201. 戦争のはらわた
期待度がめちゃ高かったんかもしれん。めちゃめちゃおもろいってほどでもなかった。ドイツ主役やったりして変わってるし、戦争の悲壮感、無意味さもよく描けてると思うし、昔の映画にしては迫力もあると思う。特にラストも予想外の終わり方やったし。ただ画面切り替えが多いせいか、誰が誰かよーわからん所があるし、特に戦闘中は展開がどないなってるんかよーわからん。戦争の混乱を表してると思うねんけど、俺、わかりやすい映画が好きやからな~。もっと戦争に詳しい人やったらもっとのめり込めるんかもしれん。 7点(2004-05-14 15:37:23) |
202. モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
人生狂騒曲に続いて最近dvdで観たんやけど、やっぱりおもしろかった。終わり方とか最高。フランス人も最高。ただ先に人生狂騒曲観てしまったかもしれんけど、あっちのドギツイのりに染まってもーて、こっちはなんか大人しい感じで、そこがイマヒトツ。アーサー王の話あんまり知らんっていうのもあるかもしれんけど。それと俺はモンティ・パイソンは一つの長い作品やるより短いコントの方がおもしろいと思った。あくまで俺の好みやけど。でも笑えるし、日本語吹替は、久しぶりに山田康雄の声も聞けたので(ちなみに納谷悟朗も吹替してるので銭形警部とルパンの異色のやりとりみたいで楽しかった)満足。広川太一郎もあいかわらずおもろい。 7点(2004-05-14 15:27:35) |
203. 蝿の王
原作は読んでない。だからなんで蝿の王なのか意味がわからない。 んでこの映画やけど、なんでかあんまりこの世界に入っていけなかった。普通な感じ。なんか綺麗に撮りすぎてるんやと思う。おかしなるのも急やし殺し方もえらいあっさりやし、もっとじっくりねっとり描いてくれたら、結構怖い映画になってたと思うねんけど。楳図かずおの「漂流教室」みたいなのを期待しすぎたんかもしれん。 最後の展開はちょっとドキドキ。そしてオチは、なるほど、こーゆう唖然てあるよね。個人でも。世界規模でも。 5点(2004-05-12 01:34:17)(良:1票) |
204. 第三の男
《ネタバレ》 これ二回観た。最初観た時はえらい能天気な音楽のサスペンスやなって思ったが、オチを知ったうえで最近観たら、これ現代にも通じるフラレ男の典型的恋愛パターンを描いた恋愛の教科書みたいな映画やってんな。そー観ると、もう最初からホリィ君、いけてへん。態度も台詞も滑稽で。まず最初の出会いからして陰気くさい。アンナにしてみれば、「ウザッ」やで。さらに「好きやったけど、もーあの人おれへん、心の整理もできてへん、あ、男近づいてきよった、あんまさえへんな~、気くらいまぎれるやろ」と思ってるアンナが「彼女でも作ったら」というちょっと試すような台詞に対して、オドオドしてる時点でさらに減点。「暗黒街の顔役」のトニーみたく「今作ってるとこ」っていうズウズウしさくらいもったらいーのに。ワルになれんのよね、優しさ売りにしてるような男は。このへんでアンナ「こいつ彼氏にはできんな」と判断。そんな彼女が泣いてる時も、がんばるけど滑りまくり。アンナにしてみれば「こいつ、なにゆーとんねん こんな時に」みたいな感じ。ここアリダ・ヴァリの表情うますぎ。まさにそんな思いの愛想笑み。こんな顔された時点で、あきらめたらいーのに。アンナが去る時も、ノコノコ出向かなければいいのに、ホリィ君はワザワザ隠れたつもりでの見送り。しかし本当は見つかりたい。んで、やっぱり見つかり、「わしがしてあげた」と自分をアピール。ちょっとは気がむくかなって、あまい。案の定アンナに嫌われる。そしてラスト、フラレル男は最後まであきらめない。車を降りて彼女を待つ。アンナにしてみれば「ウザイなコイツ、どっかいけボケ」としか思ってない。それは観てる俺らも、あの長マワシで「フラレルで、フラレルで、やっぱフラレよった」という思いになり、並木道の情感あふれる風景とあいまって、フラレ男の寂しさだけが残る。主人公は第三の男ならず、ただの三の線の男だったいうオチ。うまいな。この監督。ジョセフ・コットンもフラレ男のいけてなさの演技うますぎる。でもそんなホリィ君に最後言いたい。「そんな、犯罪者の愛人タイプの女より、他にいい女いっぱいいるから、とっとと忘れて自分の人生がんばれよ」と。それにしてもフラレルメカニズムを克明に描いてておもしろいね。と、かなり、かたよった見方してみたけど、どーやろ? 10点(2004-05-02 10:38:08)(笑:3票) (良:2票) |
205. ダンサー・イン・ザ・ダーク
ストーリー部分からミュージカル部分へうつるとこ、ドキュメンタリーチックな撮り方から、ミュージッククリップみたいな撮り方へ、この部分、今まで観たミュージカル映画(そんなに多くないけど)の中で一番ゾクゾクきてかっこよかったわ。必見やと思う。世界観も独特で好き嫌いわかれるやろーな。観るものに不安感と安堵感を交互に抱かせるような世界観かな。ビョークの風貌がまた独特やから、よけ狂気の世界っぽい。観るときはこっちの体調整えとかな結構へこむし。ただ、俺個人としては、このビョークのアイルランド系っぽい音楽はあんまり好きじゃないし、ダンス自体も特別すごいと思わんし、話自体も救いないし、観た後暗い気分になるしで、二度と観たくない。けど、一度はふれてみてもいいかも。この世界に。 10点(2004-04-21 22:20:40) |
206. スペースバンパイア
子供のとき観たんやけど記憶になくて、レンタルして最近観たら、意外とおもろいやん。みんな、乳、乳ばっかりゆーけど、パニック映画として観ても結構迫力もあるし、吸血鬼物としてもストーリーぶっ飛んでるし、特撮もそんな悪くないと思うし。確かに乳は、ええ乳してるけども、そんなことよりホラーSFラブパニック映画として純粋におもろいやろ?こんな映画、他にないやろ?俺だけなんかな。乳以外でこの映画評価してるん。 10点(2004-04-21 02:59:47) |
207. フルメタル・ジャケット
前半の訓練部分で十分、一本の映画ができるとおもうで。「ハートマン軍曹」って題名で。二時間くらいでも退屈せず観れるんちゃうかな。それぐらい前半のハートマン軍曹パートはインパクトがあった。とにかくハートマン軍曹のはく暴言が芸術的ってくらいの表現とスピードで、ほとんどしゃべっりぱなしやけど、よくこれだけの汚い表現ができるもんやなって関心してもーた。多分みる人の大半はこの部分笑ってまうんちゃうかな。ぶっ飛びすぎてるから。でも、その後の戦争部分はダルく思うかもしれん。ちょっと緊張感ないけどよくできてるとは思うねん。でもハートマン軍曹で集中力つかいすぎて疲れてまうねんな~。テンションが違うからかもしれんな、前半と後半の観る姿勢を変えなあかんとは思う。前半笑えた人も後半は笑えなくなってくるから。とにかく観る人に無視できない印象をあたえる戦争映画。必見かな。 10点(2004-04-21 02:19:24) |
208. SF巨大生物の島
最近観た。やっぱ俺好きかも。ハリーハウゼンの特撮。あの巨大生物の動き、癖になる。ハリーハウゼンの特撮って昔観て好きやったけど。今観ても、えーなー、味があって。CGもえーけど、こーゆのも失くしたらあかんと思うねんけどな。映画の内容もよかった。テンポあり、迫力ありで。まー特撮部分は今の目から観ると、ちょっと愛情もって観なあかんけど、全然許せる範囲。ストーリーと雰囲気で気にならなくなるわ。後、この映画みんなよく食ってる、怪物退治→食べるってパターン。テーマは食かな、多分。そう考えるとラスト近くの展開からもうなずける部分があるし、よくできたストーリーやと思う。 10点(2004-04-17 17:20:10) |
209. フレンチ・キス
ラブコメはあんまし好きじゃないジャンルやけど、これはよかったで。テンポもいいし、雰囲気もいい感じ。フランス流恋の手引書みたいな映画やね。失恋して落ち込んでる女性はこれ観ると元気なれるんちゃうかな。もちろんカップルで観ても、普通に一人で観ても楽しめると思うけど。展開はある程度予想できるし、ちょっとくさい台詞も舞台がフランスやからねってことで許せてまう。これ観てほんものの人生と飛行機怖がらず生きていきまひょ。 10点(2004-04-17 14:50:19) |
210. 死と処女(おとめ)
評価ひくなるけどごめん。あんまりおもしろくなかった。設定はドキドキする設定やねんけど、なんでか考えたら、多分、最初、シガニーが間違いかもって観てる方に思わす演出で、それが逆にどっちつかずで、シガニーに感情移入できひん状態を作り、同情より嫌悪感がきわだったたまま気持ち悪い状態で映画が進行していく、さらにシガニーに対して嫌悪感があるから、夫の目線にもなられへんし、ドクターはもし犯罪者やったらって思てまうので、この目線も無理。しかたなく始終第三者の目で見てしまう所やと思う。でもこの手の映画で、そーなってしまうと、内容のエグさもあって、結末がどーでもよくなってくる。簡単にいうとヒイテもうてんねん俺。ひきすぎて冷めた状態やねん。だから、ラストのオチも含めて全てがむなしく感じてまう。意味のないものに思えてしまう。そやから俺にとってこの映画はまったく無意味やった。ごめんね。 0点(2004-04-14 02:10:31) |
211. 遠い夜明け
実話だ。しかも映画の中で描かれる主人公が必死になって外の人に公開したい物語を、現実の俺たちがこの映画を観ることで知ることになるという、なんていうか映画と現実のコラボレーション?だからかなりメッセージ性が強い感じ。これを観れば南アフリカの差別はひどいと誰もが感じると思う。だから映画として成功してるんちゃうかな。普通の映画として観ても、後半の逃亡劇はハラハラするし、全体的にみても退屈じゃないし。観るべき映画かな。 10点(2004-04-14 00:17:38) |
212. サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出
設定はめっちゃ好きやで。戦闘のプロが森で何者かの襲撃うけるって、ゾクゾクするやん。雰囲気もよかった。なんかブレアウィッチ思い出したわ。あの森の感じ。相手は得体がわからんし。ただ、もうちょっと緊張感ほしかった。それと兵隊さんが、あんまり戦闘のプロって感じせーへのもちょっと。統率なさすぎって思ってもーてん。ただの烏合の衆に見える。もうちょい戦闘のプロってゆー技とか見せてくれたらなー、俺の中で盛り上がったかな。だから、ちょっと評価下げるけど、ごめん。並みで。でも、おもしろい方やとはおもう。 5点(2004-04-13 22:56:32) |
213. シンドバッド虎の目大冒険
このシリーズ昔けっこう観た。このシリーズの魅力はなんていっても色々なモンスター達やねんけど、このシリーズでは俺はミナトンが好きやった。牛人間みたいなロボット。かっこえー。ミナトン、どんな風に暴れてくれるんやろーって、子供心にワクワクしたんや けど、ずーっと船こぎ→自分の動かした石の下敷きで死に。なんでなん?なんであん な扱いなん。この映画、普通。 5点(2004-04-05 20:30:55)(笑:2票) |
214. 1492/コロンブス
コロンブスの船出と島を手にいれるまでの過程を、重厚に、幻想的に、時には中世ファンタジー風に迫力ある映像で楽しませてくれたで。まーちょいと長いけど、テンポもいーし、緊迫するシーンもあってあきはせんかった。てか、あんまり期待してなかったぶん、純粋におもろかった。音楽も幻想的な雰囲気つくりになにげによかったな~。中世ファンタジーファンとか、コロンブスを退屈せずにエンターテイメント風に知りたい人にオススメやわ。 10点(2004-04-05 20:27:48) |
215. ダメージ
男と女のドロドロした映画って見てて退屈であんまり好きじゃないねんけど、そろそろ落ち着いて観れるかなーって思ってがんばって観てんけど、すごい気になったんが、ビノシュはんは、あんまりキスが好きじゃないんかな、それともオヤジさん役の男優さんがそない好きじゃないんかなってとこやねん。演技に関してあんまりよくわからんねんけど、なんかオヤジさんのことそない好きなよーに見えへん。キスあきらかに避けてるし。それとオヤジさんとエッチするとき妙にお互いカクカクしててあんまり気持ちよくなさそーやねん。もっと滑らかにって何度も心の中でダメだししたもん。だから、普通のシーンで話にひきこまれても、二人が密会するたびにひいて冷めてまうねん。それ差し引いても、やっぱり退屈やったけど。最初とオチだけ観ればえーかな。まだまだ俺、幼稚やわ。評価さげるけど、ごめんね。 でも一見普通の女性やけど、出会うタイミングで確実に理性が飛んでまうって所は話としてリアルやと思った。 0点(2004-04-03 00:11:48) |
216. ノー・マンズ・ランド(2001)
一種の戦争映画やけど、普通のドンパチ物とは全然違ってて、特殊な状況下の人間模様を風刺風に描いた感じやった。国とかメディアとか中立とか戦争の関係をわかりやすく皮肉って教えてくれる。途中まで少し笑ってまうけどそのまま笑い顔がひきつる展開がなんともいえない変なオーラをはなってて、俺は観る価値があったで。 10点(2004-04-02 00:22:13) |
217. ギャングスター・ナンバー1
ギャングスターっていうより、精神がおかしい暴力男の生涯って感じかな。バイオレンス映画としてはよくできてる思う。特に敵のボスを殺るシーンはなんとなくロボコップの主人公が殺されるシーンを思い出した。殺られる側の目線ってやっぱ怖い。でも主人公が狂ってるんで、映画にあんまりのめりこまれへん。後ギャングののりも軽い。マフィアっていうよりチンピラ集団な感じが、いまいち。 5点(2004-04-02 00:20:00) |
218. デス・トゥ・スムーチー
これ、そこそこおもろっかった。小さいころ観た「おかさんといっしょ」みたいな番組の裏事情ってやつかな。でもその番組部分とか結構ちゃんと作りこまれてて、本格的なお子様テイストになってんねん。で裏の部分は大人向けブラックコメディー。映像は今風な感じのところもあって観ててあきひん。単なるありがちなコメディーでないことは確か。これで変なB級くささがなければ、俺の中で10点の映画になってたと思う。おしい。 5点(2004-03-26 11:27:40) |
219. モンティ・パイソン/人生狂騒曲
彼らについてはあんまり知らんねや、そやけど、たまたまDVDで鑑賞してみたら、めちゃめちゃおもろいやん。簡単にゆーと、お金かけて作ったコント集。まー、そないゆーたかて一般向きじゃないとは思う。下ネタ満載やし、ブラックすぎるとこもあるし、毒ありすぎ。笑いも癖あるから、おもろない人はとことんおもろない。でもな、俺はこの馬鹿馬鹿すぎるエログロナンセンス結構好きかも。これ観て元気になれたし。後もし観るなら日本語吹き替えがオススメ。広川太一郎サイコー。ちなみにお気にいりは最初の方の宗教の教えと避妊に関してのミュージカル。変な歌詞をあんな爽やかにやられたら、思わず感動してもーたわ。ツンツン。 10点(2004-03-26 06:07:30) |
220. 28日後...
これはまさにロメロの「ゾンビ」ダニー・ボイル版やね。深刻な状況の中の楽しいショッピングや後半の人間同士の争いも「ゾンビ」を観た人なら思い出すはず。ただ感染者はゾンビじゃなくてあくまでウィルスの感染者なんで生きてるからちゃんと死ぬ。だからゾンビじゃない。dvdには伝染病の恐怖なんて映像もあるんやけど、そっちのほうが怖かったな~。伝染病は医学が進歩してもなくならへんし、色々な形となって進化してて、エイズや狂牛病、そして最近じゃ鳥インフルエンザなど。動物からの感染が主な経路やけど。そーいえば映画では猿からっやたな~。この先どんな新たな伝染病が発生するかわからん。それ考えたらこんな映画みたいなこともあるかもしれん。それが怖かった。映画のできは悪くはないと思う 5点(2004-03-22 10:07:38) |