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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1249
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  新・幽幻道士 立体奇兵 《ネタバレ》 
本来は3D映画として制作されたそうで、原題の「立體奇兵」とは終盤に出た赤青の連中がそうだったらしい。確かに、3Dの効果を出すためかカメラに向けた前後の動きが目立つようだった。 今回は設定が初期化されたようで、金爺爺がもともといた「義荘」(第3話冒頭場面のナレーションで説明があった)に最初から少年2人と美少女がいる形になっている。親方と孤児連中の旅という設定はないものの、町内でキョンシーによる殺人事件が起こって疑いをかけられるなど、このシリーズとしてはオーソドックスな印象がある。  内容としてはちゃんと子どもら主体の物語ができており、前回とか前々回のように大人が悪ノリしている印象はなく、コメディ要素にも抵抗なく笑える映画になっている。ベビーキョンシーが敷居につまずいたのに笑わされ(子役は痛くなかったか)、また痒みの素?とか八卦ボックスのようなアイデアも面白かった。最後は残念ながら悲劇に終わっていたが、まずは笑って泣いてという普通の娯楽ドラマの範疇と思われる。 また決戦時の人形の館がファンタジックな作りなのも楽しい。伝統色ある異形の兵団が次々襲って来るのはイマジネーション豊かで、小さい子ならこういうのを喜ぶのではないかと思った。獅子舞が出現したのは変だったが、幇間のようなキャラの坊主頭が青いのがまた可笑しい(気色悪い)。奇兵が消える時のワオンという効果音も面白かった。 このシリーズは初回が好評で第二作を作ったあたりが頂点で、三作目からは低落するばかりというパターンかと思ったが、この新作は子ども向けという基本姿勢を守ったことで、かえって大人も安心して見られる(笑える)佳作になっている。大人の立場としても、子をもって初めて人の道の何たるかを知る、という程度のドラマはできていたかも知れない。  登場人物としては、前回の孤児役5人が少し役どころを変えてまた出ており、前回はグループ中の一人だった美少女が今回はテンテンの地位に昇格したのは順当に見える。もとのテンテンより少しきつい顔に見えるが基本的にかわいいので問題ない。また前回の監督の娘も再登場しており、かなり特別扱いの役をやっている。前回と違って大人の女性の面での見どころはなかったが、子役が微笑ましいので結構だ。ベビーキョンシーも相変わらず愛嬌のある顔を見せている。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-11-27 11:27:46)
2.  屍憶 SHIOKU 《ネタバレ》 
台湾と日本の合作ということになっている。台北市の警察が出ていたので場所は普通に台北らしい。 ホラー要素としては、台湾で有名な(多分)「冥婚」という風習を使っている。これは日本にもあると書いてあったが、しかし山形県内陸地方にある「むかさり絵馬」は亡くなった人物に架空の相手を結び合わせる形なので、この映画のように生きた人間を犠牲にするものではない。劇中で過去に事件のあった1930年は日本統治時代であり(映画「セデック・バレ」の霧社事件と同年、映画「KANO」の前年)、また何か日本がからむのかと思ったら何も関係なかった。関係なくて結構だ。  物語としては中心人物の男と女子高校生の話が別々に進んでいき、最後に一本にまとまって終結する。途中の展開が緩くて長いと思ったが、終盤に至ってまとめにかかり、それまでの断片が次々つながっていく展開は意外感があった。 また日本が参加しているだけあって邦画ホラーっぽい雰囲気もある。しかし貞子でも伽椰子でもないゾンビ風の亡霊が、霊能者の前でしおらしくかしこまってうなだれる姿は珍しい。またその霊能者が「他に方法がない」と新人らしく自信なさげに言っていた様子も好感が持たれる。 ほか女子高校生を水泳部の設定にして水着姿を水中撮影するなどは、日本でも以前に盛んだった(今も?)ロリコン趣味丸出し映画のようだった。ただし出演者は20代だろうから未成年者はいないと思われる。  出演者としては日本人も二人出ており、うち田中千絵という人(「王依涵」役)は他の台湾映画にも出ている有名人である。もう一人の池端レイナという人も日台両方で活躍中とのことで、今回出番は多くなかったが、かわいいまま終わる役でよかったとはいえる。 ほかの登場人物として、中心人物の女子高校生は16歳(昨日まで15歳)の設定で、見た目は素朴で幼い感じの普通に可愛い少女だったが、演者のVera Yen/嚴正嵐という人は実は1989年生まれだそうで、この映画の頃には26歳くらいだったことになる。10歳ごまかしても通用するのは元がよほど童顔で可愛い人だということらしく、この人にもちょっと意外感があった。特に病室で見せた情けない顔は極端に可愛い(かわいそうだ泣くな)。 また中心人物の男に「イーハン」と呼ばれていた女性役(Nikki Hsieh/謝欣穎)も忘れがたい魅力的な風貌だった。出演者の面でも見どころがあるのはいい映画というしかない。
[DVD(字幕)] 6点(2021-10-30 13:27:37)
3.  人面魚 THE DEVIL FISH 《ネタバレ》 
今どき人面魚とは、日本の配給会社も適当な題名を付けるものだと思ったら原題からして人面魚だった。副題の「紅衣小女孩外傳」は「紅い服の少女」というホラーシリーズの「外伝」の意味らしい。この映画でシリーズ3作目のようだが、「紅い服の少女」自体は関係ないのでスピンオフと表現した記事もあった。なお「紅い服の少女」も「人面魚」も現地に実際にある話のようで、うち人面魚に関しては、この映画で見た限り「おいてけ堀」を思わせるものがあったが、ただし焼魚になってから怪をなすのは日本と違う。 基本的な筋立てとしては、かつて善なる神の「虎爺」が封印した大魔神が現代に蘇ったため、主人公の道士が虎爺の力で退治する話になっている。封印の時期を1669年と特定した意味は不明だが、これは鄭成功が台湾最初の漢人政権を建てた時期に、いわば鎮定の一環として土着の魔物を排除したということかも知れない。ちなみに虎爺は「フーイエ」と振り仮名がついているが、日本人としては「とらじい」としか読めない。  ホラー映画としては伝統的怪談、心霊、エクソシズム、アクション、CGでのモンスターバトルといった多彩な要素が含まれている。ストーリーも二本立てのようで、複雑というかまとまりのない印象もあるが、いろいろ盛りだくさんな豪華娯楽大作といえなくはない。 ドラマの面では、家族関係の描写でやや感動的なところがある。特に子が親を思う心情が強調されており、単なる男女の愛でもなく、家族の愛が最後に勝つというのは日本人としては新鮮に感じた。 キャストに関しては、小学生の母親役(徐若瑄/Vivian Hsu)はもうそれなりの年齢だろうが、どんな顔をしていても可愛さが隠せないようでもある。また道士の妻も、超絶美形でもないが個人的に惹かれるものがあり、ラストで美男美女夫婦が揃った場面は何とも眩しく見えた(羨望)。その息子を演じた幼い子役が、感情を懸命に抑えようとしていた演技は泣かせるものがあった。   [2023/5/6追記] シリーズの1・2を見たので補足。2から10年遡った前日談で、内容的には当然つながった形で作ってある。字幕で「魔神」と書かれていたのは1・2の「魔神仔」のことだったらしい。 初見時には全体構造がわかりにくかったが、今回のビビアン・スーは2のシングルマザーに当たる主人公、地下室の少年が「紅い服の少女」に相当し、人面魚は人面蛾に対応するものとして整理できる。また2と同様、主人公のドラマと並行する形で道教寺院の関係者が出るが、今回は魔神と戦う道士一家のドラマに重点が移ったようで、それで主人公のドラマと二本立てに見えたらしい。家族がテーマというのはシリーズ共通のようだった。また主人公に関わる屋内のホラー描写も1・2より手が込んでいる。 日本では3が最初に公開されたので仕方ないが、やはり本来は1・2・3の順に見るべきものだったらしい。結果的にはシリーズ中でこれが最も充実して見えたが、登場人物としても個人的には道士の妻が3作中で最も好きだ。メイリン(美玲)という名前も可愛い。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-10-10 08:58:05)
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