2. バベル
それぞれのエピソードの絡み合い方が少なすぎて、まったく”壮大なスケール”を感じることができなかった。特に日本のエピソードなんてすっぽり抜けてしまっても映画としては成り立つだろうし、逆に同じように絡みのないエピソードをいくらでもくっつけることもできるだろう(既に映画としては長すぎだが)。言葉が通じない云々というよりも問題は違うところにあったと思った。はじめは手話にだけかと思っていたら、日本語のせりふにまでしっかり日本語字幕がついていたのはいったい何のためなのだろう。耳の不自由な人も映画館で見られるようにということなのかも知れないが、菊池凛子の役に共感できるか少し心配である。 [映画館(字幕)] 5点(2007-04-29 18:20:35) |