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1.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 
前半は、お決まりのパターン。本物のエドシーランが出てくることで、リアリティが出た。 で、どんな展開になるのかな~と思っていると、主人公以外に2人“ビートルズ”を知っている男女が出てくる。そして「あなたに感謝を伝えに来たの」ときた。 「ビートルズのいない世界なんて、潤いのない世の中だよ」と言ってくれる2人。そして手渡されたメモ。これが主人公の生き方を変える。ジョンの住所が書かれていたのだ。そして「今幸せですか」と尋ねると「とてもね」という答え。そして「お金も名声も幸せには関係ないよ」と、ジョンが言う。そして今“78歳”と言う。主人公と同じく、この映画を見ている人全体が『78まで生きたんだ』という言葉に同感するだろう。 そして、コンサートの最後のスピーチ。良心の呵責から解き放たれると同時に、あの4人に対するリスペクト。正直感動した。 ラストの『オブラディオブラダ』と、本物の『ヘイジュード』の使い方がうまい。素晴らしい。単なるコメディと思っていた自分だったが、見終わって、主人公と同様、清々しい気持ちにさせられた。いい映画だった。
[インターネット(吹替)] 9点(2020-06-01 20:27:43)
2.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
本当は緊迫感にあふれる映画のはずなのに、全くハラハラ感を持てませんでした。 唯一、ジョージ・クルーニーが“戻って”来たところで、おお、これは面白くなるぞ…と期待したのですが単なる幻影とわかって失望。 ヒューストンのシーンを全く入れずに、ただサンドラの目線だけでストーリーを進めるというアイディア自体はいいと思うのですが、リアリティを強調するあまり、登場人物に全く感情移入できませんでした。 CGの素晴らしさに免じてプラス1点です。
[地上波(吹替)] 3点(2016-06-11 16:54:05)
3.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
静かな語り口は嫌いではないのだが、ちょっとテンポがゆっくりしすぎてないか。飽きはしなかったが、もう少しタイトにまとめられたような気がする。それではこの映画の魅力が減るのかもしれないが。 それにしても、パーティーの途中で犯人に、“なぞは暴いたぞ!”的な展開は、定番すぎる気もするが、観ている側はそれを期待するので、しょうがないか。 ただ主人公が最後に死んでしまうオチは、ハリウッド映画に毒され気味の自分としては、あまり好きじゃない。観終わって、スッキリ感が減るので。というわけで一点減点。
[DVD(吹替)] 6点(2012-10-04 19:37:26)
4.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
正直言って、キューブリックの作品としては残念でした。ホラーとしてはあまり怖くないし、脚本が雑ですね。このころからキューブリックも腕が落ちてますね。
[映画館(吹替)] 5点(2012-05-09 13:43:17)
5.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 
これ、「時計仕掛けのオレンジ」のスタッフが勢ぞろいですね。演出もそっくりだし。それはともかく、時間を忘れて見入ってしまいました。淡々とした演出なんですが、キューブリックマジックですね。なんといっても「今となっては、みんなあの世」というラストのナレーションが最高。字幕を担当した方の才覚が光ってます。
[映画館(吹替)] 8点(2012-05-09 09:07:43)
6.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
この作品、初見のときは、やはりおおかたの方が語っておられる通り、ラストシーンがさっぱりわけがわかりませんでした。 しかし、原作を読むと、これがすんなり理解できるんです。あの“モノリス”は、進化を促進するものなんですよね。ただ、映画では、ラストのスペースチャイルドが、人類の進化型であることが描かれていないので、ちょっとその辺が難解すぎる結末になってます。その辺が残念。 ただ、ボーマンとハルの攻防はすごいですね。さすがキューブリックです。そこに1点プラス。
[映画館(吹替)] 7点(2012-05-09 09:00:33)
7.  エイリアン2 《ネタバレ》 
第一作目のファンとしては不満があるものの、これはこれでよくできた映画。削るところのない、上質アクション映画なのだけど、最後の方で、マザーと対峙したリプリーが、卵に銃口を向けると、マザーの指示で、“警備兵”的なエイリアンが、引っ込むところは興ざめした。エイリアン同士が、あんな形でコミュニケーションを取ってるなんて…。
[地上波(吹替)] 7点(2012-05-05 07:21:14)
8.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 
よくできた映画だ。だけど、それだけ、とも言える。 演出が抑え気味なのは好感が持てるが、なんといってもラストの見事なスピーチにいたるまでの過程をもっと詳しく描いてほしかった。 『Shall We Dance』は、その辺が巧みな演出やエピソードで埋められていたので、見終わった後のスカッと感がある。 その辺がこの映画に無いのは、なぜだろう。 事実の映画化ということで、派手な演出ができなかったところにあるのかもしれない。 ある意味で、残念な映画。
[DVD(字幕)] 7点(2011-12-11 22:58:17)(良:1票)
9.  グリーン・ゾーン
アメリカの思惑、偽情報に関する点をもっと追究する線で映画が進むと面白かったんだけどな。 イラクの重要人物を追っかける話が混ざって、焦点がぼけている気がする。 いずれにしても、見終わった後、面白さが伝わってこなかった。 
[DVD(吹替)] 5点(2011-02-26 10:09:52)
10.  時計じかけのオレンジ 《ネタバレ》 
バイオレンスとセックスがテーマなのに、なぜこんなに面白く、美しく、芸術的に撮れるのだろう。音楽の使い方も効果的で、特に「第9 第2楽章」のシーンは素晴らしい。原作も面白いのだが、そこにはない「雨に歌えば」を挿入したことで、さらにブラックユーモア度が上がっている。 晩年のキューブリックは腕が落ちたが(特に「シャイニング」あたりから)、このあたりの作品は観る者をつかんで離さない。 時にチャチな映像が(時代的に仕方ないが)あるので、それでマイナス1点。
[映画館(字幕)] 9点(2011-01-07 17:09:31)
11.  エイリアン 《ネタバレ》 
世間では「エイリアン2」が評判がいいようですが、あれはアクション映画。本当の“恐怖”を与えてくれるのは、この第1作です。 あの卵の中身がうごめく不気味さ。アッシュがロボットと判明するショッキングな展開。最後まで全体が見えないエイリアンの姿。 初めて見たとき、あまりの恐ろしさに疲れ切ってしまいました。 これこそ、上質のホラー映画の傑作です。
[映画館(邦画)] 10点(2011-01-04 17:52:20)
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