1. シンプル・プラン
今まで観てきたサスペンス映画の中でベストになりえる作品。普通に生活してきた人々が大金を前に静かに確実に狂っていく様を重厚に描いていき、切な過ぎるラストへと昇華させていくこの脚本と演出は見事としか言いようがない。そこに更にインパクトを与えているのが話の核となるダメ兄貴役のビリー・ボブ・ソーントン。見るからにみすぼらしく情けない男を切なく切なく演じてみせた。彼ほど「カメレオン俳優」という肩書きがぴったりな俳優はいないのではないかと思う。とにかく素晴らしく濃密なサスペンスである。 9点(2003-05-29 03:09:31) |
2. ジャンヌ・ダルク(1999)
ストーリー的にだれる部分もあるんだけど、映像美と戦闘シーンの迫力がそれをおぎなってくれている。ジャンヌ・ダルクが一人の女としてとても人間的に描かれていて演じたミラ・ジョヴォヴィッチが魅力的だった。 7点(2003-05-29 13:27:46) |
3. 始皇帝暗殺
映像の美しさやスケールが秀逸で見入ることができた。映画的なパワーがあったので存分に楽しめた。コン・リーが美しい。 7点(2003-05-28 14:36:19) |
4. JFK
リアルで説得力があって長いけど見せる映画だと思う。何度も観ようとは思わないけど。 7点(2003-05-27 15:40:20) |
5. ジャッカルの日
リメイク作である「ジャッカル」が期待はずれだったので、もととなった今作に期待して観たのだけれど、また期待はずれだった。途中までのストーリー展開はある程度の緊張感があってよかったのだけれど、クライマックスからラストにかけて盛り上がりがなく、あっさり終わってしまい拍子抜けさせられた。 4点(2003-06-04 18:10:36) |
6. 死刑台のエレベーター(1958)
どうも昔の傑作サスペンスというのはがっかりさせられることが多い。サスペンスだから時代をこえて面白いはずなんだけど、なんか陳腐に感じるものが多い。この映画もそのひとつ。 4点(2003-05-28 15:52:05) |
7. ジェヴォーダンの獣
タイトルと宣伝チラシでかなり引き付けられて観に行ったんだけど、満足感は得られなかった。冒頭のアクションシーンなど映像的には卓越したものを随所に感じたけど、ストーリーや肝心の「獣」に魅力がなくラストにかけて拍子抜けした。ヨーロッパの娯楽映画は映像的には見せるがストーリーに魅力を感じないものが多い。娯楽性という点ではやはりまだハリウッドが群を抜いているのは間違いないところだ。 3点(2003-06-07 15:08:52) |
8. ジャッカル
リチャード・ギアがバリバリのアクション映画に出るってことで予告を見た時はかなり期待したんだけど、中身は散々だった。あまり内容も覚えてないけど、ブルース・ウィリスの髪型がどんどん変わるところは覚えている。 2点(2003-05-26 18:09:25) |