1. Bico
《ネタバレ》 こんな村には行きたくないなと感じてしまった。 出てきた婆ちゃんたちが、素朴すぎて人間味の薄そうな、中身の無さそうな人物に見えてしまった。 寒そうだし、なんか嫌なんだよな… [インターネット(字幕)] 3点(2024-10-08 21:57:25) |
2. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
《ネタバレ》 いかにもアメリカって趣きの廃れた地方都市を巡る内容で、ロードムービーとして純粋に面白い。 最高なのはストーリーを変にひねったりこねくりまわしたりせず、ストレートに表現しているので、疲れている時でもリラックスして楽しめるところ。 音楽も自然と耳に入ってくる。 肩の凝らない身軽な演出こそ、アキ・カウリスマキの魅力。 それをふんだんに味わえる。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-29 11:53:08) |
3. Valimo
《ネタバレ》 共産主義国家における工場と、そこで働く労働者を映したかのような趣き。 表情がない、笑顔がない。 アキ・カウリスマキは『マッチ工場の少女』でも似たような工場内のシーンを淡々と映していた。 よほど無機質な工場が好きらしい。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-09-13 21:43:38) |
4. 真夜中の虹
《ネタバレ》 アキ・カウリスマキ作品をかなり久しぶりに見たけど、やっぱり最高だった〜! フィンランドの寂しくて寒々しい風景がたまらなく魅力的。 長ったらしいカットが無く、ポンポンとスピーディーに場面が転換していくのも良い。 勿体ぶらず、惜しげもなく次の展開を見せていく。 ハードボイルドな世界観とフィンランドの寒々しい風景とが見事にマッチした逸品。 アキ・カウリスマキにしか撮れない、唯一無二の魅力いっぱいの作品だ。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-12-28 20:54:57) |
5. スルー・ザ・ワイヤー
アキ・カウリスマキが好きな人なら、観ても損はないであろう。 私は特別好きでもないので、観流したという感じ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-06 16:40:20) |
6. かもめ食堂
なかなかほんわかしていて良い映画でした。 お店のセンスも素敵です。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 19:31:03) |
7. 過去のない男
カウリスマキ作品の中では好きな方ですね~ [DVD(字幕)] 5点(2007-10-12 17:02:16) |
8. ロッキーⅥ
おー!この作品の登録があったとは! まずそれが感激。 内容は・・・まあギャグな映画ということで。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-12 16:07:29) |
9. パラダイスの夕暮れ
アキ・カウリスマキ監督が苦手だということを再認識した作品。 [DVD(字幕)] 4点(2007-10-11 08:42:28) |
10. 10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
ジム・ジャームッシュの「女優のブレイクタイム」がベスト。 これでジャームッシュのファンになりました! [DVD(字幕)] 6点(2007-09-21 08:15:32) |
11. 10ミニッツ・オールダー イデアの森
イジー・メンツェルの「老優の一瞬」が個人的にはベスト。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-20 23:26:02) |
12. キンスキー、我が最愛の敵
《ネタバレ》 ドイツが生んだ奇人監督ヴェルナー・ヘルツォークと、彼の作品に何度も出演した“映画史上に残る怪優”クラウス・キンスキーの愛憎渦巻く人間関係を、怪しげに描いたドキュメンタリー映画の傑作。 本作の中でヘルツォークはこう語る。 「私は変人ではない」と。 自身が作成したドキュメンタリーの中で、真面目な顔をしてこんな言い訳を淡々とされると、思わず噴出してしまう。 やはり、このドキュメンタリーは傑作中の傑作。 その他、いたるところでヘルツォークが「自分はマトモ」的な立ち位置でこちらに語りかけてくる。 しかし、ヘルツォークが自身のことをマトモと主張すればする程、逆に「本当かなぁ・・・」という気持ちにさせられる。 キンスキーが奇人であることは映像が雄弁に語るが、ヘルツォークもそれに負けず劣らず奇人であることは明らか。 これは彼ら二人も本ドキュメンタリーの中で認めていることだが、彼ら二人は“似た者同士”なのである。 それにしてもキンスキーは常にキレている。 少なくとも、ヘルツォークが撮ったこのドキュメンタリーの中では。 特に冒頭のキンスキーがキレながら大衆に向かって演説をするシーンが興味深い。 迫真の映像で、これを観るだけでも十分楽しめる。 ラスト・シーンは特別に印象的。 こんなに不思議に心温まる映像は観たことがない。 アマゾンの大自然の中に一羽の蝶がいる。 それがキンスキーの体にとまる。 しかし蝶は逃げない。 逃げるどころか、彼に吸い付いて離れないのだ。 彼がいかに常人離れしているかという隠喩がうまく込められた素晴らしいラストの映像だ。 アマゾンの蝶に愛されるキンスキーも凄いが、この映像を撮って最後に持ってきたヘルツォークも凄い。 ヘルツォークの自己中な語りに苦笑させられ、キンスキーの狂った言動に口をあんぐりさせられ、最後に蝶のシーンで心を温められるという、素晴らしいドキュメンタリー。 皆さんに是非オススメしたい。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-10 09:42:12)(良:1票) |
13. 浮き雲(1996)
アキ・カウリスマキ作品を観るのは、『10ミニッツ・オールダー』『過去のない男』『マッチ工場の少女』に次いで四作品目。 それらの作品と比較すると、「まあまあ」かなってところ。 カウリスマキ作品常連の、主人公を演じた女優、“カティ・オウティネン”の笑顔が見れたのも、なんか貴重なモノを見れた気がして有り難味があった。 何しろ、他の作品では笑顔がほとんど見れなかったので・・・ 前半、正直、眠気に襲われた。 何度も巻き戻した。 後半は意外にも好転。 楽しめた。 アキ・カウリスマキ。 嫌いな監督ではないが、かといって他人に推奨できる監督って感じでもない。 とにかく地味~な作品が多いからだ。 だけど、どの作品にも“温か味”が感じられる。 だから見終わった後、悪い感じが残らない。 これは映画において結構、大事だと思う要素だ。 いくら楽しい映画でも、見終えた後に後味の悪さが残ったら、よろしくない。 そういう意味では、いい映画を創る監督さんだと思う。 アキ・カウリスマキ。 言ってみれば、“佳作”創りの名人と言えるのかもしれない。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-31 00:04:18) |
14. マッチ工場の少女
アキ・カウリスマキの作品を見るのは三作品目だ。 相変わらずの、独特の世界。 主人公はめっぽう寡黙。 そして、極めて不幸っぽい雰囲気を醸している。 また、美男美女が出てこないのも特徴だ。 でも私はこの映画を気に入った。 「カタルシスを得る」という言葉を耳にしたことはあったが、よく意味を理解していなかった。 しかし、この映画を観て、その言葉の意味を理解した。 なんか、少しだけ気分がよい。 カタルシスを得られると同時に、その言葉の意味も理解できる映画だ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-31 00:01:47) |