41. ニコール・キッドマンの恋愛天国
《ネタバレ》 史上有数ともいうべきひどい邦題。実際の中身は、そんな脳天気な内容ではありません。とてもシリアスで誠実でほろ苦い青春ドラマです。原題の“Flirting”も、後で考えると、非常に意味深なタイトルなのです。また、ニコール・キッドマンは主役でも何でもありません。そんなわけで最低の邦題にもかかわらず中身は良いのですが、ラストはもう少しきちんと着地してほしかったかな。 [地上波(字幕)] 6点(2009-07-22 02:40:34) |
42. オーシャンズ12
《ネタバレ》 前作は「これはお祭りなんだから」ということで自分を納得させましたが、これはさすがに駄目でしょう。作品としての体をなしていなくて、崩壊しかかっています。ヴァンサン・カッセルの自己陶酔ダンスに4点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-05-06 01:59:46) |
43. プリシラ(1994)
ロード・ムービーの一番悪い部分がそのまま出てしまった感じ。途中で起こる出来事が、単にその場をつないでいるだけであって、あってもなくても結論を左右しない、つまり必然性がないのです。3人のオカマとという設定と、やたら派手なだけの衣装に寄りかかってしまった感じ。選曲も有名曲ばかりで面白みがない。 [DVD(字幕)] 4点(2009-03-04 02:06:38) |
44. 最後の初恋
《ネタバレ》 これは思いっきり期待はずれでした。2人の会話のやりとりは説明台詞ばかりだし、それぞれの背景についても、どこにでもあるような安直な設定でしかありません。ダイアン・レインも、最初は生活に疲れたおばさんだったのがどこかで恋に目覚めて美しく変身・・・みたいなのを期待していたら、何と最後までそのまんまでした。何となく冴えないというか演技が手抜きっぽいギアも含めて、もう賞味期限過ぎちゃったのかな・・・。この2人を投入しておいて何でこんなになるんだろう、という感じです。 [映画館(字幕)] 3点(2008-10-07 01:52:07) |
45. シャーロット・グレイ
《ネタバレ》 フランスでのレジスタンス戦線という素材に着目し、しかもせっかくケイト・ブランシェットの起用に成功したんだったら、女性戦士としての訓練なり闘争の場面を存分に入れて、素材描写の価値を高めることはいくらでも可能だったはず。しかし、この作品では、中途半端にロマンスっぽい雰囲気とか子供とのやりとりとかに浮気しているため、全体の軸が崩れかかってしまっている。終盤の、屋敷内でドイツ軍兵士に銃を突きつけるケイトの表情などはものすごいものがあったので、こういう場面をもっと見たかったと思うのだが。そもそも、レジスタンスを描写の対象としていながら、作戦内容とか指示系統などのディテールにふれていないので、その点からも説得力に欠ける結果となってしまっている。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-02 04:07:50) |
46. 危険な年
《ネタバレ》 スカルノ末期のインドネシアという場所の設定はなかなか興味深く、またそれなりによくまとめて描写していると思う。ただし、途中で主演扱いかと思うほどリンダ・ハント視線の描写になったり、シガーニーが中盤から急に出番が減ったりなど、視点が今ひとつ不安定なのが惜しい。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-18 02:03:49) |
47. アナライズ・ユー
前作以上につまらない。この2人の設定だったら、デニーロがボケでビリー・クリスタルがツッコミになるはずなのだが、そのあたりが意識されずに、2人とも単に台詞を読んでいるだけになっている。なので、落ちるべき部分で「落とす演技」になってないのです。 [DVD(字幕)] 3点(2005-09-18 01:38:01) |
48. アナライズ・ミー
面白くすることは可能な設定なのに、ギャグの切れが弱すぎ。こういうのは、マフィアは強面だったのがだんだん普通の人になってくる(周りの部下はそれに振り回される)、弱気な精神科医はマフィアに影響されてだんだん強気でイケイケになってくる、みたいな展開が基本であり、それに即していったら普通に面白くなると思うんだけど。 [DVD(字幕)] 3点(2005-09-10 19:47:41) |
49. ムーラン・ルージュ(2001)
全然期待外れでした。ニコールもユアンも全然発声ができてないし、「歌っている表情」にもなってない。カメラと編集は悪趣味なほど遊びすぎで、見ていて酔いそうになる。ロックやポップスの有名曲をアレンジしてちりばめた趣向も、はっきりいって安直なだけ。ミュージカルが持つべきスピード感やビート感などゼロで、2時間が異様に長く感じました。点数は、何とか画面を成り立たせてくれた美術と衣装に対して。 [DVD(字幕)] 4点(2005-09-06 00:41:56) |
50. ハマーアウト
わざわざ少年の目を通す必要はなかったと思うが・・・そのせいで、不倫の関係がいつの間にか生じてしまったり、着地部分も尻すぼみになったりしてしまって、主題がぼけてしまった。 3点(2005-03-16 04:08:40) |
51. スポッツウッド・クラブ
主題が全然はっきりしないので、見るのが苦痛だった。しかも、ラッセル・クロウの出番ほとんどないやん。 3点(2005-02-25 04:41:05) |
52. ピッチブラック
最初から最後まで、何を表現したい話なのかさっぱり理解できませんでした。映像の色彩感覚も、はっきりいって汚いの一言ですし、編集センスも劣悪で真面目に見る気が失せます。 1点(2004-08-12 02:36:59) |
53. トゥー・ウィークス・ノーティス
《ネタバレ》 せっかく面白い話なのに、とにかく編集が雑というか、重心の置き方が誤っていて、すごくテンポが悪くなっています。最初の、ヒューがサンドラに無理難題を言いつけるところは、あんなとんとん拍子に進むのではなく、もっと丁寧に描出すべきです。それを飛ばしてすぐサンドラが辞職決意→でも、やっぱり迷っている、という段階に行ってしまい、そこから後に重心が置かれているので、最初から2人がラブラブに見えてしまい、ラストの感動が大きく削がれています。 5点(2004-04-04 19:50:21) |
54. クロコダイル・ダンディー2
1と同様、台詞のテンポが悪すぎ。しかも、やっていることはその辺の刑事ものとかと同じなので、1よりもさらに価値が落ちる。 3点(2003-07-31 23:43:58) |