1. ピッチブラック
ラブクラフトだか誰だったか、古いホラー小説でこんな設定のものをよく読んだ気がする。この映画で違うのはリディックの存在で、恐怖よりもむしろこの無敵のヒーロー像に引き込まれていく。悪党ながら優しさを秘めているというのは、座頭市やルパン三世をあげるまでもなく、男(おかまを含む)の憧れを誘う。 [地上波(吹替)] 7点(2005-05-21 17:08:00) |
2. ミスティック・リバー
ミステリーとしては、何か、どこかで見たような気がしてしまうストーリー。そのせいか早いうちから落ちが見えてしまう。ミステリー以外の要素も乏しいので、なんだかなぁ。ショーン・ペンの演技は上手いとは思うが、そもそも演技で見せる映画でもなさそうな感じ。 5点(2005-02-06 22:12:53) |
3. マジェスティック(2001)
「ガンプ」をあげている方がいるが、言えてると思う。日本でなら「寅さん」かな。アメリカ人にも、日本人にもそれぞれに共通の理想、夢が心の底にあって、それをスクリーンに映し出したのが、こうした作品だと思う。寅さんみたいな人が本当にいるわけもなく、いたとしても世間に受け入れられるわけもないが、映画の中で、その底抜けの人の良さに思わず心暖まる思いを抱く。「マジェスティック」もそんな映画だ。正義や自由という理想、それを抱く人間に対する信頼、それが作品の底に力強く流れている。「ガンプ」は苦労することなくアメリカの現世的な成功を得て行くが、ピーターは何を得るのか。私は「ガンプ」はいまひとつ楽しめなかったのだが、この作品では、終わったとき心が暖かいもので満たされているのを感じた。お勧め。 7点(2004-07-10 14:52:18)(良:1票) |
4. ドリームキャッチャー
正体が分かった瞬間に恐怖が吹き飛んでしまう。あとは粗雑なストーリーにつきあわされるだけ。しかし、少年時代をもっと丹念に描いていれば、だいぶ印象も変わっていたと思う。ダディッツが単に道化にしか見えないのは、そのせいだと思う。 4点(2004-02-11 07:42:07) |
5. 戦場のメリークリスマス
理解できない暴力が繰り広げられる。欧米人から見た日本はこんなだったんだろうか。たぶん、そうなんだろうな。俺達はこの映画を見て「過去の過ち」を反省しなけれないけないんだろうか。しかし、脚本が弱く、素人の俳優をつかっているときては、心に訴えてくるものは何もない。映画作品としては失敗作だ。唯一、音楽だけはよかったので、それに2点進呈する。 2点(2004-01-24 10:37:42) |
6. ピアノ・レッスン
ダンナがかわいそうすぎ。結婚するまで一度も会ったことがなかったとはいえ、ダンナと一緒にやっていこうという努力のかけらもみせず、ピアノに執着し、○×するなんて。ラストも腹立たしい気分になるだけだった。 4点(2004-01-23 22:33:02) |
7. マトリックス
《ネタバレ》 最初に見たときはアクションシーンばかりに目が行き、ドラマとしてはたいして面白いとは思わなかった。しかし、この世界はコンピュータが生み出した幻想に過ぎないというコンセプトがどうにも気になって再見したとき、ネオが真実へたどり着く道程が実にスリルに溢れたものに変じた。 8点(2003-12-29 15:11:52) |
8. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 リローデッドと合わせて一本分かな。でも、ネオって何で肉体的に失明しても、見ることができたの?何でマシンを念力か何かで破壊することができたの? 4点(2003-12-26 22:06:43) |