1. マイ・ビューティフル・ランドレット
ダニエル・デイ=ルイス、ゲイ役やってます。あー、しかし彼は美しいなぁ。こんな男、私が男でも惚れるかも。おまけに男気もあるなんて。扱っているテーマ自体は割とシリアスなんだけれども、雰囲気は軽いし、結構笑えるシーンも多々。まあ、でも、やっぱり彼はマジメだよね。この役も、一見パンク野郎だけど根はマジメ。多分、彼自身もマジメ。こんな彼があのイザベル・アジャーニと付き合ってたなんて嘘みたい~、と友人と話していたんだが、友人は「彼が押し倒されたに違いない」と持論を展開し、私は妙に納得してしまった・・・。事実はどうだか全く知りません、もちろん。でも、きっと、そうなんだろうな、と本作のラブシーンを見て思っちゃった。なぜだかわかんないけど。そして、多分、あっさり彼女は彼から去って行ったに違いない。もちろん、勝手な想像。本題からまったく外れたレビューになってしまってすみません。まあ、そんなことが頭を巡りながら見た次第でした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-26 22:25:33) |
2. マイ・レフトフット
障害者モノに少々アレルギーがありまして、あまり積極的には見ないのですが、これは愛するダニエル・デイ=ルイス主演ということで、やっぱり欠かせないと見た次第です。うーん、まあ、こう言ってはなんなんですが、やっぱりダメです、このジャンルは。映画としては良い作品だと思います。彼が主演男優賞とったのも納得です。が、なんといいますか、敢えて言えば「24時間テレビ」とベースが同じ、と思えちゃうんですね。これは、私の根性がひねくれているだけなんです。実話なだけに、余計に。いや、これフィクションだったら成立しないと思いますし。障害者モノでそういうことをほとんど感じずに済んだ作品は、これまでのところ『ヴァージン・フライト』のみです。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-10 14:52:56) |
3. マイ・ネーム・イズ・ジョー
見終わった後、胸がジーンとなる。ああ、愛する人と平凡につつましく生きていけることの貴重さよ。「オレにはジョーという名前しかない」のセリフが突き刺さる。本当は、ジョーにはよき仲間がいるし、アル中から努力して足を洗ったのは未来を信じているからに他ならない。でも、その仲間のためにしたことで、また堕ちてゆく切なさ。セーラに理解されない辛さ。セーラもあそこまで激昂しなくても良いのに・・・、と観客としては思ってしまう。ラストショットに希望が見出せるのが救い。ホント、人生の大切なものを教えられる映画です。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-10-07 16:36:17)(良:1票) |
4. 真夏の夜の夢(1999)
う~ん、つまらないですね。これはもう、美しい女優陣(男優陣は凡庸なので)を鑑賞するファンタジックイメージ映像と割り切って見れば、それなりに楽しめるかも知れません。シェイクスピアはやはり劇作として優れているわけですから、おいそれと映画化するものではありません。 [DVD(字幕)] 3点(2009-10-05 11:13:39) |
5. マグダレンの祈り
《ネタバレ》 なんともはや憤懣やるかたない映画。アイルランドの恥部と言われているらしいこの収容所の話、映像化するだけでも意味があったと思う。先日見た『4ヶ月、3週と2日』もそうだが、性的問題において、性交渉の結果妊娠する側の女性は、本当に不条理な扱いを受ける。オトコは放出して終わり。そして、一緒になって糾弾する側にまわる。お気楽で羨ましい限りだ。常々、妊娠する確率が男女50/50だったらどんなに世の中真っ当になってたろう・・・、と思う。この映画は決して前時代の話じゃない。映画ではカトリックの修道院が舞台だけど、性的な被害に遭う女性に「お前に落ち度があった」と責める構造はゼ~ンゼン変わっていないもの、日本でも。宗教という媒体があろうがなかろうが同じこと。たまたまカトリック修道院というコンバーターを通してそれがデフォルメされた形で表出しただけ。不謹慎かもしれないけれど、妊娠させた男やレイプした男たちを収容し、「避妊の仕方」とか「性欲の抑え方」を不条理なやり方で徹底的に教育する、というパロディー映画作ったらいいのに、などと思った。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-29 15:11:43) |
6. まぼろしの市街戦
市街地を走るクマ、一羽だけ撃たれる伝書鳩etc・・・、さりげない動物の使い方がイイ。40年前の映画なのに、すごく斬新。現代でもホント、どっちが狂気なんだか・・・。ラストは激しく共感。美術・音楽も素敵。何度見ても素晴らしい映画。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-27 10:33:47) |