1. パズラー2 リターン・オブ・マッドネス
《ネタバレ》 「ニューセレクト」の映画の中には稀に当たりがあるが、この映画は「当たり」だろう。「パズラー(1)」を見た時は、少し頭にきた、そして今回の「2」だが、製作した国も違うまったく異質な作品に「2」を付けてしまうこのいい加減さは置いといて(ニューセレクト&アルバトロスの担当者、少しは邦題考える時に知恵を絞ってほしい)、この映画は見れる。作品全体を通した雰囲気良し、精神病院内の部屋を含めたディテイルも申し分なし、主人公の女性もなかなかなもの、脇役もキャラが引き立っている。結局は「倒錯者の夢落ち」なのかもしれないが、各登場人物を含め伏線が散りばめられながら、最後の「禁断の落ち」へと続いていく描写はセンスが感じられた。秀作と言えるのではないか? [DVD(字幕)] 6点(2006-08-07 03:06:53) |
2. ファウスト(2000)
《ネタバレ》 ウルトラB級映画として、そのテイストを存分に味わえる。この手の映画は、細かな点を突っ込んではダメで、映像とアクションと出演者の心の動きを楽しめばいい。気の利いたセリフやこだわりが感じられる小道具・小物も随所に散りばめられており、その点でも楽しめる。B級の王道(???)を一直線に進む作品。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-25 03:19:53) |
3. マシニスト
《ネタバレ》 映画全体の雰囲気、色彩の使い方は良いが、オチがイマイチ。「KILLER」の文字も予告編でわかってしまっていたし。「左・右の選択」はなかなかおもしろかった。それにしても、クリスチャン・ベールはすごい!「アメリカン・サイコ」では、いけすかない俳優と思ったが、この驚異的なダイエット(と言うより、体重操作)は、ロバート・デニーロの上を行く、ダイエット本を書けば飛ぶように売れるのでは?演技もすごかった、最近は半二枚目の若手演技派男優が減っているから(エドワード・ノートンぐらいしか思い浮かばない)、メジャー作品にも出演しだしているし(「リベリオン」はイマイチだったが)、個性派としてぜひオスカーを狙ってほしいものだ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-17 01:54:14) |
4. ダークネス(2002)
《ネタバレ》 キャスティングが良い。また各キャラの個性を出す演出も良い。登場人物を7人(家族4人+祖父、娘の彼氏、家の設計者)に絞り込んだことが効果があったと思う。家と子供というソフトホラーの王道二つを題材に親父が狂う「シャイニング」風の味付けは違和感もなく見れたが、話の落とし方にはもう一工夫ほしかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-07 02:21:30) |
5. dot the i ドット・ジ・アイ
《ネタバレ》 むなしい映画。主演の三者三様にむなしい。残った二人はどの段階でグルだった?何のために殺した?復讐のため?それとも映画の話題づくりのため?邪魔だったから?二人は愛し合っていた?どの段階で?二人が最後まで騙されていたのかすら考えさせられる。脚本がよくできていたし、脇役の男優コンビもキャラがなかなか。見て損はない。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-05 15:56:05) |
6. 10億分の1の男
《ネタバレ》 見れなくはなかったけど・・・要するに強運の持ち主が集まりだれが一番かを描く映画なんだろうが、結果が弱いというかエンディングには不満がある。女刑事(この人も強運)と主人公が、同じセリフを言って生き残ったのであれば、この両者の絡み(強運勝負?)を描いて欲しかった。結局は勝者がいないという結論になってしまった映画だろう。 6点(2005-03-12 23:54:02) |