1. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 とにかく圧倒的な映像美と迫力がある映画でした。 リアリティもあり、隅からすみまで計算しつくされた完成度の高い作品です。 宗教的な話がベースにあるようなので、最後まで見るとじつはとても深い話だったということが分かるのですが、日常的に一神教やヒンドゥーに接することが多くない日本人には分かりにくいかもしれません。 ただ個人的にはユーモアがあって見ていて楽しくなるコメディー映画が好きなタチなので、追い詰められる心理を描いたパニックモノは好ましくありません。よって限りなく6点に近い7点としました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-10 06:31:41) |
2. レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
《ネタバレ》 前作より面白い。 変に通好みにしないで、エンターテイメント性を追求したのは正解だろう。 あいかわらずツッコミどころは多いが、大衆映画なので分かりやすいほうが良い。 本戦が始まるまで長いが、矢のエピソードのように面白いエピソードが盛り込まれているので退屈せずに鑑賞できた。 やっぱり、孫権と周瑜の顔の判別が難しい(笑) [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-09-16 22:40:55) |
3. レッドクリフ Part I
さすがに大金をかけているだけあって、スケールの大きさはとてつもない。 CGだか本物か分からない画面の美しさも見事。 武人の超人的な動きは見ているだけで楽しいし、亀の陣形を始め戦いの細かいところまでこだわった戦闘シーンは実にうまく再現されていて素晴らしい。ー でも内容はやっぱり薄っぺらい。うーむ。少林サッカーのように爆笑できてストレス発散になるでなし。どう見たものか。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-09-10 17:40:49) |
4. ヤンヤン 夏の想い出
「癒し」を挙げる方が多いのですが、少なくとも私は癒されませんでした。だって、つらすぎますよ。日常の人生をありのままに切り取っているように見せてくれているのでしょうけど、それよりも私は、映画のなかに夢をみたいと思っています。だって、ドキュメンタリーではない映画は創作なのだから、現実世界のドロドロした要素を反映させなくてもいいんじゃないですか。こう思ってしまうのは、私がまだ若くて甘ちゃんだからかもしれませんけど。たしかに構成、表現、台詞、すべて挙げてみてもこの映画が一流なのは、一目瞭然です。ただ、せめて分かりやすくナレーションを入れてほしかったと思います。淡々としすぎていて、何が何やらよく分からない場面が大すぎです。私もヤンヤンという名前から、若い女の子の甘い物語を思い浮かべていたのですが、まったく見当違いでした。それでもタイトルは、10代の女の子を主役として「ティンティン夏の思い出」としたほうが良かったかもしれませんね。10年たったらまた見てみたいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-27 20:37:04) |
5. グリーン・デスティニー
かなり微妙。前半は画面が暗くて何がなんだかまったくわからず、点数のつけようがない。ストーリーも全体を通してほとんどみえてこない上、最後も意味がわからなかった。チャン・ツィイーが男を薙ぎ倒してビしっと決めるシーンや風景には9点あげられるだけに非常に残念。最初の1時間は早送りで、途中から美味しいとこだけ見るのがよいかも。 3点(2003-12-24 09:49:42)(良:1票) |