1. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
《ネタバレ》 近年の幼稚なストーリーにはホトホト嫌気が差していたので、ハード・ボイルドに生まれ変わった「007」を本当に嬉しく思う。ただ予想に反して「007」の感じが余りしない、何というかあらゆる映画のごっちゃ煮のような。先ず、最初の追いかけっこは「ジャッキー映画」または「ヤマカシ」、敵役が飛び抜けたアクションを持っている場合どうしても主役を食ってしまう。次のテロとの戦いは「ダイ・ハード」、メインは「ゴッド・ギャンブラー」、そして若干「ホステル」を挟み、最後は良くあるサスペンス映画と。ボンドカーも活躍しそうにないなと思っていたら本当に無いし。主役は、スパイと言うよりIRAの屈強なテロリストといった感じである。アクションも良くも悪くもこれまでのスマートで余裕をかましたものではなく、動物的な肉弾戦を見せてくれる。ボンドガールとの遣り取りは結構好きで、徐々に人間くさくなる所などは好感が持てる。7点でも良かったが、肝心のカジノだけは無意味に長いし緊張感に欠ける。そもそも私は麻雀好きで、それと比べるとカードは余りに単純で何が面白いのかさっぱり分からないのだ。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-29 20:10:16) |
2. ブラザーズ・グリム
《ネタバレ》 グリム童話の名を汚しただけの映画。主役に魅力が無い、ストーリーが破綻している等文句を言ったらきりが無い。子供の頃見たグリム童話はどれも夢があり、子供にもはっきり伝わる”教え”があったものだ。コレを観ると今のハリウッドが如何に興味本位だけに重点を置き、小手先(CG)で中身が空っぽなのかが良く分かる。 [DVD(字幕)] 3点(2006-07-21 07:23:15) |
3. エイリアンVS. プレデター
センスの無いこの監督にはやはり荷が重かったようだ。地球を舞台にしたのがそもそもの間違いで、知名度の高い「エイリアン」をベースとし何処かの星での戦いで良かったのだ。そうすれば、むやみに長い”こじつけ”を聞かなくて済んだし、「トカゲの化け物」などという白けた翻訳を見なくて済んだのである。またこの監督の特長である、余計な部屋の仕掛けや人物描写が無いままにあっさり殺されていくその他大勢。幾らお決まりの死に方を出さないといけないといっても、もう少し恐怖の演出の仕方があったのでは。肝心の戦いであるが、流石に映像技術は見事で迫力があったが、如何せん時間が少な過ぎる。まあ、個人的には14年ぶりにプレデターを見れたので良かった。 [DVD(字幕)] 4点(2005-04-22 01:48:08) |
4. ヴァン・ヘルシング
《ネタバレ》 本気でつまらなかった。こういう娯楽アクション映画の場合、1つでいいから”これは凄い”と思えるシーンがあればとりあえず満足出来るのだが、この作品は無意味にアクションが多いだけで繰り返して観たいというシーンは皆無であった。VFXは変身シーンばかりを諄い程繰り返し、怪物自体も決して出来が良いとは思えなかった。次に、キャラクター設定が全く趣味と違った。まず主役、殺人円盤の出番が少なすぎでボウガンは弓の部分に無理がある。結局過去の謎は解けたのか? 噛まれても元々怪物だったので平気だったぐらいで良かっただろうに。ドラキュラは、「デビルマン」と「エイリアン」が混ざってしまっている。それが結局ストーリーの陳腐さに繋がり、本当に興醒めである。最悪はフランケン、普通豪快なシーンを期待するだろう。あんなに弱々しく、良い子キャラでいられても白けるだけ。ハリウッドも特にこの手の怪物モノは本当にネタ切れの様だ。もう下手なプライドは捨てて、日本の漫画を映画化してはどうだろうか。個人的には「デビルマン」「孔雀王」のハリウッド版なら観てみたい。 2点(2004-12-30 18:49:45) |
5. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
ショーン・コネリーは何をやってもショーン・コネリーだし、他のキャラも大して魅力を感じなかった。アクションも唯一、不死身の男(元キャラが分からん)の西洋的な剣捌きが収穫だったぐらい。ワンパターンなストーリー展開にはもうウンザリで、ハリウッドの枠に捕らわれすぎと感じる。アメリカ人が例えば、型破りな「ふしぎの海のナディア TV」を観たらどう感じるだろうかなどとずっと考えていた。 5点(2004-05-21 06:53:53) |
6. 9デイズ
「13デイズ」と紛らわしいが、ふざけた方。いい加減、思わせぶりな邦題を付けるのはやめにしようや。 3点(2003-12-13 04:56:58) |