1. ベルヴィル・ランデブー
《ネタバレ》 このキャラクターデザインは相当好みが分かれると思う。残念ながら私はダメだった方。音楽とそれに関連したシーンはいずれも素晴らしかったし、世界観も悪くない。ただただ、絵が苦手… [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-12-07 10:04:26) |
2. ロルナの祈り
ヒロインのロルナの感情の動きに同性として共感できるところがほとんど無く、「あーあ」で始まり「あーあ・・」で終わってしまった。外国映画を観ていると、社会背景も年齢も立場も全く異なるキャラクターであっても、女性が主人公の話ならどこかしら共感したり人間的な魅力を感じられることが多いので、それこそ祈るような気持ちでストーリーを追っていたが、残念ながら最後まで感情移入しきれずに終わった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-10-03 18:29:56) |
3. 変態島
ベアール見たさに恐る恐る観てみたが、まあ変態っていうほどでも変態でもなかった。多分みんなが期待しているような変態シーンはラストシーンの後に続くのだろう勝手に妄想する余地はあります。ベアールは泥まみれでアタマいっちゃっててもやはり美しいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-01 10:52:03) |
4. その男ヴァン・ダム
冒頭からの自虐ムードに若干わびしさを覚えたが、意外と面白かった。落ち目アクションスターとしての自分の見せ方をよく分かっているヴァンダムの役者魂が感じられる佳作。今時好きな俳優にヴァンダムを挙げるのはちと恥ずかしい・・と思っている人にこそ観て欲しい。例えばこの作品をスタローンやシュワちゃんがやったら白々しくて目も当てられないが、ヴァンダムだからこそこの哀愁が絵になるわけで、なかなかどうして絶妙なポジショニングを保ってる俳優であることに気づかされる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-19 21:55:48) |
5. イル・ポスティーノ
学はないが純粋な感性を持った男が、恋をして己の感情を無我夢中で表そうしたとき、ごく自然に詩人が生まれる・・「人が芸術家になる時」を美しく描いていて、何とも良かった。ただ、後半で狙った女を手に入れさえすればエセ詩人はあっさり廃業・・ってそんな無粋で打算的な男の話だったのかよ!!と憤慨しかけたが、うまいこと持ち直してくれて良かった。 それにしても惜しい役者を亡くしました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-16 13:24:22) |
6. ダーウィンの悪夢
ドキュメンタリーとしては演出がかなり偏っているように見える一方、フィクションとしては全くエンターテイメント性が無いので、見たことを後悔するほどではないが何となくスッキリしない。残飯魚の加工処理場のシーンがとにかく強烈。刺激臭が漂ってきそうでなんか目が痛くなってくる。ナイルパーチという魚を食材として認知したことは今まで無かったが、きっと私も一度は口にしているのだろう。これからはのり弁の白身魚フライを見る度にあの映像を思い出して複雑な気持ちになりそうだ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-31 00:54:09) |
7. やわらかい手
《ネタバレ》 やわらかい手、って最初は主人公の孫の手のことだと思ってた(笑)。老境に入ってなお、土壇場で自分の奇跡の一芸を見いだせるなんて人生は面白い。こんな「芸は身を助ける」はフィクションでしかありえないからこそ、映画を観る楽しみをしみじみ感じた。やむにやまれず孫の為に自尊心を犠牲にした主人公が、結果的に女の強さと自信を取り戻し、最後には自分の為に生きる道を選ぶのが清々しい。終始重くて暗い画なのに思いがけず後味の良い作品だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-14 09:46:51) |