1. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 最後、留置所での堤真一の演技がすべて。連れて行かれる場面で、光を石神が眩しい目で見るシーン。今まで暗闇の中で生きてきた男がやりきった充実感の清々しい目で対照的な光を見る。あの表情は並大抵の役者じゃできない。そこから再度突き落とされる闇。無表情な石神が声をあげて泣く。やっぱり堤真一はどんな役でもこなす超一流。福山は…。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-10 22:33:54) |
2. アウトレイジ(2010)
その男、等と比較するとどうしても浅い。終わった後のズンとしたものがない。たけしは天才だと思うけど、それも限界に近付いてきているのか…。もっと深くて、もっとイカれた映画希望。日本人でそれができる人は数少ないですから。 [映画館(邦画)] 4点(2010-08-31 00:03:05) |
3. 人のセックスを笑うな
映画じゃなく、日常が切り取られた映像のような極めてナチュラルな演技で、少々尺は長く感じることと、コミュニケーションに違和感を感じる部分もボチボチあるものの、楽しく観ることができた。永作、松山、蒼井の演技力がこの映画の全てといった感じ。題名の「人のセックス~」とは、行為そのものではなく、其々の恋愛の価値観のことじゃないかなぁ~と。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-18 22:20:59)(良:1票) |
4. 図鑑に載ってない虫
《ネタバレ》 狙いすぎていてそれが空回りしすぎって感じの映画。2回程笑ってしまったが、それ以外はとにかく退屈。ジャガー団っていったいなんだったのか?あの小さいボスはなんだったのか?モヤモヤが多く残る結末に更にイライラ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-02-08 11:47:50) |
5. 歩いても 歩いても
起伏のない平坦な2時間ながら、まったく飽きさせることないその理由は練りに練られた脚本、演出と役者陣の強烈な演技力。中でも樹木希林、YOU、原田芳雄の演技は秀逸で、特に樹木希林の演技は、日本の女優でもこんなに凄い人がいたのか、と思わせてくれた。この演技を見るだけでもその2時間は価値あるものになるはず。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-01-30 22:59:55) |
6. 家族ゲーム
《ネタバレ》 最後はヘリコプターが団地の上を旋回している音で、映画が終わるわけですが、いったい何で団地の上にずっと留まっているんだろう、と友人との間でも謎になっていたんですが、私のなりの結論を出しました。それは、物語の途中で戸川純が、棺桶を運び出すのはどうするんですかね?みたいなくだりがあったと思うんですが、あれは、ヘリコプターで棺桶を団地の外へ運び出すための音なんじゃないかと思っています。あと食卓での松田優作の壊れっぷりは必見です。 [DVD(邦画)] 9点(2009-12-11 02:09:24) |
7. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 結局、被告の女性は本当にやっているのか、やっていないのかは分かりませんが、審議の中で、弁の立つ物の意見に流されて、そっちに行ったかと思えば更に弁の立つ意見を述べると、そちらに流れて判決に至るという部分はいかにも日本人ぽくて、コメディーながらもひそかに怖さを感じさせる映画でした。物語は傑作です。さすが三谷幸喜! [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-12-11 01:56:25)(良:2票) |
8. GONIN
《ネタバレ》 邦画では断トツのクオリティーです。これぞ邦画という雰囲気が全体に漂ってて、非常に心地がよい。初見は学生時代でしたが、竹中直人の強烈な死にざまが頭に焼き付いていて、今でも、テレビに出てくる竹中直人を観ると、あのシーンを思い出すくらいです。たけしのビニール傘をさしながら、鉄砲を撃ちまくるシーンも鮮烈。 [ビデオ(邦画)] 10点(2009-11-20 22:03:03) |