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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
「だだっ広い砂漠をハイテンションで走ってブッ殺し合う」という光景が99%続くというだけでも最高に頭がおかしい(褒め言葉)のに、残り1%に凝縮されたドラマの輝きも眩しいったらありゃしない。  砂漠に一台の車、その横で黄昏る毛むくじゃらの男。男は何かに気付いたのか荷物を放り込んで乗り込み、砂漠を走り出す。口にサソリをほおばりながら!  それを追う雲霞の如きヒャッハーども、ひっくり返った車から這い出る男の脳裏に浮かぶ光景、女が車に追われる記憶がフラッシュバックし、男は狩りの得物として連行されていく。 髪を刈られ、ゴテゴテしたマスクを付けられ、肉体に文字を刻まれ、焼き鏝で“奴隷”にされかけ、ふざけんなと言わんばかりに野郎どもをブッ飛ばし、観客もこのワケの解らない状況からマックスが脱出してくれる事を祈りながら見届けるしかないのである。断崖に刻まれた巨大な髑髏の印を・・・。  ヒャッハーどもが巣食う砦を支配する狂気120%の王国。 頭をスキンヘッドにして濃いアイシャドウ(メイクは頭の上まで染まる者も)をほどこし、異様に白い肌をした兵士たち。それを指揮する者は髪もフサフサで格好も自由自在。彼らは強烈な個性によって同一化した集団を統率する。 その上に立つイモータン・ジョーはもっと異様だ。全身真っ白で長髪、腐敗していく肉体を隠すようにガラスの鎧と勲章、マスクで着飾る。彼等は肉体的障害を克服するために自らを狂気で駆り立てる。 砦の中ももの凄い。人間の母乳を集める搾乳機械、地下農園、戦車やバギーといった重武装のイカつい車両が走り回り、人々を狂気に駆り立てる太鼓やロックといった激しい音楽が響き、叫び続ける。  最下層で生きる人々は泥だらけになり、髑髏のマークを象った司令塔から一時的に放出される滝のような水でどうにか生きているようだ。一度の放出量は多いが、人々にとっては奪い合わなければならない一滴一滴。 マックスから抜かれる血も、マックスにとっては生きるか死ぬかの量だが、それを求める人々にはあまりに少ない量なのだろう。 首の後ろやトラックにまでびっしり刻まれた髑髏のマーク。たとえくたばって骨だけになっても彼等はこのマークから逃れられない。冗談じゃねえっ、何がなんでも生きてやらあ、逃げらんねえならソイツをブッ殺して自由をブン奪ってやらあっ!  大砂漠で幾度も繰り返される凄まじいカーチェイス、クラッシュ、大爆発! ジョン・フォードの「駅馬車」を思い出す爆走とアクロバティックさ、バスター・キートンの「セブン・チャンス」や「探偵学入門」を思い出すような素晴らしきクレイジー振り。 自然の渓谷は巨大な要塞や迷路となり、人々は音楽を大音量で奏で、顔にメイクを施して己を奮い立たせる。恐怖をブッ殺すために! ブービートラップ、一瞬の判断、夥しい車両が連なるスペクタクル、ハリネズミのような車や馬のように飛び跳ねるバイク、車両はぐしゃぐしゃに砕け散り、人間は投げ出され叩きつけられ落ちまくり、チェーンソーを振り回し、槍をブッ刺し、火炎放射器や火炎瓶や銃弾をブッ放しまくり、殴り蹴り合い、棒高跳びみたいな「何か」で飛び乗って大暴れ、散々殺りたい放題殺って、超巨大な砂嵐に大激突してくたばりまくる。 馬鹿デカい「エンブレム」と化したマックスは観客と一緒にひたすら地獄を見守りチャンスを待ち続ける。いや、ニュークスに選ばれた時点でマックスの運命は決まっていたのだろう。  砂嵐がマックスたちに与えるチャンスと出会いと殴り合い。謎の花嫁軍団、スポーツ刈りのイカしたトラックの姉ちゃん、ニュークスのように何処か憎めないヒャッハー軍団との楽しい楽しい鬼ごっこ、マックスたちを助けるバイクの似合う黒髪姉ちゃんと婆ちゃんズ。  遠くに見える都市の光景が、マックスたちに追っ手が迫る緊張を持続させる。 彼女たちを縛っていた奴隷の紋章を足蹴にし、鎖を何度も切断し、マスクを投げ捨て、車の中に隠してあった武器を片っ端から集めて撃って刺してブッ放す。奴隷から“人間”になるために。 一人の女性を、一人の赤ん坊の命を巡って繰り広げられる利害の一致と団結、殺し合い。体を張って自ら盾となる命懸けの戦い。 女たちは仲間や子供のために男どもをぶん殴り、子供をあやす母親のように励ます。男たちもそれに応えて命を賭ける。  星空が闇夜を青く染める不気味さ、雨でぬかるんだ大地が何度もトラックを止めるスリル、「007 ロシアより愛をこめて」を思い出す肩越しの狙撃、霧の向こうの爆発が物語る決着。砂漠の海原に消えていく叫び、星空と流れ星が戦士たちの心を潤す。  最後の最後までこの映画は全力で駆け続け、再び戻ってくる。そして男はまたあてのない荒野へと去っていく・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2015-07-06 21:01:36)(良:1票)
2.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
ラスト30分の畳み掛けを見るだけでもこの“復讐”の物語は傑作だという確信しか俺は持てないのです。  「チェンジリング」の母親の赤い唇、「ミスティック・リバー」の男に情報を提供する謎の女の赤い唇。  町、家々、男二人の談笑、路上でホッケー、セメントに刻まれる名前・・・楽しく遊んでいた子供たちを引き裂く謎の男。  子供たちに立ち退くように言い、屋根を叩き、乗るように強制する。後ろに座っている男が座席の少年に不気味な笑みを送る。 友人二人は見守るしかなかった。何も出来なかった悔しさ。セメントに刻まれた名前だけが真実として残る。それを成長した“子供”が再び目撃し、思い出す。このファースト・シーン。 漆黒の闇、密室、森、不協和音、逃げる子供、文字が刻まれたまま固まるセメント、時間経過。  時を超えて同じベランダで語り合う2人。 煙草に火をつけようとした時、話しかけられて火をつけ損なう。椅子に腰かけ、男二人で語らい合い、心情を打ち明け、静かに泣く。 大の男が度々泣くのだ。そこには人間の弱さ、脆さも刻まれている。  車に女が入ってきた瞬間に不意に手が、イタズラをする彼氏、それがあんな事になるなんて・・・。  バーのカウンターの上で踊りだす女 洗礼と事件の対比、受け入れたくない娘との“再会”。  いきなり負傷して帰ってくる夫は女に泣きつく。女はそれを優しく迎え入れる。 いやいや怪我してんのに情事に入ろうとするなwww旦那を殺す気かwww その夫が、後に泣く妻を優しく抱き留める。  地道な聞き取り調査、現場に踏み入ろうとする人々、父親のどうしようもない嘆き。  電話の向こうにいる赤い唇の女。その次は“影”で、観客だけにその存在が予告される。  残された写真の数々、雨が降る外、暗い部屋の中で激しく移動、亡き者の前で苦悩し、服を捧げ“仇討”を誓う。それが取り返しのつかない“過ち”だったとしても。家族を思うが故の狂気、暴走の悲劇。  バーの酒。既に注がれたグラスが幾つもあるのは男を酔い“潰す”事が決まっているから。4人目が来てから空気が変わる。  このラスト30分の加速の素晴らしさ。 少年たちの方も決着がつく。屋根に隠されたもの、少年たちを待伏せる者、ドアがいつ開いて他者が入ってくるのかという緊張。 闇の中で炸裂する暴力の恐怖、ナイフの切っ先の鈍い光。 二つの現場が交錯し、カットが徐々に短くなっていき、複数の視点が一つに収束していく事でより緊張を高める。 拳銃の閃光が曇り空の朝へと移る・・・過ちを犯してしまった男の心は晴れない。髪を乱してうなだれる。 再び現れる赤い唇の女は何を語るのだろう。  友人とはいえ、事情はどうあれ、それを黙って見過ごすしかない男のやり切れなさも何ともいえない。  すべてが終わった後の情事、海、パレード・・・「俺は忘れないからな」と指の“銃”で男を指す者の視線の冷たさ。それを甘んじて受け入れる男の表情。 後の「グラン・トリノ」では、その指の“銃”がすべての決着を付ける引き金になる。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-07 15:41:36)
3.  別離(2011) 《ネタバレ》 
我々は一体、イラン出身の傑作を何本見逃し、何本過小評価してきたのだろうか。このアスガル・ファルハーディー(アスガー・ファルハディー)の「別離」は、そんな日本人の意識を変える抜群に面白い傑作の一つになるだろう。  スタートダッシュから言葉で殴り合うような素晴らしい冒頭5分間。 男女の身分証、様々な免許、パスポートをコピー機?が読み取っていく。 頭を覆う布を投げ捨てんが勢いで質問に答える男女。激しい口調で夫婦喧嘩。幾度も交わされる“おはよう”、みぶりてぶりを交え、男は前に出されサイン、女もサインをする。  シリアスな題材ながら何処かユーモラスさえ感じる男女のキリキリしたやり取り。特に女性の撮り方! アッバス・キアロスタミの傑作群にも参加したマームード・カラリのキャメラワークも功を奏している。 口舌の刃で彼女たちは斬り合い・・・いや鉄の塊で叩き殺して黙らせてやりたい気分だ。口論とは時にそういう感情も無意識に抱かせる瞬間がある。そんな表情をクローズアップで見逃さずに撮っている。その感情は徐々にエスカレートしていく。  荷物を鞄に詰めるが、イライラして中々閉まらない。  老人の介護疲れ、夫は仕事で介護から“逃げている”。あろうことか、それを家族ならまだしも他人の女に“押し付ける”始末。 俺だったら遺書を先に書いて「呆けたらさっさと殺して、保険金にでもしてくれ」とでも言っておくかな。こんな状態見ちゃうと。だってじいさんはされるがまま、口をもごもごさせるのみなんだもの。傍観者さ。その傍観者をめぐって家族に亀裂が入っているのにね。 流通するケータイは他の国の“使い古し”、子供たちは布を自由に取るが、大人の女性たちは頭の布にでも拘束されているかのよう。  ランプの上に隠された鍵が事件を起こす引き金にもなる。  ブラックなやり取りも多い。 女はドアを開けて出ていく、男がドアを閉めるとすぐにインターホンを押して帰ってくる。あるある。締め出しても合鍵で“侵入”。あるある(多分)。 娘と父親の階段での競走、酸素呼吸器で遊ぶ娘。じいさんを殺す気かwww無邪気って怖えー。 腕と脚に鎖をした男、不気味に嘲う、娘は怯える。 駆け出す女、老人の徘徊、車に轢かれないかどうかで冷や汗、 家族は楽しくゲーム、女は介護疲れで汗をぬぐう、バスの中でフラつく、一人黙々とゴミ捨て。  そんな女の苛立ちが積もりに積もり、事件は起きる。 バックミラーで娘を確認しての帰宅、いつもの“鍵”がない衝撃、ドアが開かないのは事件の匂い・・・サスペンスフルに描かれる。  「何故こんな事をしたっ!」 夫たちは娘たちを部屋の奥にやる、夫にとっては大事な父親、でも女には赤の“他人”。確かに介護を引き受けたのは彼女だが、男の無責任さにもハラを立てたくなる。 あれだけ近くにいて、男は本当に何も知らなかったのだろうか。  父を洗いながら一人静かに泣く。 家族が崩壊していく事、父がこうなってしまった事に対して何もしてやれなかった・・・様々な苦しみが男を襲う。  病院では口論の末に拳が飛び交う喧嘩になりかける、窓を叩き挑発、目の痣が生々しく残る女性。冒頭の罵り合いもこうなっておかしくない空気だった。 第三者が“監視する”前では口舌の刃で斬り合う。叩き斬ってやる、叩き殺してやるぞ、と。ドアに頭突きをかますほどの苛立ち。 感情を抑えきれずブチ切れ、女に手を出した事を思い出したかのように、空を切るように拳を振りまくる、女もガードするように拳をバチバチ弾く。   娘の車の助手席から見守るような視点。娘たちは傍観者に過ぎない。その傍観するしかなかった娘たちが、クライマックスの突破口を開く。見てしまった真実を、あるいわ嘘を話さずにはいられなかった。  階段でのやり取り、じいさんの窮屈そうなネクタイを取ってやる夫の優しさ。その優しさを妻や娘たちにもっと向けられていたら。  車で女を追う一瞬、クラクションで呼びかけ、女はサングラスをかけて“取り合わない”、他の車に衝突しまいかとハラハラする。  父の元を去っていく娘たち、母親、兄妹、“女”たち。独り寂しくうなだれる父親。 女と男を隔てる壁はない。そこには見えない“心の壁”が二人の間に横たわっているのだろう。エンドロールの“壁”が上がりきるまで、二人はどうなるのかという事が最後まで気になってしまう。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-07 15:33:38)(良:1票)
4.  ベイブ 《ネタバレ》 
ベイブは子豚だ。 だがただの子豚じゃない。 自立して物を考えられる賢いブーちゃんだ。  ベイブは「何も出来ない子豚」と人間だけでなく、他の動物からも馬鹿にされる。  だが、ベイブはめげない。 努力を重ねて徐々に周囲に認められていく。 馬鹿にされても、馬鹿にしない。 どこまでも食い尽く心の強さ。 そんな姿がやがて飼い主のじいさんも通じていく。 言葉よりも大切な絆で結ばれていく。  動物同士だと人間みたいに会話ができるってとこがディズニーらしい。  どんな動物だろうと関係ないのだ。 ガラパゴスゾウガメと犬が仲良くなったり、 豚とライオンが一緒に暮らしているって事も稀じゃない世の中。  生きるか死ぬかの野生じゃ得られない、理解し合うという心の余裕。  人間が唯一くれた良い贈り物だ。  「都会に行く」はかなりシリアス。 だって監督が「マッドマックス」の人なんだぜ? 動物に何させる気だよこの監督は・・・ 都会に生きる動物たちと交流していくわけだが、そんな動物たちの背中から猛烈に哀愁を感じるのは何故だろう?  でも、ああいう終わり方も好きかな。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-15 23:28:06)
5.  マッドマックス 《ネタバレ》 
世の中の犯罪の生々しさと狂気を描いたこのバイオレンス・バイク映画の傑作。 「ワイルド7」大好きな俺がこの映画の中毒にならないワケがない(何のこっちゃ)。  あの改造バイクの群れ、群れ、群れを見るだけでもゾクゾクワクワクしてしまう。 凄まじいカーチェイス、 血で血を争う凄惨な殺し合い。 追うものと追われる者。 そして戦いに巻き込まれる民衆。 残虐である。 変わり果てた姿になる同僚、 「あの時」のメル・ギブソンの絶望に打ちのめされた顔。 赤ん坊も愛する我妻も・・・復讐の“道”は出来上がる。  ラストの執念に満ちた復讐! 執念が奴らを一人も生かしちゃおかない!! 脚を引き連りながらも復讐への執念を燃やすメル・ギブソンの姿がカッコイイ。後の「ブレイブ・ハート」でのギブソンも好きだが、ギラついた感じはこの映画がベスト。  不条理極まりないこの現代。 そんな人々の断片がこの物語である。   「マッドマックス2」はギャグ映画です(賛辞)
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-13 19:08:32)
6.  マッドマックス2 《ネタバレ》 
「MAD MAX2」もとい「The Road Warrior」。 前作がまず「アレ」だったじゃんか。んでいきなり戦争でドカーンだろ? 「警戒」すんなって方が無理だろ・・・orz 荒廃した世界で?ボーガンで?モヒカンで?ヒャッハーだろ? 「気が違えたかジョージ・ミラー」と思わない方がおかしいだろ。  だのに何で普通に面白いわけ!? 普通この手の部類はありとあらゆる部分が脱線するはずなんだが・・・前作が「既にそういう状況だった」という過程なら違和感はまったくない。 戦争の結果で完全に無秩序な無法地帯になったわけだし。 これが元になった「北斗の拳」だって、ブルース・リーがいきなり核戦争後の世界に来たわけじゃない。 最初から戦争が起こり、そこからケンシロウたちがどう生き残っていくかを描くわけだ(読み切りは別ということで)。 前作の死闘の果てに心に傷を負ったマックス。 あての無い荒野、暴力の連鎖、脚となるガソリンと食料を手に入れるだけの単調な日々・・・マックスの心は渇ききっていた。 そんな中で出会う様々な人間たち。 マックス同様に生き残り、あらゆる暴力から解放されるために戦い続けている。 こんな無法な時代でも「等価交換」という定義は残っていた。 マックス自身も単調な毎日からの脱出を求めていた。 何もかもが無くなった時代、車を乗る者にとって「石油」は「水」と同等以上に貴重な物だ。 それを無駄な争いによって消費していく人間たち。 自らの命とともに投げ捨てていくわけだ。 マックス、石油を守る村人、ヒューマンガス一味・・・3つ共えの死闘。 カーチェイスは前作以上にパワーアップしているが、前作における「犯罪者への怒り」のパワーはあまり感じない。 法が無くなった事で「犯罪者」と「被害者」の境界線はあいまいになり、単純な「暴力」への抗いだけが残った。 生き残った者に残るもの・・・マックス、村人、ヒューマンガス一味・・・彼らは何を失い、何を得たのか。 善悪の線引きが消えた世界で人々は何を見出すのか。 そんなまじめな事をまだ考えられる力作。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-13 19:06:55)(良:1票)
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