1141. 大地の子守歌
『おしん』の様な話はどうも苦手なのだが、ラストは感動できた。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-18 15:25:33) |
1142. シミキンのスポーツ王
題名からして凄い。 なんだ「スポーツ王」って。 日本語の範疇を超えたキテレツな題名。 内容はとにかくハチャメチャ。 ドタバタ喜劇を超えて、ハチャメチャ喜劇。 もうやりたい放題。 バカに成りきって観られれば楽しめる、かも(?)。 ところで、川島作品のキャスト・スタッフ表示って面白い。 とても個性的。 『お嬢さん社長』でもそうだったけど、ナナメに字が流れたり、そもそも字がナナメだったりする。 これは独創的だ。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-15 22:33:48) |
1143. お嬢さん社長
私的には川島監督の魅力というか、川島作品らしさがよく出ていた作品だと思いました。 確かに美空ひばりの歌ばかりで、どうかと思うシーンも多いですが、川島監督作品らしい人情・喜劇ぶり、そして川島監督の人間に対する愛情みたいなものが良く伝わってきました。 けっして傑作と言える様な作品ではありませんが、愛すべき川島作品の一つだと私は感じました。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-05-14 01:36:49) |
1144. 大江戸五人男
豪華キャストで見応え十分の内容だが、テンポはそれほど良いとは思えない。 又、時代劇につきものの、聞き取りにくい会話の数々。 それが災いして、どうも話が解りづらい。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-12 00:02:42) |
1145. また逢う日まで
《ネタバレ》 本作を見ようと思った理由は、もちろんあの伝説の「ガラス越しのキスシーン」を見るためです。 終盤近くに出てくるのでは?と勝手に想像していたら、中盤付近でそのシーンが登場し、ちょっとびっくり。 でも、さすが伝説の名シーン。 シビレましたね。 実に映画的美しさにあふれた素晴らしすぎるシーンです。 内容をぬきにしても、あのシーンを見られただけで十分です。 それにしても、本作の久我美子は実に可憐で、可愛らしいです。 こんなにも可愛らしい久我美子を見たのは初めてです。 それだけ今井正監督、その人が偉大であるということでしょう。 (2024.6.9追記) 大女優、久我美子さんがご逝去されました。とても寂しい。時代を超えたあなたの輝き、可憐さ、今後も忘れることはないでしょう。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-05-07 23:37:28)《更新》 |
1146. 荷車の歌
山本薩夫監督の作品って、どうも息苦しくて、それほど好みではないが、力作が多いため、力ずくでその作品に引き込まれてしまう。 本作も、紛れもなく力作であった。 三國連太郎の演技は相変わらず素晴らしい。 脇を固める出演陣も渾身の演技をみせる。 山本監督が、本作を完成させる為に、相当の労力を費やしたというのも頷ける、素晴らしい演出である。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-07 19:57:25) |
1147. 恋の花咲く 伊豆の踊子
《ネタバレ》 川端康成の文芸小説『伊豆の踊子』は、何度か製作されているが、本作が一番最初に製作されたものである。 1930年代の作品だけあって、保存状態も悪く、やや退屈する部分もあるが、ラストはとても心を打たれた。 人間にとって「愛」というものがいかに大きな存在かを、非常に切なく叙情的に語っている。 好きな人の幸せを願うが故に、自分はその好きな人の前から去ることを決意する。 でも、それって本当に相手の幸せにつながるのだろうか?? 人は、本当に愛する人と結ばれればこそ、幸せになれるのではないだろうか?? そういったことを、ふと真剣に考えてしまった。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-05-07 19:51:09) |
1148. 実録三億円事件 時効成立
府中で実際に起きた「三億円事件」を“実録”と題し、サスペンスフルに綴った石井輝男作品。 未ビデオ化作品にて、池袋の「新文芸坐」で鑑賞した。 序盤に「三億円事件」が実際に再現される。 これはかなり面白い。 特に、私のような多摩地区生まれの人間にとっては、「府中」「西恋ヶ窪」「調布」「日野」などの地名が出てくるたび、なんか興奮してしまう。 しかし、その後がよくない。 事件を再現した後の展開が、どうもダルイのだ。 実録どころか、いかにも推理小説のようなわざとらしい展開。 後半は退屈してしまった。 [映画館(邦画)] 6点(2008-05-07 19:45:33) |
1149. 日本の悲劇(1953)
《ネタバレ》 悲劇というより、世の殺伐たるを嘆いてる様かの内容。 他人を信じようとはせず、自分の殻に閉じこもる。 そんな世界観が作品内を支配していて、どうも好きになれない。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-06 12:13:34) |
1150. DEATH NOTE デスノート the Last name
片瀬那奈の露出を見られたのが良かった。 それ以外、得られたものはなし。 [DVD(邦画)] 1点(2008-05-05 02:47:14) |
1151. DEATH NOTE デスノート(2006)
最初の5分で観始めたことを後悔した。(最後まで観たが。) [DVD(邦画)] 1点(2008-05-04 01:26:44) |
1152. 還って来た男
おやおや、青観さんしかレビューがないんですか・・・ 本作ですが、佐野周二の魅力は発揮されているものの、全体的に散漫な印象で、川島作品としては凡作の感が否めないです。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-03 09:46:04) |
1153. 御誂治郎吉格子
前半は話がわかりづらく、惰性で観ていたが、後半はよく理解できました。 まあ、本作は観て楽しむというより、ほぼ元のまま現存している貴重な作品を観るという部分に、観る価値があるのではないでしょうか。 [ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-02 00:54:09) |
1154. 今年の恋
映画館で鑑賞。 というか、高いお金を出して木下惠介のDVD-BOXを購入しない限り観ることができない作品だ。 お目当ては若かりし頃の田村正和を観ること。 吉田輝雄も好きな俳優なので、本作に“爽やか兄弟”を期待した。 ところが、田村正和は“若い”というより、“単なるガキ”といった感じで、期待とは異なった。 まあ、それは置いておいて内容の方だが、これがかなり面白かった。 話としても良かったし、声を出して笑える箇所がいくつもあった。 映画的な面白さもさることながら、笑ってストレスを解消できたという意味でも、私にとって観る価値のある作品だった。 吉田輝雄は、相変わらず女性を横に乗せて爽やかドライブが良く似合う。 岡田茉莉子を助手席に乗せて、颯爽と車をはしらせる。 これが実に様になっている。 そして、不思議とどこか面白い。 ここまで型にはまった爽やかドライブを見せられると、思わず顔がほころんでしまう。 DVD-BOXではなく、単品DVDで発売したとしても遜色のない傑作である。 [映画館(邦画)] 8点(2008-04-29 23:39:13) |
1155. 14歳
高橋泉が脚本を担当しているが、この人は才能が本当にあるんだろうか? 巷で認められている程、才能も実力もないような気がするのだが・・・ 映画館内では、眠くて仕方なかった。 苦痛だった。 私以外にも、映画館内のあちこちで、背伸びやあくびが連発。 みんな私と同じ感想だったに違いない・・・ [映画館(邦画)] 2点(2008-04-25 23:22:43) |
1156. 隣りの八重ちゃん
期待が大きすぎたせいか、そこまで特別なものは感じなかった。 ただし、八重ちゃんの可愛らしい嫉妬、好きな男と一緒にいる時のはしゃぎ様、とても純粋な振る舞いで、観ていて心が和んだ。 心の安らぎを得ることのできる良作だ。 それにしても助監督に豊田四郎と吉村公三郎、撮影助手に木下惠介という布陣は凄いなぁ。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-04-21 22:46:34) |
1157. 踊る大捜査線 THE MOVIE
コメントの書きようがないほど、普通のテレビ映画です。 [DVD(邦画)] 4点(2008-04-20 11:36:54) |
1158. 人間魚雷回天
《ネタバレ》 『雲ながるる果てに』を観た後では、残念ながら同じ展開に少し飽きがきたのは事実。 しかし、凄まじいまでの反戦映画だ。 現代の人間はこの様な反戦映画をもっと観るべき。 どんな説教や授業なんかよりも、よほど真に迫るものがある。 戦争がいかに残酷で無用なものかを、ここまでハッキリと観る者に訴えかけてくる作品はそうにない。 こういった救いようのない話は、個人的好みには合わない。 しかし、一度は観るべき作品として、皆様に推奨したい作品である。 そういった救いようのない話の中で、唯一、純粋に心打たれたのが、木村功の海辺での最後のロマンス。 これにはまいった。 あまりに哀しすぎる。 平和な時代に生まれた有り難味を、非常に実感することができた。 愛する人を大切にしたい。 生きていることの喜びをもっと堪能したい。 明日への活力をそういった意味で得ることができた。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-04-19 19:38:02) |
1159. 雪国(1957)
岸恵子の演じた駒子。 これがどうも好みに合わない。 こういう女性は苦手。 妙に女くさすぎるというか。 しかしそれとは関係なく、豊田四郎の撮る映画は、実に「モノクロ映画」らしい叙情に溢れており、魅力は十分。 モノクロ映像による美しい雪国。 それを堪能できただけでも満足だ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-04-18 21:16:16) |
1160. ビルマの竪琴(1956)
市川崑監督の代表作に恥じない高いレベルの作品でした。 桟橋において、あの距離でかつての同志とすれ違ったなら、さすがに気付くでしょうに、ってツッコミは置いておいて、2時間たっぷり楽しめました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-14 00:18:42) |