1. ブラックボックス 音声分析捜査
ブラックボックス、という響きだけで映画が一本できそうだが、そこに愛憎劇やサスペンスも含めた非常に見応えのある一本。 我々の見ているものが真実なのか否か、疑心暗鬼に陥りながら辿り着くラストは、まあ予想の範囲内ではあるのだけど、それでも面白かった。 こういうプロフェッショナルな技術を見せつけられる映画、嫌いじゃないなあ。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-27 15:15:05) |
2. フラッド
《ネタバレ》 全編水浸し。撮影に苦労しただろうなあ。おまけにずっと夜。 クリスチャン・スレーターは好きな役者。ひたむきに正義感を貫く役がけっこうはまる。 今回もそんな役回り。洪水の中、高圧線で感電しそうな敵役を救おうとするあたりは人が良すぎるほどなんだけど、この人がやると嫌味じゃないんだよね。「ブロークン・アロー」の時も確かこんな役で、結局女性をかっこよく助ける憎い奴。 対するモーガン・フリーマン。無理だよ、この人が小悪党なんて。 現金輸送車の年老いた相棒が実はグルだった、なんてなかなかの筋立てなんだけど、そもそもモーガン・フリーマンが悪役で終わるはずもないから、なんかこの後あるんだろうなと思っちゃうし、観ててどうにも居心地が悪い。この人、いい人にしか見えないから、役者としてはかなり損してるのかも。 地元の保安官だちが悪役に成り下がるのは観ていて少し悲しかった。撃たれた若い保安官、助かってたらいいな。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-22 07:40:51) |
3. ファンタスティック・プラネット
これは観る人を選ぶ映画。 芸術科の学生さんとかデザインを学びたい人とか。 ストーリーにメッセージ性はさほど感じないが、登場する生物の造型は斬新で醜悪で見事。 私は凡人なので正直楽しめなかった。 これは観た私の感性に合わなかったというだけで、作品には全く非はない。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-22 11:40:29) |
4. ブルー・リベンジ (2013)
《ネタバレ》 仇討ち。 恋人か妻子を殺されたのかと思って観ていたが、両親の仇討ち。 しかも、結局犯人は親父の不倫相手の夫で、その一家と不毛な殺し合いに。 途中、殺しがやりたいだけの第三者が登場して助っ人。 行き着くところまで行かないと、終わらないんだろうなあと思って観ていたが、相手方の少年は銃を捨てて、殺し合うことの虚しさに気づいただろうか。 争いは、結局勘違いや行き違いから始まって、一旦始まると和解も話し合いもできないまま行き着くところまで行かなければ終わらない、ということだろうか。 争いや復讐の虚しさに恐怖する映画。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-08-25 13:00:35) |
5. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 最後まで緊迫感のある面白い映画。 リーアム・ニーソンって、最近こういう役ばっかりやってるけど、ハマってるなあという感想。 ジュリアン・ムーアが要所を締めてくれるので、安心して観ることができた。 ジュリアンは年齢を重ねて本当に魅力的になったなあ。 ラストもスッキリして、時間を感じさせない良作。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-17 18:24:43) |