1. 穴(2001)
《ネタバレ》 これを一番見せたいという軸がない気がする。前半は小説で言うと叙述トリックみたいな感じだけど、そのまんまのソーラバーチはほぼ出オチ。後半は密室、グロ映像を中心にしたパニックホラーサスペンスでこれはまぁまぁ。見る者を騙したいのか、リズの歪んだ感情を見せたいのか、はたまたナイトレイのおっぱいを見せたいのか。どれか一つにした方が良かったと思います。ということで、原作の『体験のあと』という小説を調べたところ、一人称だけではなく色々な視点で書かれている様です。もしかしたら映画向きの題材ではなかったかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 4点(2009-01-25 13:12:34) |
2. アーネスト式プロポーズ
原作は『まじめが肝心』という話で結構有名な話なのでしょう。何度か映画化されている様です。舞台は19世紀のイギリス。成り行きでアーネストという偽名を使った二人の男性が巻き込まれるコメディ。パッケージではリースが前面に出ていますが、あくまで主役は男二人。普通のラブコメではなく、見どころは話の妙や人物の関係性。話はそこそこ楽しめたんだけど、ルパートがいまひとつの出来。いつも脇でいい味を出す彼だけど、この映画では全く魅力がない。相棒がむっつりコリンなので、彼が頑張らないといけなかったんだけど、後半はほぼ空気でした。上流階級だから抑え気味にしたのかも しれないけど、それにしても、う~ん。彼はやっぱり脇でこそ光るんだなぁと感じた。 [インターネット(字幕)] 5点(2009-01-24 09:56:28) |
3. アメリカン・ホーンティング
なかなか豪華なメンツ。序盤はびっくりホラーであらら・・・って感じだったけど、中盤以降は良かった。憑かれた娘は新鮮さはなかったけど、熱演していたと思う。全体的な雰囲気も○。途中で大体予想は出来るけど、なぜシシーなのか、なぜドナルドなのか。こういうところをうまく使ったと思います。現在のシーンがほとんどなかったけど、逆にそれが成功したかな。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-11 12:22:13) |
4. アイ ウォント ユー
《ネタバレ》 なんだろうこれは。ラストの石はやっぱり女性の象徴ってことなのかな。すると彼女は被害者でも何でもなく、一度はまったら抜けれない蟻地獄女で、しかも自覚がなくタチが悪い。DJ君は一時的に生殺しだったけど、本当の地獄に入りこまずに済んだ。簡単に入ると男はえらい目に合うかもって事でしょうか。これしか伝わってこなかった。地獄度的には「日蔭のふたり」の方が上かな。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-11 18:41:11) |
5. 愛のエチュード
人物の関係性、その奥にある互いの感情みたいなものがうまく説明されていないので、ドラマにどっぷりとは浸かれなかった。病んでる天才に、決して 普通には幸せになれない女。主役二人はお得意の役柄だし、演技も申し分なかった。天才の苦悩や不遇な生い立ちに時間をさいた事で、 ラブ要素は比較的抑え気味。静かな音楽や美しいロケーションなど、全体的に飽きさせない作りだったので、もう少し時間を長くして 先に書いた様な感情や思惑などを入れたらもっと良かった。それにしてもエミリー・ワトソンは素晴らしい女優さん。見る度に感心します。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-01 19:23:26) |
6. アルフィー(2004)
《ネタバレ》 主人公がとにかく薄っぺらい男で、終始イライラ。こんな男に語らせても説得力がまるでない。「僕に何がある?」ってあなた・・・。「なんにもないよ、あなたは」って誰か言ってやってくれ。 [DVD(字幕)] 3点(2008-08-05 15:07:31) |