1. ザ・バニシング-消失-
《ネタバレ》 88年の仏蘭西。年代物でしたが、現実的で恐ろしかった。 携帯も無い、監視カメラも無い。「知らない人についてっちゃだめ」と教育するしか防犯策が無かった犯罪が容易い時代。 アナログ時代ならではのスリラー。誘拐犯は表向きは家庭的なパパも裏の顔は緻密な計画を立てるサイコパス。 失踪した恋人を探し求める主人公の前に堂々と現れる。果たして死んでるのか、生きて監禁されてるのか…?誘導するドライブの行方は?? 衝撃の結末までのめり込んでしまった。 後味の悪さは一級品。それが本作の魅力ですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-20 18:57:07)(良:1票) |
2. ギャング・オブ・ニューヨーク
《ネタバレ》 スコセッシお得意の尺の長い一大叙事詩。 みるからにお金をつぎ込んだ大人数のエキストラ。 裏腹にこんなインパクトあるタイトルで言えばギャングってこんなマイルドなのかというのが率直な感想。 煮え切らないストーリー性に配役はディカプリオとデイルイスで流石なんだけどキャメロンディアスは変わりが利いたかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-31 23:25:43) |
3. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 斬新な視点で映し出す戦争映画。 視覚効果で臨場感はあるが、戦争映画として何か大事なものを削ぎ落し過ぎたように感じてならない。 反戦、無力、残酷、生きる力など…。個性もなくドラマ性が皆無。よって退屈であった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-16 15:26:49) |
4. ブラックブック
あ~ロボコップの監督なんだ。 長い年月練っていたそうでお疲れ様でした。 中立をとった監督の気持ちが伝わる比較的マイルドなナチス映画。 終始見応えある諜報戦。クライマックスへ向け二転三転疾走する感じはサスペンスならでは。 時代なのでしょうがないけど、裏切りのオンパレードでこんなんじゃ人間誰も信じられなくなる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-08 23:23:49) |
5. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 想像以上に楽しめた。後味悪さNo.1の呼び声が高い本作。観賞後、そうでもないでしょというのが感想。 救いが皆無とは思わない。そりゃカルマの冤罪晴れて息子の眼も治ってが理想だけど1つでも救いがあるじゃない。セルマは息子を助けるために死刑を選んで希望を息子に託した。たしかに運は悪かったがミュージカルを愛し障害にも負けず直向きに生き、愛してもらえる家族や仲間がいる。圧倒的に人権を無視しているような映画よりもはるかにマシに思える。 障害が遺伝する可能性が高くても赤ちゃんを抱きたかったから産んだ。人間の道理。母親としての愛。感動すら覚える。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-29 22:50:38)(良:1票) |