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ルクレツィアの娘さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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41.  ラストエンペラー/オリジナル全長版
自転車に乗るシーンとか、紫禁城の門がゆっくり開いていく映像とか、どこまでも続く赤い壁(紫禁城)とか、コオロギとか、後になっても印象深く残っている場面がある。実際に紫禁城に行ったときに、どこもかしこもラストエンペラーと同じ!! という妙な感動の仕方をしてしまった。公開当時、史実に関して何の知識もなく観て、この映画をきっかけに近現代の日本と中国の歴史を深く知ることが出来た。史実ではない部分もあるかもしれないが、大まかな歴史の流れと、ラストエンペラー溥儀の数奇な運命を、うまく伝えていると思う。音楽がまた最高に良かった。オリジナル全長版はたしかに長いが、観る価値はあった。
9点(2003-06-30 11:15:59)
42.  ある貴婦人の肖像
女性が自由に生きられない現実に苛立ち、閉じこめられたくはないと思うだけでは、何も変わらない。不満を言ってるだけで、何も具体的に行動していないから、観客はイザベルに共感も出来ない。金持ちが勝手に悩んでいるだけの話になっている。オズモンド役のマルコヴィッチは素晴らしい。ストーリー上、悪役とも言えるような複雑な立場に置かれたキャラクターを、非常に上手く演じている。それ故に、イザベルが単なるワガママ妻にしか思えなくなってしまう。他の求婚者たちは、なんだか少女漫画のように美形タイプがそろっていて、全体的に耽美的な映画である。単に反抗心だけ旺盛になっているイザベルと、父親に逆らわず貴婦人になろうとする継娘との対比が面白いと思った。ラストのイザベルの孤独感はよく分かるが、すっきりしない終わり方。行くところがないイザベルは、アメリカ人のストーカー男と結婚するのだろうか? 
5点(2003-06-25 19:27:40)
43.  冬のライオン
史実を知らないと、かなり複雑で理解がむずかしい人間関係。その人間関係がテーマなので、淡々と緊迫感をはらみながら進むストーリーは、退屈でもある。王妃の幽閉とか、王子たちと国王との緊迫した関係とかは、夫婦愛や親子の愛なんてものが、無きに等しかった時代の話なのだとわからないと苦しい。王太子の婚約者であるフランスの王女を、国王が何故寝取ろうとするのかも、ハッキリ言って持参金としての領土の価値が分からないと、単なるグロテスクな人間関係である。しかし、そのグロテスクな家族の夫と妻を、ピーター・オトゥールとキャサリン・ヘプバーンが好演。すばらしく、うまい。よく見たらアンソニー・ホプキンスが王子の中にいた。びっくり。
7点(2003-06-23 12:29:11)
44.  恋におちたシェイクスピア
映像がきれいだったし、コメディとしてはイイ線いってる。でもその男装じゃゼッタイばれるだろー!!ということから始まって、展開がめちゃくちゃで、アカデミー賞受賞映画として観ようと思うと落胆させられる。あたりまえだが、ほぼ同時期に「エリザベス」を観ていたので、こっちの映画って妙にのりが軽くて意味が無くて変な映画だなぁという印象を受けた。何故映画を作るのか、何故芝居をするのか?というのが裏テーマであるから、そこが映画界に受けたのかもしれないけど、アカデミー賞にふさわしいとは思えない。
4点(2003-06-23 11:53:34)
45.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
デュカプリオで観客を釣っておいて、実は四銃士のお話、というのは素晴らしいかも。あり得ないよ~と思いながらまで最期までストーリーを楽しめた。デュマの原作ファンからすると、あんまりにもあんまりな内容の変更で、いろいろ文句が言いたいのだが、換骨奪胎の良い例だろう。ガブリエル・バーンの静かな迫力のダルタニャンも渋くて素敵だったが、なにより、配役を見た瞬間目を疑ってしまうほど非常に不安だったのに、ちゃんとアトスに見えたマルコヴィッチに敬意を表したい。
7点(2003-06-23 11:36:42)
46.  太陽と月に背いて
アルチュール・ランボーが好きだったので、観た映画だったのだが、ランボーを演じる役者があまりにもイメージぴったりで驚いた。傲慢で繊細で華やかで・・・・・・下品。ランボーの様々な伝説からイメージされる天才少年の姿そのものだった。このイメージがつきすぎて、この俳優は今後まともな役が回ってこないのではないかと、心配してしまったほどだ。まさか数年後に、超話題作の主人公としてお目にかかれるとは思わなかった。しかし、今、ビデオで見返しても、このときのデュカプリオの演技は素晴らしい。作品もフランスの退廃的な雰囲気を見事にえがいて、美しくもグロテスクな映画である。そして世界中の詩人が何故だっ?!と叫んだ、ランボーの砂漠商人としての後半人生。映画の上でも、ランボーが何故突然生き方を変えたのかという謎が、解明されたとは言えずにすっきりしなかったが、残されたヴェルレーヌの惨めさと、太陽の下に敢然と生きるランボーの美しさが、映像としても印象的で面白かった。台詞が英語なのが玉に瑕。
8点(2003-06-23 11:25:53)
47.  ロビンとマリアン
ロビン・フッド伝説の、最期の場面。ロビンが毒を盛られ、死の床で矢を放ち、矢の落ちた場所に埋葬してくれと頼んで息を引き取る。それはそうなんだけど、毒を盛ったのがマリアンという設定にするのは、どうかなぁ。ちょっと悲しいなぁ。老いてなお魅力的なショーン・コネリーに比べたとき、正直言ってオードリーは輝きがない。それが、冒険へ戦いへと旅立ってしまうロビンと、共に静かに暮らしたいと願うマリアンに重なって、作品としては良くできている。ちょっと盛り上がりに欠ける。
7点(2003-06-17 19:14:15)
48.  エリザベス
ケイト・ブランシェットが素晴らしかった。最初に出てきたときの素朴な幸せそうな令嬢が、だんだん冷徹で気迫のある女王になっていく様子が、怖いくらいだった。ストーリーが少々複雑で、ある程度は歴史を知らないと、何故この人物がこういう動きをするのかがよく分からないと感じる部分があった。えっと、これは誰だっけ?と3度目に見てもまだ、人物関係が分からなくなったりしていた。皆さんが書いているとおり画面が暗いし。台詞が案外少ないというか、足りないと言うか・・・・・・。映像は美しいし、衣装はゴージャスで、そういうところも楽しめた。ラストの白塗りは、予告で知っていたけども結構ビックリしてしまった。あと、ヴァンサン・カセルが面白かった。いつもながら歴史物がよく似合うが、女装も含めて変なフランス人ぶりがスゴイ。ただ、いくらなんでも姉メアリ女王はあれじゃ可愛そうだ。
8点(2003-06-16 22:54:21)
49.  ノッティングヒルの恋人
うわぁ、お約束~!!と思いながらも最後まで楽しめてしまった。台詞とか、話のテンポが良くて、ラブストーリーの王道だと思う。ジュリアの表情も一つ一つ素敵だったが、ヒュー・グラントの「またか」と思うようなシャイで情けない男がハマりすぎ。字幕の訳で、ヒュー・グラントを友人が評して言う「崩れかけた美貌」には笑った。ジュリアの「不安を抱えたアメリカのオスカー女優」というのも、なんだか皮肉っぽくて良い。あと、サイドの人々の恋愛や家庭なども、うまく話に絡んでいるので、笑ったりほのぼのしたりして、期待以上に良かった。
6点(2003-06-16 22:30:31)
50.  トゥルーナイト
ランスロットがヒドイ出来。あれでは、アーサー王伝説の世界にひたりようがない。ショーン・コネリーはなかなか良かったが、オーモンドは若すぎ。グネヴィア王妃の不倫が理想の王国を崩壊に導く、というのが伝説のもっともドラマティックな部分なのに、こそこそいちゃいちゃしていて、変なラブストーリーだった。どうも全体がうっかりするとコメディになっていきそうで、それなのにマジな話ですすめていくので、なんだか間延びしたお話になっていく。戦闘場面も迫力がない。題材自体が消化し切れていないのでは。
2点(2003-06-16 18:37:01)
51.  柔らかい殻
映像は美しく、ストーリーは淡々として、息苦しくなってくる映画。主人公の少年を取り巻く現実は痛々しく、彼が現実に耐えられなくなっていく感じがせまってくる。母親が怖い、というのは何となくわかる気がする。父親が死んだことによって帰ってきた兄の、ひ弱で、はかない感じが意外性があって良かった。「愛されたい!」という暗いがエネルギッシュな少年と、弟の機関銃のような感情を受け止められない消え入りそうな兄との対比は、非常に面白い。暴走する少年の渇望は、残酷な結果を引き起こすが、これで終わるの??? ここで??? という気分になってしまう。それにしても、未亡人がもっと美しかったら、また映画全体のイメージが変わったかもしれないのに。
4点(2003-06-03 21:37:10)
52.  スターリングラード(2001)
ラストにターニャが生きてなければ、ボロ泣きのまま終わったのに、涙が引っ込んでしまいました。アレレ? なんか、肩すかしを食らった気分。映画館を出るときの気分というものを真剣に考えて欲しいなぁ・・・・・・。本当は9点くらいかも。エド・ハリスが最高に素晴らしいです。ただ、この映画を観てドイツの人はどう思うだろう? ソ連の人々はどう感じる? スターリングラードという舞台で映画を作るのが、そもそも間違ってるんじゃないでしょうか。
7点(2003-06-03 20:35:06)
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