それはどこかパンダコパンダを思わせる。 この作品はファンタジーではあるが、絵本のように日常の周りで起こっている感じが好感もてる。 ポニョも宗介も幼い子供であり、その視点で描かれているので子供っぽい印象はある。 DVDパッケージからも、テーマソングからも、子供向けの絵本のような作品だと想像できる。“ナウシカ”や“もののけ”のような深刻なスペクタクルではない想像くらいはできる。 そういった垣根がちゃんとあるにもかかわらずに、大人が子供を押しのけてその塀を乗り越えてきて、わざわざ花畑を荒らして「子供っぽい」などと否定するのは(自分も他ジャンルでよくやるが)とても大人気ない。 体が大きくなってしまった僕たち向けには、この作品は作られていないかもしれない。 
[DVD(邦画)] 8点(2011-04-13 04:42:19)(良:1票)
59.  GOEMON 《ネタバレ》 
ちょっとナメきってました。所詮はオタク系のゲーム脳に侵食されたキャラ売り映画だと思ったんです(自分もゲームとか好きなのに大分失礼な言い方ですね)。 ところが、その映像美やら色彩美といったら、、、とても舐められたものではありません。絢爛豪華。 「ザ・セル」の日本版といったら誉めすぎでしょうが(あっちの方はもっと寓意的なものや詩的な表現があるから美術的にも上という意味です)、日本の誇るゲーム美術を生かして、観客の目を充分に楽しませる映像作品としては完璧です。 FF‐Xの影響を良い感じに受けた作品で、それと類似した映像世界観がしばしばみられます。 ただ、やはりゲームCGやアニメ文化からの影響の中で作られた印象があり、10代向けに作られているようなので、自分も10代のころに観たらもっと興奮したり、カッコイイと思えたでしょう。 いや、カッコイイんですよ!(自分の感性が幼いからか?)だけどそのカッコ良さがらせ方が10代指定のものなんです。 自分は楽しめるけど、もしこの映画をじいちゃんに見せたらどんな反応するであろうか? ふとそんなことを考えた。 浮世離れしすぎた映像世界が、あんまり社会人向けではないかも、、、 現代版浮世絵みたいな感じかもしれないけど、 たとえ美しいと感じても、この美しさをあまり自分の心のコアの部分にまで持っていくことがためらわれる。 でも茶々の美しさは別物です。 茶々が超可愛いです。優れたデザインの着物と相まって美人の妖精のようです。彼女の大人姿も子役姿も凄く好いです。  まるでゲームのヒロインの実写版といった感じです。
[DVD(邦画)] 6点(2011-04-03 14:32:59)(良:1票)
60.  少女 an adolescent 《ネタバレ》 
おお、いわれてみればおフランス映画っぽかったような。 まったく僕は邦画には全く疎い。 ただ「少女」ってタイトルとジャケットに引かれてレンタル。 しょしょ、、、しょっ少女にいいぃぃっい刺青、、、!? 本当にそんな下らない理由で、まるでエロ漫画を選ぶかのような、ごく幼い中2なエロス目的でレンタルした記憶がある。 その際は全くあらすじも読みません。 まず僕はあのダメダメ警官が好きになれませんでしたし、感情移入するのも嫌な感じでした。 なぜだかは記憶にありませんが、そんな気がしました。 ただどうでもいい話ですが、最初に警官が郷愁漂う田舎道をチャリでこいでゆく場面は なかなか良いもんです。 ああいう町並みは好きです。夏っぽくていいです。ただ、それはどうでもいい話です。 少女ですが中学生だそうですが、いやいや全く嘘800億です。いやいやいや! 女子高生?いやまぁ!それも疑わしいこと。 ま、当然ですね。だって犯罪になっちゃうもんね(爆)(爆)(爆)。 ははは犯罪はいけまへん。 しかし不思議なもんですね。見ているうちに本当に女学生に見えてくるものです。 入浴シーンや少女が自分のセーラー服を洗濯する場面では、それは「覗き」のエロスです! 入墨するシーンでは白くて柔らかい肌が傷つけられるという、少女がこれから一生かけて「傷物」になるという、少女の顔が苦痛に歪む、そういったごく一部の愛好家にとってのエロスです。 それにしてもデブがひきつけを起こす場面は汚いです。 おじいちゃん彫り師は「アンタのその綺麗な肌に彫りたいねん!」 少女:「そんなことしたらお友達とプールにも行けないわ!身体測定は?」 おじいちゃん彫師:「彫りたいねん!かまわへん、彫ったらええねん!じょじょっ女子ちゅっ中学生が刺青を入れちゃいかんと法律ばあると!?どうどうとしちょれ!」(そんな言い方じゃねぇか?バカにし過ぎですね) もう、超一方的なんですね。 いや~変態ですね。まったく僕と同じですよ。 
[DVD(邦画)] 6点(2010-10-05 03:37:31)(良:1票)
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