141. ドラゴンボールZ 復活の「F」
《ネタバレ》 新世代ドラゴンボール映画第2弾は蘇ってドリョクしてゴールデンになった宇宙の帝王「F」のスペシャルリベンジマッチ。そのお相手はもちろん二人の地球在住のサイヤ人、カカゴッドにベジゴッド。おめぇら、どんだけ強ぇのかよう分かんねっぞ。マッスル無天老師、のらりくらり戦法のゲストキャラ・ジャコもイカす。ザコ宰相の不意討ちからウィ~ス・マジックのオチには拍子抜け。時間よ戻れ…何でもありじゃんかっ。それでも平均点以上で良作。 [映画館(邦画)] 7点(2015-06-13 23:29:07) |
142. 寄生獣 完結編
《ネタバレ》 人間VSパラサイト、狂信的ファン層が支える異色SFモンスターコミック実写映画化の完結編。排他的なエゴイズムを抱える点においてヒトもケモノもおんなじ、むしろヒトの方が余程に残酷ーそう暗示している浦上の粘りのラストシーン。決して蛇足ではないひと悶着。深すぎる20年前のコミック。卓越したVFXを駆使し、グロさと迫力で魅了するモンスターバトル。多少の簡略化はあるものの、前後編4時間程でよくまとめられたストーリー。さすがは山崎貴監督。秀逸なる原作者と監督の力が見事に融合。漫画実写化の成功例の一つとして記憶に刻みたい。良作。 [映画館(邦画)] 7点(2015-06-08 00:29:02) |
143. ワイルド・スピード/SKY MISSION
《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。ポールに捧ぐ。シリーズ第7弾は我らがポール・ウォーカー遺作。追いつめられたら取り敢えずお空へダイブ。シリーズキャスト総出演によるダイハード顔負けのミラクルハイパーアクションの連続がものすんげー。どデカいバトル花火の乱れ討ち、ポールよ届け!ポール亡き後のシーンは弟サンが代役してたみたいだけど、ほとんど違和感なかったほど加工がお上手。おチャラけタイリースの小ボケがこれまた絶妙スパイス、ダイブをビビる時の顔が面白スギ。全て思い出した記憶喪失のレティ。グッとくるポールとの思ひ出が詰まったラストショット。道を別つとも我らは永遠のファミリー。「さよならBye Bye」。シリーズ最高傑作。 [映画館(字幕)] 7点(2015-05-31 23:02:55)(良:1票) |
144. 寄生獣
《ネタバレ》 世界規模で大ヒットの日本が生んだモンスターパニック漫画、満を持して実写映画化、前編。新一寄生から母親寄生、校内大虐殺、大敵・後藤の出現まで。原作ファンでも初心者でも楽しめるよくまとめられたストーリー。グロくて大迫力のモンスターバトルを違和感なく忠実に再現、さすがはVFX映像の名匠・山崎貴監督。童顔ながらも陰のある主人公を熱演した染谷将太。ただの恐怖映画ではない、原作同様の深みある物語をよく表現していた。良作。大いに期待せずにいられない次作。 [映画館(邦画)] 7点(2015-01-04 00:09:24) |
145. 柘榴坂の仇討
《ネタバレ》 浅田次郎原作の武骨な本格時代劇。主君・井伊直弼暗殺を許してから13年の時を経て時代が変わってもなお、仇を追い続けるサムライ。そんな武士の衿持を保つためだけに生きた漢のお話です。刻々と迫る運命の瞬間。中井貴一と阿部寛、日本刀がよく似合う俳優お二方がぶつかり合う殺陣シーンは、劇中を終始流れる張り詰めた凄味の極み。あれだけの執着を持ちながら目の前の仇を斬れなかった漢。無念としか言えません。それでも良作には違いありません。 [映画館(邦画)] 7点(2014-12-31 20:53:18) |
146. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 日本発の怪獣パニック映画の元祖。新作公開に向けての復習。ただの怪獣恐怖映画ではなく、核戦争を警鐘する濃い社会派ドラマとして表現され、完成度が高いと思います。秘密兵器「オキシジェン・デストロイヤー」発動によりゴジラと共に海へ還る隻眼のハカセ。60年も前にこのような作品が日本で作られていたことに素直に感心しました。お馴染みのテーマ曲はゴジラの威厳を表しています。 [地上波(邦画)] 7点(2014-08-16 22:35:50) |
147. 蒲田行進曲
《ネタバレ》 時代劇「新撰組」撮影秘話を笑いと涙で賑やかに表現した80年代邦画の代表作。主演の若き松坂慶子が歌う主題歌は高校野球などに使われてあまりにも有名。「池田屋階段オチ」は命を張ったまさに一世一代の大仕事。派手な演出でムチャクチャな事もやってますが、古き良き時代のニッポンを写し出した快作。 [DVD(邦画)] 7点(2014-05-25 22:26:57) |
148. 凶悪
《ネタバレ》 約5年4か月ぶり2度目観賞。始まりは死刑囚による告発。次々と「ブッ込む」、残虐な数多の殺人事件の真相を若きジャーナリストが追いかけます。凶悪な「センセー」をリリー・フランキーが怪演、うさんくささ炸裂。目的はカネと復讐、とにかくグロくてエグくてエロい。とても実話に基づいているとは思えないほどにおぞましいです。モデルは「尼のスミダ」か…。 [DVD(邦画)] 7点(2014-04-27 02:11:10) |
149. そして父になる
《ネタバレ》 血のつながりか共に過ごした時間か、取り違えた子を6年間育てた2つの家族が交差するドラマ。BGMのない静かな空気感の中で物語は紡がれます。初の父親役を好演した福山雅治、エリートイケメンパパはハマっていたようです。切ない展開に引き込まれたのですが、あっさりとしすぎたオチに違和感アリ。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-16 22:58:38) |
150. 許されざる者(2013)
《ネタバレ》 20年前の米アカデミー最優秀作品を和風にリメイク。銃弾と斬撃、西部劇と時代劇を見事に融合させた良作です。武骨なる元人斬り十兵衛を渡辺謙が好演、漲るオーラ、「漢は背中で語る」。佐藤浩市が悪代官ぶりを熱演。未開の地・北海道を舞台にぶつかり合う魂。原作をも凌ぐ印象です。 [映画館(邦画)] 7点(2013-12-15 22:13:58) |
151. ONE PIECE FILM Z
《ネタバレ》 新世界の存亡を賭けて麦わらの一味とNEO海軍が激突。NEO海軍の大ボス・ゼットは海兵たちの“せんせー”である黒腕のゼファー。劇中でルフィが二度も敗れるワンピース映画史上最強の敵。ルフィとゼット、ラストバウトはまるで「あしたのジョー」。青キジのナマ歌「海導」はレア曲。躍動感と原作の魅力がギッシリ詰まった良作。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-15 00:48:50) |
152. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 いつも不気味な笑顔の堺正人と変幻自在の香川照之、味のあるクセ者俳優共演にしてジャンル的にも異色のサスペンス・コメディ。売れない役者、プロの殺し屋とその部下など様々な人間を二人が入れ替わり立ち替わりドタバタしながら演じ、サスペンスとして物語は進んでいきます。お笑い満載ながらも予測のつかないサスペンス、間の抜けた雰囲気も相まって不思議な魅力を感じた良作です。 [DVD(邦画)] 7点(2013-05-29 01:57:35) |
153. ブラック・レイン
《ネタバレ》 マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシア、高倉健と遺作となった松田優作が大阪の地に揃い踏み。日米をつなぐ夢のような伝説的作品です。日本人の描かれ方に違和感があったけど、関西人なら特に観ておきたいですね。親友との死別を乗り越えて新たに芽生えた友情は日米友好の証でしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-16 23:16:13) |
154. クリフハンガー
《ネタバレ》 クセある敵キャラを一人ずつ葬っていく、スタローン版ダイ・ハード。主演スタローン、打たれども打たれども決して死なない男、その不死身さはマクレーン刑事並み。それを見ているだけで楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-09 01:40:40) |
155. 涙そうそう
《ネタバレ》 夏川りみの名曲が原作。にーにーと妹・カオルによる異形の兄弟愛を土井裕泰監督が違和感なく表現、やはり泣き所を心得ています。天真爛漫の妹を長澤まさみ、尽くしすぎて亡くなる兄を妻夫木聡が好演。鼻をつまんで泣く姿がこの作品の象徴です。「何くるないさ…」など沖縄弁がチャーミング。 [DVD(邦画)] 7点(2012-10-06 23:23:04) |
156. ハナミズキ
《ネタバレ》 名曲「ハナミズキ」を基にした青春ラブストーリー。波乱万丈の人生を送る2人が織り成す恋愛。少し青臭い青春ドラマから成長して徐々に大人のドラマになっていき、思わず引き込まれてしまいました。「いま、会いにゆきます」の土井裕泰監督、泣かし所を心得ています。世評に反して意外な良作。「ナマラ」、「ダベヤ」…道弁がチャーミングです。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-09 01:41:42) |
157. 麒麟の翼~劇場版・新参者~
《ネタバレ》 “麒麟の翼”は人生再出発の原点。罪を認めるのもまた勇気、過ちを犯した者へ償いと再生を促しています。大ドンデン返しの本格サスペンスと格差社会に悩む若者の姿を痛切に投影した人間ドラマの見事な融合。主演・阿部寛は武骨でスゴみのある役がよく似合いますね。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-03 00:37:32) |
158. 東京物語
《ネタバレ》 東京での再会と尾道での死別。淡々としすぎて少々ヌケた感じはあるけど日本家族の原風景、子の自立と共に疎遠になっていく微妙な親子関係を綴った小津安二郎監督の代表作。和室の床からのぞく「小津的」な独特のカメラアングルが際立っています。 [DVD(邦画)] 7点(2012-08-20 00:50:04) |
159. 一命
《ネタバレ》 「武士の誇り」という日本人にとって重くて深いテーマ。武士であることを捨てワラにもすがる思いの狂言切腹。ギョロ目の市川海老蔵が主演。瑛太の切腹シーンは痛々しくて思わず蒼白…。 [DVD(邦画)] 7点(2012-08-17 00:33:47) |
160. 八日目の蝉
《ネタバレ》 赤子の誘拐犯とその女性から実の子のような愛情を受けて育てられた娘。終始重苦しい雰囲気ですが、一昨年末に旅行した小豆島を舞台にして複雑な“母娘”2人の物語がつながる終盤に感動がありました。 [DVD(邦画)] 7点(2012-01-11 23:54:43) |