1. ゴッド・アンド・モンスター
映画界の内情ぶっちゃけ話とか戦地の話が興味深かったです。 ほんと服を脱いででも聞きたくなるくらいに(笑) 実際にいろんな御老人に昔話を聞きたくなってしまいました。 8点(2004-03-02 06:34:17) |
2. ターミネーター3
小さくまとまってしまったなあ、というのが見終えての感想ですね。 CG映画時代を築く幕開けとなり、映画史に革命を起こしたT2の続編の割にはかなり不満。 これからも何十年も語り継がれ、ゲーム等他のメディアでも引用され続け るであろうT2の液体金属表現、モーフィング、スペキュラー などからすると、CG技術の先進性およびインパクトがなさ過ぎる。 T2から12年、世の中にはジュラシックパーク、マトリックス、インビジブル等 T2の影響を多大に受けたCG映画が続々でており、その元祖であるT2が 帰ってくるとなれば、それらの作品を蹴散らすほどの映像表現は欲しかったものです。 ラストの核ミサイルシーンなんてCGで作りこむ最大の見せ場じゃないですかねえ。 ちょっとあっさりしすぎ。 というかむしろこの映画はCG映画全盛の風潮にあえて反旗を翻して アナログ映像重視で行こうとしたのかも知れませんが、アナログ映像も 画期的なものはなかったですし。 何か画期的なCG表現や映像表現なりが考案できなければ、このT3自体も製作 しないほうがよかったのではないでしょうかねえ。 ターミネーターシリーズには時代を切り開く映画の先駆者であって欲しかった。 ではCG映像以外の部分に力を入れているのかというと、全然そうでもなく、 むしろ難しいシナリオや重い空気は排除し、エンタティメントに徹しようという感さえあります。 ならばなおさらのこと映像で引き付けて欲しかった。 制作費は大幅に増えたにも関わらず、スケールダウンしてB級どころか まるでターミネーターのパロディ映画ですね。最終絶叫計画っぽい。 監督が代わり、時代の先駆者たるより先ずターミネーターをセルフコピーするするので 精一杯だったということでしょうか。 12年経った今あえて復活させる必然性がこの映画にはなかった。93~95年頃なら高評価 だったかも知れませんが・・・。4があるならプライドをもって挽回して欲しい。 6点(2004-01-30 20:59:47) |
3. イングリッシュ・ペイシェント
《ネタバレ》 しかし辛い評価多いですねえ・・・。 自分はここの辛い評価を見てから覚悟して観たので(笑)、言うほど悪くないかなと思えました。 冒頭はアクションシーンや、全身大やけどのイングリシュ・ペイシェントに、 不謹慎ながらフリークス的興味を感じ引き付けられました。 中盤は美しいロケーションや落ち着いた雰囲気で、うっとりさせられました。 中盤はスローテンポで退屈という声もありますが、それゆえに台詞の裏読みとか深読みとか、難しい発言も咀嚼できる猶予があってよかったと思います。 まあこれはロケーションとか雰囲気が自分の好みにあってたからよかったのかも知れません。 終盤になると結構怒涛の展開でスリリングでした。 恋愛シーンも良かったのですが、カラバッジョとインド将校とイングリッシュペイシェントの奇妙な3人男たちの心の通い合いもよかったですね。 惜しむらくはそのあたりの友情シーンをもう少し見たかったこと。 ハナは献身的でストイックで美しく、インド人も妙にかっこよかったです。 ここの古びた僧院で過ごした時間は彼らにとって癒しの時間であり、とても人生において貴重な期間となりよかったのではないでしょうか。 彼らがうらやましく思えました。 9点(2003-12-22 19:21:25) |
4. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 テレビで見たんですが、ゲームのシーンとかがどうもカットされているようで残念。 それにいろいろ辻褄があわないようなシーンが・・・。 足を怪我してる人を「隔離して放置して死なす」か「嫌がるのを無理やり島の病院に連れて行くか」で、「隔離して殺す」方を選択しますかねえ? 普通縄で縛ってでも病院に連れて行くと思うのですが。 金がなくて高額の治療費がどうしても払えなくて仕方なくなら納得できますが・・・。 ディカプリオがけが人を殺すのもよくわからないし。 他にも納得のいかないシーンがいくつかあり、 結局登場人物の誰にも共感できず終わった感じですねえ。 5点(2003-11-20 13:48:49) |