1. みんなのしあわせ
死亡した老人が隠し持っていた大金を、マンションの住人が争奪を繰り広げるっていう話。いきなりのオープニングのセンスのよさにビックリさせられ、ラストまで程よく気の抜けない展開になっているところに「どつかれてアンダルシア(仮)」も撮ったアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の才気を感じた。全体にブラックなのもところどころにある遊び心もすごくいいんだけど、どうもあの主人公(の行動)に感情移入できなかったのが残念。でも、人間ってやっぱりああいう生き物なのかも…。 7点(2002-06-21 00:44:33) |
2. 蝶の舌
「ライフ・イズ・ビューティフル」のような、痛烈な戦争批判が伝わってくるヒューマン・ドラマ。あまりにも切ないクライマックスは感動モノだけど、僕はギリギリ泣かなかった。悲壮感が漂いすぎてたからかな…?「オープン・ユア・アイズ」の監督、アレハンドロ・アメナバールが担当した音楽も控えめで作品のムードを壊してなくてグッド。 8点(2002-02-13 00:10:33) |
3. オープン・ユア・アイズ
現実的にはあり得ない話なんだろうけど、映画としての新鮮な衝撃はあった。夢なのか現実なのかわからないストーリー展開にただ引き込まれてしまい、次々起こる出来事にビックリさせられた点において、上質のサイコ・スリラーに仕上がってると思う。「バニラ・スカイ」のクオリティはどうなのか知らないけど、この作品にリメイクしたくなる程の魅力があるのは確かな気がする。 8点(2002-01-24 00:37:50) |
4. どつかれてアンダルシア(仮)
ただのドツキ漫才ムービーかと思ったら大間違い!相方同士のハチャメチャな愛憎劇にビックリ。笑い転げるほどのネタもあったし、ラストも期待通りのオチで満足。正直ちょっとブラックなネタが多いのに不満。普通に笑えるのも欲しかったかも 8点(2001-06-30 01:46:24) |
5. オール・アバウト・マイ・マザー
母として、人間として、そして女として、1人の女性が生きていくさまをいい感じで描いている。けどちょっと男にはわからない感覚なのかも。それにしても序盤の展開で急にムードがガラッと変わるのはどうなんだろうか。一瞬戸惑ってしまった。 7点(2000-12-19 01:35:53) |
6. ロルカ、暗殺の丘
やはり事実に基づいた話なので劇的な変化はないが、BGMやスペイン音楽が全体の雰囲気にフィットしてるしシックな感じがこの映画の重さをうかがわせる。ただアンディ・ガルシアの出番は控えめなので、マイナー俳優のオンパレードに耐えれる人ならぜひご覧下さい。なかなか良質のサスペンスなので。ロルカについての前知識があればなお良し。 8点(2000-06-01 01:17:12) |