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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1992
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1.  少女ムシェット 《ネタバレ》 
「バルタザール」の姉妹編とも言われる、この作品。 とにかく容赦ない。  病弱な母と、アル中の父と、まだオムツの弟。 ムシェットは、学校で仲間外れになりながらも、健気に家の世話をする。 しかし、彼女が女の子であるということが、興味津々な大人の関心をひき、 悲劇は起きる。  どの国も世間は冷たい。 ムシェットの笑顔は、あの遊園地のゴーカードのみだった。  「バルタザール」同様、なんとも心に刺さる。 NHKなどのテレビのコメントよりも、心に刺さる。 簡単には言えぬ世の中を、言い得ている。
[DVD(字幕)] 8点(2023-10-08 00:32:33)
2.  シルビアのいる街で 《ネタバレ》 
田舎から出てきた男が、 何の実績もツテもなく、堅気の彼女をつくろうとしたら、 どうしても、こうなるよねぇ・・  全世界共通の男の哀しさ。  シルビアは、男なら誰もが抱く、心の「恋人」。 美しい女性たちと対照的に、男の滑稽さが 痛いほど、刺さってくる。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-13 01:14:40)
3.  シベリアの理髪師 《ネタバレ》 
素晴らしい作品!  ロシアの粗野な熊のような連中の国からチェーホフが生まれたのも 納得できる、そんなロシアの巨匠ミハルコフの作品。  話は、タイトルのシベリアの理髪師といわれるような、あの地の木々をどんどん 伐採していく機械の開発資金を調達すべく、アメリカの女性がロシアの将軍に近づこうと したことが発端である。 その列車の中、ロシアの士官と音楽を通じた交流をしてしまう、その女性。 そこで、青年士官は、すっかり恋の虜になる。 しかし将軍との三角関係で、嫉妬のあまり、青年は皇帝の列席する芝居で 大失態をしてしまい、シベリア極寒の地に送られてしまう。 その女性は、罪の意識と、純粋な青年に愛を感じ、その青年を追いかける。 しかし、もう青年は結婚しており、愛にやぶれる、その女性は、ある秘密を胸に生きる、という話である。  その秘密とは、 音楽(芸術)は、国境を超えるということである。 あの列車での思い出を胸に彼女は生きるのである。 政治姿勢の厳しいロシアの国で、ミハルコフのギリギリの発言だろう。 (あのマスクの兵士が彼との息子であったという考えもできる)  映画の演出モンタージュの生まれた国らしく、 核心のラストの部分は、この演出がすさまじくキレル。  文句なく10点!
[ビデオ(字幕)] 10点(2021-01-11 20:43:44)
4.  情婦マノン 《ネタバレ》 
マノンを逆さに肩に担いで歩く有名なシーン。 それがラストシーンだったとは・・  死んだマノンの愛が本物かどうか、彼女を担いで、 砂漠のサボテンと会話する場面は、屈指の名場面だ。  情婦の愛が本物かどうかを問う映画は、いくつかある。 でも多くは男性がダメな場合が多い。 そこで情婦の方も人間不信に陥って、心を凍らせる。 有名なのが「ミスターグッドバーを探して」「プリティベイビー」といったとこか・・  この映画は、純な男性が、情婦に心を吹き込む数少ない映画だと思う。 ラストの砂漠の名シーンで映画が引き締まって、本作を名作に仕立ててる。
[DVD(字幕)] 8点(2020-11-27 16:20:01)
5.  しあわせの雨傘 《ネタバレ》 
いや、面白かった。 オゾンならではの切れ味ある場面もあり、ブルジョアコメディとして上質。 オゾンがこのような映画を?と驚かれる方もあるかもしれないが、 いやいや「8人の女たち」というミュージカルも撮っている監督なのだ。  僕が興味深かったのは、「シェルブールの雨傘」で清純な娘を演じた ドヌーブがそのあと「昼顔」という淫売な女性を演じてしまった映画史的事件。 実はオゾンの女性不信もここから始まったのではないか?だからこその、この映画ではないか? とニヤリとしてしまった。(違うかもしれんけどね(笑)) この映画でもそこがきちんと演出されてる・・と思う。 薄靄の光の中でまばゆいばかりのきれいな女性が車を降りてきて、 次の場面ははげしいHなシーンである。 こんなえげつない演出は、やはりオゾンならでは?  最後の夫のセリフが泣ける。 妻(ドヌーブ)は飾り壺ではあるが、中身が空じゃない、と言わせるのだから。
[DVD(字幕)] 7点(2019-05-25 18:04:56)
6.  幸福(1964) 《ネタバレ》 
アニエスヴァルタは女性監督なので、女性の側から見た人生の不安を描く。「冬の旅」では女性の野垂れ死にを、この映画では男の身勝手さへの怯えを描いている。当時は珍しく、女性側の視点は衝撃的だったろうと思う。自分の意見としては、この男は二人の女性を従えた王様みたいな気分になって、舞い上がっている馬鹿にしか思えない。このまま、ハッピーエンドで終わるはずがないのだが、この映画の言いたいことは、女性は怯えているというとこなので、このラストも致し方ないのかなぁと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2017-11-27 11:10:37)
7.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
リオ五輪真っ最中なので、ブラジル映画をチョイス。それがこの作品だったが、南北アメリカでギャングの成り立ちが全然違うんですね。犯罪の絶えないスラム街で、一人の凶悪な子どもが出てくる。話はこの子どもの生い立ちに触れない。何故こんな凶悪な子どもが生まれたのかが分からないため、この映画はバイオレンス映画になってしまったが、これが実話なら、その辺が大事だと思う。ラスト、警官に賄賂を渡して、悪玉が釈放されるのが切ないが、そこにとどめをさすのが、若い子どものギャングというのが、もっと切ない。テンポもよく、飽きさせないストーリー運びにブラジルの文化度が分かる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-08-07 13:56:48)
8.  17歳(2013) 《ネタバレ》 
何が言いたいのか分からない・・。映画には事態が無茶苦茶になって笑う映画と、無茶苦茶になった状況の人間をなぜそうなったとか、どう立ち直るとか、見据える映画がある。これは、一見後者だが、やはりフランソワオゾンは破滅に向かってるのかな?というのが正直な感想。前から、何か哲学めいたことを言いたげな演出する監督だったが、思わせぶりなだけな気がしてきた。はっきりしてるのは、シャーロットランプリングがお気に入りだね~ってとこだけかな?オゾン君にはベルトリッチ先生のような深みは出せないだろうなぁ(笑) そんなことより、俺はこの主人公役の女優の今後が心配だよ。こんなエロい場面をここまで演じさせて、堅気の女性じゃ耐えられないよ!!責任とれよ~!
[DVD(字幕)] 5点(2014-09-30 01:06:34)
9.  ジェリーフィッシュ(2007) 《ネタバレ》 
エドガーケレットって女性監督なんですか? 自分はこれは男性の感性じゃないな、と思ったんですけど。映像の暗さも、男性監督ならもっと器用にこなすと思いました。死の匂いがするとこは、イスラエルが舞台ってこともあるんでしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-10 06:02:44)
10.  少年と自転車
閉塞感のある国って、この日本国だけでなくあるもんなんですね。でもダルデンヌ兄弟監督は、決して誰も大きな声で裁かないし、悲しいラストにもしない。どうしようもない現実の中で、何とか前向きにちゃんと生きようとする人間たちを静かに見守る。この監督の姿勢、日本の監督も見習ってほしいです。このような映画が生まれることを映画ファンとして切望します。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-11 02:03:18)
11.  灼熱の魂 《ネタバレ》 
うん?終わって、しばらく意味がわからなかった。・・・が、これは一つの憎しみの負の連鎖を終わらせる解決策のひとつではなかろうか?と思った。もし見間違えて、見当違いの解釈をしていたらスイマセン。僕はこの話は、前のレビュワーの方がおっしゃっているように寓話なんだと思う。このお母さんが憎しみの負の連鎖を断つために、人生を呑み込んだのではないか?と思ったのです。というかこの映画がそういう意図をこめて創られたのではないか?と思いました。同じような話がたくさん創られる中で、このような映画(いろんな思考が感じられる映画)は大歓迎!これからアジアなどでどんな独創的な映画が生まれるのか、とても楽しみです。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-11 01:58:03)
12.  自由の幻想 《ネタバレ》 
????映画に何を求めるか?映画を観て、緊張してまで話の筋を追うのは何故か?そんなことを笑い飛ばすかのようなシュールな内容。低予算の映画なら許されるだろうが、キチンとした映画の演出を用いて、言わんとすることの虚しさ。ラストの「自由よ、くたばれ!」と叫ぶデモに、何とか観るのに費やした時間の価値があったという感じだ。映画の解体、それ自体は面白い試みだが、金払って、時間費やしてまで観たいのは、やはり文化の「香り」なんだよなぁと思った。
[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-25 05:47:53)
13.  白いリボン 《ネタバレ》 
ミヒャエル監督は「ピアニスト」を観て、かきむしるかのような痛さに苦手だと感じていた。でもこの作品は全然テイストが違った。結局、最後まで観てもすっきりしないのだが、面白い展開だった。ミステリー仕立てで、最初、時代の空気に敏感な子どもたちを描き、後半、やっと悪人らしき男爵、何も分かってなかった神父など出てきて、それを解決するのが、若い学校の先生、というストーリーかと思っていたら、あれ?という感じで村民の噂だけで話は閉じる。結局、戦争に突入していき、後のナチスなどを生み出す空気はこのあたりの民衆のモヤモヤしたところだった、という話のようだ(某映画雑誌より)。でもミヒャエル監督はこういう人間描写もできるんだと思い、有名な「ファニーゲーム」なども観てみようと思った。
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-29 21:33:34)
14.  死と処女(おとめ)
政治運動している女性って相当、危険なんだと思いました。学生時代にそういう女性がいましたが、ここは日本。良かったですよ。この男(キングスレー)は、拷問の時、もっと非道いことをした男性がいるので、自分の罪は軽いと思い、時代が変わると、平気で紳士面したのでしょう。それがますますシガニー演じる女性が気に食わなくなり、生理的に許せない!と思ったんだと思います。最後の男の自白で、もうこのおっさんは紳士面できないでしょう。もう変態道をつきすすむしかないのでは?それが最後のキングスレーのシガニーへのアツイ視線だったのかな?正直、よく分からなかった。ここらへんが皆さん、言うところのポランスキーらしさかもしれません。ポランスキーって「戦場のピアニスト」「フランティック」しか観てないですが、自分はポランスキーをまだまだ知らないのだと思いました。それにしても彼の人生、かなり痛いです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-20 03:44:11)
15.  商船テナシチー 《ネタバレ》 
寅さんじゃん、このラスト!テレーズが堅物の方に行くのかなぁ、と思っていたが、結局、根はマジメな遊び人の方になびいた。この辺のムダのなさが良かった。真の自由は心の中にある、というセリフ。う~ん、感じ入った!ただ、もう昔の古典なので、6点にしました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-04 23:23:00)
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