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1.  太陽(2005)
日本を照らし続けるものの象徴として、「昭和天皇」を「太陽」として喩え、彼が敗戦という事実を受けとめて終戦を迎える日の一コマを、外国人の視点から描いたもので、静かな中にも終始緊張感の漂う作品となった。敗戦国の風景と天皇ヒロヒトの姿をシンボリックに描いたのが本作のポイントであり、それらは独特の映像で表現された東京の景観であり、イッセー尾形の形態模写的なソックリぶりとして、それぞれ独自の表現方法で画面に定着させていく。一人芝居で培ったイッセー尾形の独壇場ともいえる演技は、天皇ヒロヒトにどこまで迫れたか。それは映画を観た人の多くが納得いくものであろうし、少なくとも彼を起用した意図は十分に感じとれるものである。顔立ちや表情或いは何気ない仕草に加え、口癖のように「あっ、そう~」という言葉の言い回しや、“口モゴモゴ”の癖などをデフォルメして表現してみせるのも、生まれながらにして本当に言いたい事も言えず、言葉を呑み込まなければならない、その置かれた立場と哀しさをより強調したいからに他ならない。しかし、そのボソボソとした言葉は至って明瞭であり、全編に流れる微かな効果音と対を成していて、極めて印象的な演出方法だと思う。また、本編のセリフにもあるように、その容姿から“チャップリンのような”と形容され、事実、モーニング姿のおどけたような仕草に、ジャーナリストから好奇の目で見られるが、自身、意に介さないばかりか、むしろどこか得意気であり、そこに道化師の悲しみに似たものを感じさせる。多くの民を失わせた、その最高責任者としての表情と、一方で、どこにでもいそうな平凡な家族思いの男として、人間味を滲ませるなど、いかにも本物らしく、又は本物に近づいたかの如く、見事なまでに様々な表情を見せてくれる。未だ夜が明けきらぬままの、暗く重苦しい東京が終始映し出される。エンドロールに於ける、その上空から俯瞰で捉えた画面の端に、微かに鳩(だろうか?)が現れては消えるを繰返す様は、平和を願って已まない者の心の現われなのか、或いは、これからの日本の行く末を見守るものの象徴としてなのか。宮中の防空壕の暗い闇の中を、手探りで彷徨う天皇の姿と重なり合う。本作は、皇室の気品に溢れた調度品の様式美に至るまで、統一された色調による映像と演技者たちの表現力で、言葉だけでは伝えきれないものを我々日本人に齎してくれた力作である。
[映画館(字幕)] 9点(2007-02-18 17:37:01)
2.  ダニー・ザ・ドッグ
ピアニストの母を持つお坊ちゃま少年ダニーが、自分の生い立ちを何故覚えていないのか、そしてどのようにして、これ程までに強靭な肉体を有するファイターに成長できたのか。さらに飼い犬の如く借金取立ての強力な用心棒として彼を育て上げた親方の思惑や真意など、基本的な部分に何かと説明不足な作品だ。「所詮アクション映画なんだから、クドクドと説明するまでも無いだろう!」とベッソンは言うかも知れないが、物語の根幹に関わる事だけに、もっとじっくり脚本を練って欲しかった。ディテールをきっちり抑えていればこそ、ドラマにも説得力が生じるというものだろう。しかし、本作はそういった脚本の欠陥をL・レテリエのテンポのいい演出で補っているのが救いだ。アクションにおけるスピード感溢れる歯切れの良さは「トランスポーター」で立証済みだが、主役を引き立てながら見せ場を作る上手さでは無類の才人だと思う。彼には是非とも「007」の監督をやらせてみたい。ただ、あの世へ行っている筈のB・ホスキンスがゾンビのように生きているのはどう考えたって不自然で、その部分だけはアクションの過激さが裏目に出たようだ。さらに周囲の観客に囃し立てられて、已むを得ず闘鶏場のようなリングで死闘を繰り広げるといった、使い古されたパターンや、J・リーの女性にはウブでストイックという設定には、もぅそろそろ卒業したい。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-13 22:39:31)
3.  旅立ちの汽笛
これは珍しいキルギスから届けられたホロ苦い青春ドラマ。一人の少年が兵役に就くまでのひと時のエピソードが切々と綴られた、詩的で叙情的な佳作。いつの時代にもそしてどこの国にでもいる、ごく普通の思春期の少年が抱く夢や希望そして苦悩や挫折というものは普遍的であり、我々に懐かしい日々をよみがえらせてくれる。個々のエピソードが総花的で、やや散漫な印象は拭えないが、小さな山間の村から様々な青春の想い出を胸に列車に乗って、まさに大人へと旅立つ少年の初々しい姿には、熱いものが込み上げる。美しく雄大な自然を捉えたカメラが秀逸。
7点(2003-08-03 16:13:29)
4.  太陽に灼かれて
ロシア郊外の別荘を舞台に、明らかに特権階級だと分かる人々の優雅な日常会話からドラマは始まる。しかしやがて、スターリンの恐怖政治という時代背景が重苦しくのしかかっているのが分かるようになる。その状況下で引き裂かれた男女と、もう一人の男とを中心に物語は進展していき、やがて破滅的な結末を迎える。不幸な時代に生き、その時代がもたらす悲劇を誰もが味わい、しかしそれでも確かに生きたという人間の真の姿を、静かだがドラマチックに描き出した名作。
9点(2001-12-14 23:33:11)(良:1票)
5.  ターミネーター2
“PART1と2とどっちが好き?”と聞かれたら、“どっちも好き♪”としか言いようがない。PART1はややマイナーな良く出来たアクション映画と言った印象だったが、今回はSF色がより鮮明になりそのテクノロジーはまさに驚異と言う以外になく、見世物映画としてはひとつの頂点とも言える見事さだ。ただSFXに頼り過ぎたきらいも否定できない点で、PART1のようなペシミスティックな味わいは薄まったように感じる。
9点(2001-06-03 17:38:08)
6.  007/ムーンレイカー
J・ボンドの活躍がすっかり世界中に行き渡り、あとは宇宙に飛び出すしかないという、シリーズの行き詰まりを感じた作品です。アカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされたほどの、特にクライマックスの宇宙空間での一大バトルなどはさすがに迫力がある。しかし肝心のアクションはズッコケ調だったり、二度目の登場の殺し屋ジョーズが改心して味方についたりと、全体に締まりのない仕上がりとなっている。
6点(2001-02-07 00:19:31)
7.  TAXi
せっかくの題材をピントのボケた間延びした演出でダメにしてしまった典型的な例。キャストも魅力なし!
5点(2000-11-11 17:10:40)
8.  TAXi2
パート1より面白いかも?という理由だけで観たんですが・・・。(観なきゃよかったと反省)それにしてもフランス映画と思えないほど映像の鮮度が悪い!
5点(2000-11-11 17:06:34)
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