1. 鉄コン筋クリート
《ネタバレ》 画が最高!!アニメはこのように進化すべし!架空の町を舞台にしたギャングの話、相棒を失って狂気に陥ちる主人公…少しだけ「MOON CHILD」を思い出した。蒼井優、エンドクレジット見るまで気づかなかった…あっぱれ! [映画館(邦画)] 8点(2007-02-02 19:16:55) |
2. マリー・アントワネット(2006)
《ネタバレ》 アントワネットの豪遊ぶり、おバカっぷり、壮麗なベルサイユ宮殿を見て楽しむエンターテイメント性の強い映画と勝手に思って(期待して)いたが、まったく違った。この映画では宮廷にとらわれた箱入り娘がひたすら人生を浪費していく様子を描いている。気になったのは、マリーの人物描写がとても浅いと感じたこと。キャラがさっぱり定まらずフワフワしている。実際にマリーはそんなごく普通の女の子だったのかもしれない。普通の女の子がいきなりフランス宮廷に放り込まれ、いろんなプレッシャーに苦悩する。贅沢な夜遊び生活三昧や別邸での擬似田舎生活も、見ていて空しいだけ。苦悩の裏返しであることがわかってるから。予想外に深い映画だったが楽しい映画とは言えないので6点。BGMで-1点。 [映画館(字幕)] 5点(2007-02-02 19:09:05) |
3. パプリカ(2006)
映像がすごく凝ってて、楽しめた。原作は未読だが、読んでみたいと思う。ただ、映画全体、特に後半はいかにもオタク向けな臭いが漂っていて、万人にお勧めできる映画じゃないなと感じた。 [映画館(邦画)] 7点(2007-02-02 18:45:20) |
4. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 せつない映画です! 映画館で泣いたの(といってもウルウル程度だけど)は初めてかも。 どんな嫌なことが起こったとしても、その瞬間に心に刻みつけた「過去」は大切な思い出であり、自分やみんなの生きた軌跡。それをなかったことにしてしまう、このこと自体、とてもとても切ない。序盤いとも簡単にタイムリープを繰り返しやってのける真琴だが、この時点から私は切なさで胸がいっぱいでした。 そして、怒涛の展開を見せる映画後半も胸が締め付けられっぱなしw 終わって気づけば映画の始まりから終わりまで、たった1日しか進んでない。なんだこの密度(笑)!! 大好きだこの映画。 でも一言(原作読んでないからあまり下手なこと言えないんだけど)、退廃した未来という設定は話を急にSFチックに見せちゃったので余計だった気がします(現実にあり得る未来だとしても)。千昭はもう少し近い将来から来た人であって欲しかったな。 画、音楽、声優陣全てが恐ろしいくらいマッチしまくりで、この作品の雰囲気を作り出しています。個人的には妹の美雪ちゃんの声に萌え~でしたw それにしてもタイムリープの回数制限がもしなかったら、何の教訓もない映画になってたんだろうな。 [映画館(邦画)] 9点(2006-09-07 01:59:07)(良:1票) |
5. 日本沈没(2006)
《ネタバレ》 予告編でのスペクタルシーンがなかなか迫力あったので映画館で見ようと思った作品です。しかし蓋を開けて見れば、パニック描写は非常にあっさりですっきりしない。ぶつ切りのそれぞれの特撮シーンはよくできてはいるがあっという間で、破壊のカルタシスや恐怖を感じることができませんでした。水没の描写がないのにいつの間にか日本の半分くらい沈没してたし(笑)。一番よかったのは阿蘇山噴火→熊本市街被災のシーンかな(特攻隊長の我らが熊本県は完全水没orz。土地がなけりゃ復興も何もあったもんじゃないよ)。でもどうせなら「カルデラ内は消滅した模様」と言葉で説明するより映像で見せてほしかったな。あと、爆弾設置のために潜水艇で草薙が潜るコースに、沈んだ街並があるのはおかしな話です。設置地点はずっと沖のはずでしょう。見せたい画のためだけに矛盾した演出をするのはやめていただきたい。ラストの爆発シーンには萎えましたね。ってかあれでは海上の船たちは全滅では。といった見せ方面での不満、それに加えて主役二人の薄~い恋愛模様。すぐ明かしてしまう草薙のあの嘘は何のために付いたのか全く不明ですよね。そもそも二人ってどういう関係だよ。ただの助けた・助けられたの関係から恋愛に発展するまでの心情の描写がさっぱりのように思えます。しかも二人のシーンが出会い以外はパニックの現場という極限状況の中のものがなかったというのも、本質的じゃないような気がしました。あ、酷評してますが、同系?のパニック映画「ドラゴンヘッド」よりはずっといいですよ。一応ラストには救いもあるし。あと、序盤から中盤、海のシーンでのBGMはノリノリでよかったですな(爆)。 日本映画にしては映像がんばってたので4点。 [映画館(邦画)] 4点(2006-07-18 23:18:37) |