1. 連合艦隊
この映画は、海で死んでいった兵士の鎮魂歌だと思います。それゆえ、人間の「死」艦船の「死」を美しく描いています。あくまで「美しく」描いたため、誤解もされているかもしれません。監督は、メイキングで戦争の悲惨さを訴えています。 [DVD(邦画)] 8点(2010-12-13 22:33:59) |
2. 秦・始皇帝
なかなか迫力のある映画でした。始皇帝の映画というと難しそうですが、そうではありません。始皇帝の一代記にせずある一定の長くない期間を描いています。荊軻の市川雷蔵、蘭英の中村玉緒などの演技は、とても印象に残りました。呂不韋の読み方だけちょっと引っかかりますが、作られた当時はそう呼んでいたのかもしれません。娯楽作品として良くできていると思います。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-12 02:46:45) |
3. 地獄(1979)
本当に鬼が出てくる映画はそうない。そのほかの描写も、地獄をあまりにリアルに描こうとするためのシーンとしてはやむを得ないと思う。日常が非日常に徐々に変わり、最後は地獄にまでなってしまう。人間の性(さが)を考えさせられる映画である。当時の世相を反映した、青春映画の一種だったと思っている。印象に残る浜村純のセリフ「行け地獄は闇のかなた・・・」は、青年達に困難を克服してみろという応援メッセージに聞こえた。 [地上波(邦画)] 8点(2010-12-12 01:46:59) |
4. 草の乱
事件の概要をよく伝える工夫をしていると思った。ただこの事件が、後の歴史にどのような影響を与えたかもう少し掘り下げてもよかったのではと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2010-12-12 01:12:01) |
5. 妖星ゴラス
《ネタバレ》 期待通りではなかったです。怪獣が出てきたのには、かなりがっかりしました。まあそれはいいとしても、最後のシーンは、もろ川に模型が漬かっているとしか見えない。大きさがわかってしまう感じがしました。バンザイのシーンも、「あれはないだろう」と思いました。当時時代劇は良いものがたくさんあるのに・・・力みが感じられる映画でした。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-12-12 00:56:52)(良:1票) |
6. 西遊記(1960)
《ネタバレ》 小学生の時、学校のお楽しみ会で見たのが最初です。最初の天空のシーンはとてもユニークな西遊記かと思います。というかこの作品自体かなりユニークな設定をしています。今見てもとても上品なよい作品になっています。印象に残るシーンは吹雪のなかでリンリンが倒れ助かるところで、思わず目が潤んでしまいます。「でたらめの歌」もとても印象的な歌でした。子どものときに、ぜひ見ておくとよい映画だと思います。 [ビデオ(邦画)] 8点(2010-12-12 00:30:40) |