Menu
 > レビュワー
 > S&S さんの口コミ一覧
S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2455
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : チェコ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  スノーピアサー 《ネタバレ》 
永久機関(?)で走り続ける列車内という円筒形の空間だけで展開する『マッドマックス』だと思えば、間違いない。いわゆるディストピアものではありますが、すべてをノアの箱舟みたいな列車内だけでストーリー展開させるアイデアは、なかなかユニーク。だけどお話し自体が『マッドマックス』の持っていたようなヒャッハー要素が無いので、ただ暗いだけのSFという印象は否めませんね。唯一ヒャッハー感があったのは相変わらずの怪演を見せるティルダ・スウィントンぐらいですかね、でも最後まで残れなかったのは残念至極です。導入部から暫くはモタモタした展開なので「ババを引いたかな?」と思いましたけど、反乱が始まってからの展開でかなり持ち直してきました。なんでここにソン・ガンホが顔を出しているの?と思ったら、監督はポン・ジュノだったんですね、そりゃ出ますわ。ラスボスがエド・ハリスでなんか『トゥルーマン・ショー』を思い出してしまいました。もうちょっと拘って欲しかったのはSF的なディティールで、列車が永久機関を動力にしていることはまあ理解しますけど、その部品として小児が手動でなんかしないといけないというところは、まったく意味不明でした。ラストで生き残った二人が見るシロクマは、果たして希望と絶望のどちらの象徴だったんでしょうか、こういう一見投げ出したような幕の閉じ方は好きです。 この映画の中ではやたら片腕を失う話が出てきますが、切り落とした腕を喰わせる老人の話しなんかもあり、これはキリスト教的な寓意があるんでしょうかね?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-12 22:26:36)(良:1票)
2.  ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 
このシリーズは始めから三部作で撮る計画だったので、一作ごとに過不足なくアクションが詰め込まれているから私は好きです。ジェイソン・ボーンのアイデンティティに拘った本作では、殺し屋とボーンの対決に的を絞って謎はほとんど残してるので次作も観たいという観客の欲求を狩りたてるような上手い終わり方でした。 マット・デイモンにアクションさせるというキャスティングも絶妙です。セガールのようなプロもどきの格闘達人じゃないので絶妙なカメラワークとカット割りで大胆に肉弾アクションを構成していて、実にこれが説得力ある画になっているんです。ボーンがあまり銃を使わないところも渋い。でも送り込まれる殺し屋は意外と弱くて、クライヴ・オーウェンの呆気ない最期にはちょっと唖然でした。カーアクションも他の二作に比べるとおとなしめでしたが、ミニという車の特性を最大限に活かした撮り方ですね。 それにしてもCIAという組織の悪辣ぶり、自分たちはラングレーの本部から動かず、スイスやフランスの警察をまるで岡っ引きみたいにこき使うって、どこまで実態を反映してるのか判りませんが凄いですね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-03-01 20:02:31)(良:1票)
3.  ひなぎく 《ネタバレ》 
まるでゴダールの脚本をソフィア・コッポラが撮った様な映画、と言うのがこの映画の説明としては相応しいかも。とくにストーリーらしきものはなく、強いて言えば“不思議ちゃん援交姉妹のオヤジ狩りの日々”とでも申しましょうか。とても40年以上むかしの映画とは思えないぶっ飛んだ映像と不思議ちゃん姉妹の強烈なキャラ、そして鮮やかな色彩感覚はもう奇跡としか言いようが有りません。「映画の表現とはとことん自由なんだな」とつくづく思いました。AKB48の『ヘビーローテーション』のPVが全篇本作へのオマージュになっていると言うのは一部では有名な話だそうです(監督は蜷川実花)。
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-01-03 10:37:46)
4.  ラビナス 《ネタバレ》 
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』みたいに前半と後半ではテイストが変わってしまう映画。正統的なサスペンス・ホラーで始まったのに、途中からヴァンパイアかゾンビものみたいになっちゃいます。R・カーライルがまるで『28週後...』の高速ゾンビを先取りした様な暴れっぷりを見せてくれてなかなかの好演です。対するG・ピアースも彼が得意とするヘタれなヒーローと言うキャラなので安心して(?)観ていられます。 肝心のカニバリズム描写は特にグロいところもないのですが、実はいちばんグッときたのは冒頭の会食に出てくる妙に血なまぐさいレア・ステーキだったのは皮肉です。でもどうしても監督が『司祭』のA・バードなので、ラストなんかもカーライルとピアースのホモ的なイメージで閉めてきますし、もう彼女の趣味に走った感は否めなかったです。 そしてぶったまげたのはM・ナイマンの仕事とは思えない意表を突く陽気なサウンド・トラック、この先この映画はミュージカルになっちゃうんじゃないかと心配しましたよ。この辺りはD・アルバーンの色が濃く出ていたのかもしれませんね。
[ビデオ(字幕)] 5点(2013-05-29 21:20:27)(良:1票)
5.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
本来、蝶を踏んだことで未来があんな風に変わるなら、その瞬間にタイムトラベルして来た連中はみんな消えるか気持ち悪い未来人類に変身しなければならない。 “時間の波(?)”が徐々に伝わってくると言うのは、そこを上手くクリアーする理屈にはなる(かなりひどいご都合主義だけどね)。しかしもう一回過去に戻って蝶を救ったとしても、元の世界が変わるわけではないしパラレル・ワールドをひとつ増やすだけなんではないかな。過去へのタイムトラベルは、何も過去へ影響を与えなくてもパラレル・ワールドがひとつ出来ると言うのが自分の感性なので、どうもこの映画のオチはピンとこないんです。 未来の街を走る車がシュワ版『トータル・リコール』みたいだなと思いましたが、データを見るとこの05年製作と知ってびっくりしました。それぐらいCGがしょぼかったんです、90年代初期のレベルですよ。 P・ハイアムズは自分が好きな『カプリコン・1』を撮った監督なのに、なんでここまでヘタな映画しか創れなくなっちゃったんでしょうか。きっとプロデューサーが悪いんだ、と無理に自分で納得したいところですが、やっぱこれが彼の実力かなぁ。それからB・キングズレー、あんた名優なんだからもう少し仕事を選びなさい!そういやこの人『スピーシーズ/種の起源』にも出てたよなぁ(涙)。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-14 18:55:55)
6.  幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 
もちろんこのストーリーはフィクションですが、皇太子レオポルドは「マイヤーリング事件」で謎の情死を遂げたルドルフ皇太子をモデルとしているのではないでしょうか。それにしても既に亡国したとはいえ、オーストリア帝国の皇太子を殺人犯みたいに描くとはいやはや大したものです。それを悪役をやらせたらこの人と誰もが認めるルーカス・シーウェルが演じるのですから、余計にあのオチにはすっかり騙されました。 やっぱ本作はポール・ジアマッティの映画でしょ、彼の存在感で引き締まったストーリーになったのでは。けっきょくアイゼンハイムのイリュージョンは、時代背景からして草創期のシネマトグラフがタネだったと私は解釈しましたけど、いかがでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-10 22:03:33)
7.  愛のイエントル 《ネタバレ》 
男装のバーブラを見てると、確かに学芸会の演劇を見せられている様な雰囲気です。さすがにバーブラの歌唱は素晴らしく、バラードを歌わせたらバーブラ・ストライサンドにかなう者無しですね。自分で監督までしてるせいか、ある意味究極のナルシスト映画と言えそうで、エイミー・アービングはイエントルに比べてあまりに愚かな女という位置づけはちょっと可哀想かな。船上で歌うバーブラを引きで撮っているラストは、何度見ても素晴らしい名シーンです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-18 00:52:01)
8.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 
原作は未読ですが、キャロル・リードが撮った「オリバー!」のイメージがありもっと明るい話かと思っていましたら、ポランスキーの手にかかるとヴィクトリア朝時代のドロドロしたロンドンを全面に押し出した作品となっています。意図は良いのですが、原作どおりなのかオリバーが主体性のない泣くことしか能がないような少年でイライラさせられます。そして感じたのは、オリバーと「戦場のピアニスト」の主人公シュピルマンは行動がなんか似ている気がすることです。そう思い出すと、「戦場のピアニスト」でシュピルマンを助けたドイツ軍将校と、行き倒れたオリバーを助けたフェイギンも共通性がありますよね。なんか、ロンドンの貧民街がユダヤ人ゲットーに見えてきてしまいました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-24 00:46:32)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS