1. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 新型レプリカントでありながらブレードランナーとして活動しているK。農場の旧型レプリカント解任の命を受け実行すると枯れ木の根元に謎のケースが埋まっているのを発見。それは旧型女性レプリカントと判明しさらに妊娠と出産の痕跡もあった。その奇跡の子供は?という導入から始まりますがとても興味深かったですね。「人間と人造人間(レプリカント)の境界線が崩れ去ろうとしてる」とは良いコピーだなと。ロングショット乱発効果で上映時間が長めですが、心情含め演出上必要だった気もする場面もあれば無意味なシーンも多かったかな。その思わせ振りな間の長さで行間を読ませる手法は上手かった。自分は特別な存在なのかもしれないと思わせておいて実は子供時代の記憶はより人間らしくなるように植え付けられたモノであり、愛したAI彼女であるジョイも自分も所詮は人間のために作られたプログラムと看板広告の巨大ホログラムを見つめながら悟り絶望したKの姿が悲哀を感じさせて凄く良かった。その後、デッカードを守り子供と引き合わせるのは自我というかよほど人間らしい行動だったな。前作のロイと同じだ。概ね前作をなぞった作りだし世界観もさらに荒廃が進んでいて地続きした感もあるので観やすかったですね。上映時間のわりに短く感じました。 [映画館(字幕)] 7点(2017-11-04 19:05:47) |
2. フッテージ
《ネタバレ》 一般にかなり普及したモノで言うと日本ではビデオ、アメリカでは8mmフィルム(スーパー8)の違いがあるだけで、どうみても『リング』に影響受けてますね。観ている人を不安にさせる演出は神経を逆なでするような低音高音を織り交ぜた不協和音なども巧く使っていて効果抜群だったし、一家惨殺の猟奇殺人と呪われた家の関係性なんかも面白く観るコトができました。ただ、後半あたりでラップ音の原因が姿を現してからは、あーなるほど、と思ってしまいましたけども。破産間近で大逆転を狙って越して来たノンフィクション作家の主人公一家があの結果に終わるのは必然かな。 [映画館(字幕)] 7点(2013-05-17 01:07:58) |
3. ファニーゲーム U.S.A.
《ネタバレ》 オリジナルは未見。3人家族が無機質で不気味な2人組の青年に翻弄され弄ばれ結局殺される。凄惨な描写は全く無いものの家族や青年たちの行動や台詞はイライラさせられるし不愉快になりますね。映画を見ている観客への問い掛けや、主導している青年の巻き戻しを見ると2人の青年の彼ら(彼?)の単純な「嫌がらせゲーム」でしかないのかな、と思います。観客に対するモノか分かりませんが理不尽で嫌悪感を抱かせる手法は巧かった。 関係無いですが片割れのおデブの方は、見た目といいボケっぷりといいパフュームのあーちゃんに似てるな。 [映画館(字幕)] 6点(2008-12-29 21:16:18)(笑:1票) |
4. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 原作未読。伏線の張り方が上手いですね。生活も犠牲にしてプロフェッショナルとして生きた正攻法のマジシャンと、深読みして相手を出抜こうと狂気な科学力に走ったマジシャン。瞬間移動(コピー)機はちょっと行き過ぎてるかなと思いましたが、まだ電気が魔術とマジックの間にあったくらいの時代で実在したステラを持ってきたのは上手いし説得力があった。双子でマジシャンと相棒を交代しているのは実際にありえた話かなと。入れ替わっていたせいで紐の結び方や、日によって違うと感じる嫁さんの自殺など悲劇も訪れるが、それでもマジシャンとして生きる道を選んだ信念、プロ根性、そして男としての意地はカッコ良い。アブラカダブラの呪文を唱えるトコはゾクッと来た。 まぁでもお互いにやりすぎですね。 [映画館(字幕)] 7点(2007-06-30 01:31:05) |
5. フェアリーテイル(1997)
妖精の写真、子供の頃は信じてましたねぇ。ネッシーは未だに信じてるけど。 5点(2003-10-23 18:09:01) |
6. フレンチ・キス
メグ・ライアンがキュートで良かった。年取っても、ずっとあんな感じなんだろうな。 7点(2003-10-16 00:31:22) |
7. フィフス・エレメント
まさかベッソンがSFやるとは思わなかった。デザインとか世界観は変わっていて面白かった。 6点(2003-10-13 19:35:51) |
8. BROTHER
武の作品では一番お金をかけてますが、一番話にならない作品。 3点(2003-09-12 20:48:10) |