1. 奇跡の海
信仰によって人は救われるのか? というテーマなんだろうけど、この物語の主人公はあまりにも思い込みが激しくて、段々と精神を病んで行くので観ていて辛い。 しかし、それこそまさにトリアー監督の思うつぼなのだった。 この監督は女性をとことん不幸にさせなきゃ気が済まないのだろうか。その悲劇の描き方があまりに極端でクドイと思った。 また、終始手持ちカメラによる映像(タイトルすら手持ちで撮るという念の入れよう)に少し酔ってしまった。 それにしても長い。ここまでの長さが必要だったのだろうか。 [DVD(字幕)] 4点(2020-02-13 19:36:38) |
2. ザ・バニシング-消失-
まず、冒頭のトンネル内の一件により、主人公の男に全然好感が持てないので全然感情移入できないし、必死で消えた恋人を探す様子を観ていてもふーんという感じしかしなかった。冷たいですけど。 それよりも、犯人の奴の得体の知れないヤバさがじわじわと感じられて、現実にこういう奴居るかもしれないというリアルな怖さがあった。 いかにも80年代のサスペンスという感じで、最近の映画を見慣れた人にはテンポは遅く感じると思うが、淡々としているからこそ主人公の絶望などがより深く感じられると思う。 [映画館(字幕)] 8点(2019-05-21 21:17:37) |
3. 馬を放つ
キルギスというよくわからない国の農村を舞台に、伝統やしきたりを守って暮らす遊牧民の子孫?達が互いに協力しあいながら暮らす様子を描いている。 一方で、タイトルにもあるように馬を放つ者がこの物語の焦点となっている。馬を放つ者、要するに勝手に人の所有する馬を放ってしまう犯罪者だ。とは言え、馬を愛し、馬を大切にしてきた先祖の教えを守り、金儲けに馬を利用するのが許せないという言い分は、現代化の波が押し寄せるキルギスにおける現状に一石を投じるようなそんなテーマなのではないかと感じられた。 また、馬を放たれた事で激怒する競争馬のオーナーはちょっとチョウ・ユンファに似てましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2018-12-03 16:02:24) |
4. ロブスター
ディストピア感溢れる設定自体は興味を惹くものだったが、こうなればいいなぁという私の期待を終始裏切り続け、全く理解不能な着地点へと向かっていた為、かなり置いてけぼり感が凄かった。 動物になるくらいなら無理矢理にでも示し合わせて契約結婚したりとかしても良さそうなのに、必死さが無いというか、皆なんか目に生気が感じられなくて‥‥もうちょっとやる気出そうよ〜と思ってしまった。 [インターネット(字幕)] 4点(2018-04-25 02:06:58)(笑:1票) |
5. トウキョウソナタ
役所広司が要らなかった! 前半は家族の崩壊を描いた、なかなか見応えのあるドラマだなぁと引き込まれていたのだが、役所広司が登場してから急にコントになっていた。もうその存在そのものがギャグでしかない。なんかニヤついてるし‥。そんな得体の知れない男に付いていくお母さんもあり得なさすぎでしょ。児嶋一哉も基本的にふざけてた。 この時期の黒沢作品は後半急に迷走しがち! [DVD(邦画)] 4点(2018-03-22 18:11:15) |
6. ダンケルク(2017)
「インターステラー」の時もそうだったけど、やたら荘厳で重厚な音楽が終始流れ続けている為、何気ない描写、奥から味方と思しき兵士が近づいてくるだけという何気ないカットでも、もしかしてこいつ裏切って銃乱射したりしないよな?っていう不安が常に付き纏い、終始一貫して気の休まる暇がなかった。しかも、うるさすぎて逆に戦闘描写の邪魔だと感じるところなんかもややあったりして、たまには無音でもいいのにと思ったりなんかしました。映像面ではやっぱり迫力があったので、かなりの没入感でした。体験型の戦争映画ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2017-09-12 23:34:55)(良:1票) |