1. ジャガーノート
《ネタバレ》 今のご時世、映画環境から見れば物足りなさを感じますが、余分な脚色、演出、CGが無い分、却って素晴らしく感じます。最近の映画、アニメ、TVドラマの多くが、ストーリーをコピーしているのは明かで、爆弾×閉鎖環境×時間との闘い、そしてラストの爆弾解除のシーン。ただ、物足りなさを感じたのはそれぞれの人間関係や犯人の動機や背景の掘り下げ。描かれてはいますが、一人でやったにしては爆弾量が多いし、冷遇されたことへの恨みとすれば、より主人公との繋がりエピソードが詳しく書かれていてもよいのかも。とは言え、この分野のパイオニア的作品で優れた作品です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-25 10:22:03) |
2. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 どこかで観たようなシチュエーション。記憶をなくした主人公が暗殺者相手に互角の戦いを繰り広げる事でただ者ではない事を暗に示す。終わってしまえば物語は成立し、ある程度面白い。が、他の方もか書かれているとおり変心したのは何がきっかけ?援助のあった女性が美しかったから?それも成立するだろうが・・・。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-02 22:21:06) |
3. インセプション
《ネタバレ》 まずは、「コブ、良かったね」といったところ。脚本のプラットホームである「夢の中で情報操作」という設定は目新しく、興味津々。映画前半はその説明部分であり、丁寧に描かれています。ここは成功。ところが後半の部分はドンパチが中心で、カーチェイス、雪中戦闘ともに平凡。ビルの中で無重力状態での格闘がやや面白い映像なだけで、すごいとは感じませんでした。終わってしまえば、設定が奇抜なだけで、大半がその設定レギュレーション中での戦闘映画なわけで、気持ちが入り込めなかった。音も無駄に大きく、個人的には苦痛でした。 [映画館(字幕)] 5点(2010-08-26 22:28:05) |
4. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 随分前、吹き替えで見たんですが、その時は内容把握がイマイチだったのでしょうか。今回は吹き替えて見ました。単純に面白かった。B52の機内緊迫感とペンタゴン(?)でのまじめで間抜けな政治家と軍人の遣り取り。子供の頃、まだソ連の活きが良かったとき、友達と「馬鹿な奴が、核ミサイルのボタンを押して第三次世界大戦が起きる」なーんてことをまじめに話していました。この映画が元だったのでしょうか。非常にブラックなのですが、最近のCGだらけのパニック映画や下品なホラー映画に比べるとなんと品の良い、そしてコメディなのでしょう。 [ビデオ(吹替)] 8点(2009-11-18 21:37:19) |
5. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 ストーリーのインプットは興味深かったが、後半はそのインプットが活かせていないきがした。特にサイバーテロに対してマクレーンが苦しみながらも如何に(我々が感心しながら)勝利するかがこの映画のポイント(興味)であるはず。しかし、最終的には力でねじ伏せすぎ。主役がそのようなヒーロー像だから、サイバーだって何だってボコボコにしたら済むのかしれませんが。と言いつつも、楽しめました。でもいつも思うのだが、敵は何故すぐにマクレーンを撃たないのだろう。 [DVD(吹替)] 6点(2007-11-18 12:40:44) |
6. 空軍大戦略
《ネタバレ》 史実戦争映画(パットン大戦車軍団、遠すぎた橋など)は戦争好き者でないと、てんで分けが判らないないのだろうか。特にこの映画は実機を出来るだけ使用し、レシプロ戦闘機のドッグファイトや迎撃戦を映像化していることが魅力的なんだろうが、戦争映画にメンタル的な映像化を期待しているとそれは全くない。却って気持ちよい。最後にドイツ空軍が消耗戦に嫌気がさし、攻撃を止めてしまったことを、英側の迎撃隊が呆然としていることで表現している。本当にそんな感じだったんだろうな。CGなしで空戦、撃墜シーンを高水準で仕上げていることはファンには垂涎。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-23 17:30:11) |