Menu
 > レビュワー
 > レスポーラー さんの口コミ一覧
レスポーラーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 60
性別
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  スノーデン 《ネタバレ》 
衝撃のドキュメント映画。 見終わった後、しばし放心状態でした。  私のような、お花畑の極楽思想には、インパクと充分です。  スパイ系、IT系好きな人にはたまらない映画ですね。 映画に込められた、メッセージがとても深いです。  視点を変えると、スノーデンはスーパーハッカーです。  それを、お国のためにやると正義となる。 しかし、お国のためってどこまでなのか?! そこにパラドックスが生じます。  世界は、統治する側とされる側に大別されます。 さらには社会もこの構図が存在します。 経済、会社、学校、さまざまなコミュニティに管理する側とされる側があります。  ここに、羊飼いと迷える子羊というか、飼われる羊の絵図が完成するわけですね。 そんな世の中を、孤高の狼スノーデンがスッパ抜いた。 そんなスノーデンは凄い!  お国側、統治する側の羊飼いとしての正義、そして大衆という、統治される羊側の正義、その正義の葛藤の中で、スノーデンは「自分が信じた正義」を選んでいく。 スノーデンは群れることをせず、ただ一人決断し実行していく決意が凄い。 同志を集めそうなものですが、そこはCIAでの勤務経験があったからなのか、誰も信じず一人立ち向かう精神力がハンパない。  彼女にすら、その葛藤を話せず、本当に孤独を感じさせますね。 なんなら、彼女との関係に亀裂を入れながらも、貫く精神力は如何程のものか辛かさが伝わってきます。  そんな中、あえてイバラの道を選び進んでいく決意に、共感し難い共感があるから、感動したんだと思う。  統治しコントロールしようとする「羊飼い」にとって、民衆大衆はおバカな「迷える子羊」でいて欲しいわけですね。 そうおバカで、世界の未来よりも茶の間の平和に浸り、今を楽しんでくれてればいいわけです。 その中で、クレーバーな正義の狼が存在することを証明した映画とも言えます。  羊飼い、飼われる羊、狼、こんな構図が見えてきます。 その中にも、詐欺師にシロサギとクロサギが存在するように、ホワイトな存在か、ブラックな存在かにも別れるわけです。  ブラックな羊飼の側面を持つ、アメリカに対して一石を投じたわけです。 これって凄いというか、難易度スーパートリプル級のことをやってのけたわけですね。 そんな感覚を見終わった後、感じました。  狼になろうと、 YouTubeで配信している人 SNSで発信している人 地道に活動している人 たくさんそのような存在はいますが、所詮は羊飼いには敵わない、そう感じさせる世相に殴り込みをかけたわけです。 しかも、一人で。  とはいえ、一流のジャーナリストや、ごく少数の方々の協力もあったわけです。 このような協力者も、賞賛に値します。  まさしく、スノーデンは孤高の一匹狼として、清々堂々と羊飼いに立ち向かって行ったと言えます。  「正義の反対は、相手側の正義」という構図が世の常です。 どちらの、どういう目線で見るのか?! そんな問いも含まれてますね。  このようなテーマを映画化した、オリバー・ストーン監督に敬意を表します。  現代社会に、一石を投じた痛快な映画として私の中に刻まれました。  それにしても、この映画なんか可愛く見えるよなうことが、世界では起こっている・・・そう思えてならないです。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-02-18 09:59:00)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS