1. ポーラX
面倒くさい映画が好き。破滅に向かう主人公も好き。それは、どこかに興味をそそる謎が隠されているから。「ポーラX」にはそれを感じられなかった。興味を持てなかった。どことなく居心地の悪さが付きまとい、自分勝手なだけの甘ったれた主人公と、そんな奴、放っておけばいいのに、やはり自分勝手で主人公を追いかける人たちばかりが印象的だった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-10 22:41:28) |
2. マーサの幸せレシピ
《ネタバレ》 料理の映画であるなしにかかわらず、映画の中で食べているものが美味しそうに感じるかどうかは、その映画が面白いかどうかと関係がある気がします。レストランの中ででている豪華な料理よりも、マーサの家でマリオの作った料理の方が数段美味しく感じたのは監督の腕なのかも知れない。強引な感動作にせずに淡々と綴っている感じが好感をもてました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-06-29 02:52:13) |
3. ラルジャン
映画でも小説でも色々な作品を見れば見るほど、同じようなストーリーには驚かなくなります。この映画の衝撃もトルストイの原作も今初めて見たはずなのに、勧善懲悪なものが受け入れられた時代は遥か遠くなり、同じようなシチュエーションのフォロワーものを多く見過ぎているので新鮮にも衝撃的にも感じませんでした。映画は見た時代によって変わるものです。そうなると個人的評価は好きか苦手か。この映画は苦手でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-05-21 20:22:43) |
4. ショコラーデ
《ネタバレ》 ユダヤの残党ものの話です。幾度となく小説や映画化されてきた素材なので新鮮さはありませんでした。ところどころサスペンス的な面白さはあったものに、映画と言うよりTVドラマを見ているような気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-31 20:50:31) |
5. ミクロコスモス
昆虫の不思議な世界は色々な番組で見慣れているし、内容も知っていることがほとんどだったのですが、とても楽しめました。クモやカマキリの補食シーンが出たらどうしようと思いながらドキドキしていましたが、意外とあっさりしていたので安心しました。ハチの姿に似せて交尾にくるハチを誘う植物の映像は誘いかけられたハチの気持ち(植物に恋してしまったような)が伝わってくるようなシーン。雨粒が葉に落ちてその衝撃で飛び上がるテントウ虫のシーンなど、見ていて思わずほほえんでしまうような映像が多かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-29 13:06:21)(良:1票) |
6. こうのとり、たちずさんで
アンゲロプロスらしい詩的な映像、長回し、ミステリアスな味付け。どれをとっても文句の無いはずなのに、もの足りませんでした。普遍的なテーマであるが故に、もう少し感情移入できる部分が欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-22 08:13:05) |
7. ベジャール、バレエ、リュミエール
モーリス・ベジャールのドキュメンタリー映画です。バレエに詳しくない自分でも充分楽しめました。見ているうちに身体がむずむずしてきて気がつくと手のひらをくるくるまわして今した。映画館で見なくて良かった。真摯な作品なのに踊り出したくなる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-22 08:05:49) |
8. 地獄に堕ちた勇者ども
退廃的な映像には惹かれるのですが、映画自体にはそれほど惹かれませんでした。「ベニスに死す」も最初見たときは2点、次が5点、次が9点くらい印象が変わっているので、もう一度見れば変わるかもしれないけど、数十年前に最初に見たときの印象は「ベニスに死す」より良かったです。 6点(2003-08-26 03:56:46) |
9. 恋人までの距離(ディスタンス)
おしゃれな映画です。イーサン・ホークのこの手の映画は、キアヌの恋愛映画同様に苦手かもしれない。ロマンティックなシチュエーション、ひとときの逢瀬、むかしから手を変え品を変えて作られていますが、セリフがいまひとつでした。俳優のせいもあるかもしれないけど、キャスティングが変わったとしてもせいぜい6点くらいかな。 [映画館(字幕)] 4点(2003-07-27 03:06:47) |
10. クレオパトラ(1963)
すごく退屈でした。映画会社が傾くほどお金をかけた映画なんだなと思いながら見ていました。個人的にエリザベス・テイラーとクレオパトラはキャラクターのイメージが違うような気がします。 3点(2003-07-16 04:13:23) |