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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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1.  ブンミおじさんの森 《ネタバレ》 
なんの変哲もない森が夜になると全く違う森になる。ブンミおじさんはその「夜の森」を知っているから何が出てこようと驚かない。猿の精霊だろうが幽霊だろうが。その驚かないリアクションが妙に可笑しい。行方不明の息子が猿になってるんですぜ。まるでコントだ。見てるこっちはその着ぐるみ猿にどう対処すればいいのか。『トロピカル・マラディ』の夜の森に浮かび上がる虎とは大違いのほのぼのとした異世界の人たちが描き出される。我々ですら戸惑うこの世界、輪廻転生の考え方がないキリスト教圏での驚きはもっと凄いのかもしれない。驚きといえば最後の展開。日常という退屈な時間が映され続けたかと思ったら、いきなり非日常の出現。そのまま非日常は現代のタイの日常の中に溶け込んでゆく。異世界が世界の中にあるように、日常の中に神秘がある。感慨深く心地良く、それでいて驚きに満ちた映画であった。
[映画館(字幕)] 7点(2011-04-26 14:47:00)(良:1票)
2.  ファザー、サン
『マザー、サン』と同じ監督が作ったものとは思えない。父と息子のドラマ。しっかりとした物語映画。だけど見終えてみると本当に物語があったのかどうか疑わしく思えたり。けっきょく全体の流れより場面場面が印象に残るというところでは『マザー、サン』と同じなんだ。息子の元カノが綺麗で、ソクーロフは女優も綺麗に撮れる人なんだと確信する。ガラスを隔てることで世界が歪む。そのソクーロフ的な世界からなんとか逃れようとするかのように窓の隙間に顔を寄せる女と男がこれまたソクーロフらしからぬ短いカットで映し出される。舞台はいったいいつのどこなのか。こんなにも映画らしい街並みがあるなんて。屋根からの景色は延々と海。路面電車が走る風景の美しさはムルナウの『サンライズ』をも超えている。もうそれだけでじゅうぶんだ。
[映画館(字幕)] 8点(2010-11-10 13:39:30)
3.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 
バカの一つ覚えのような監視モニターで見せるサスペンスと無邪気な分割映像になぜか嬉しくなりながらデ・パルマを堪能する。思い返せばこういったデ・パルマ印は現実のシーンだけに用いられたような気がするのだが、もしそうならそんな拘りもまた愛おしいではないか。まだやるか!なヒッチマニアぶりも今回はかなりの手の込みよう。カツラをかぶり容姿を変えて別の人間に成り代わるという『めまい』とは逆パターンのプロットを用意し、しかもそれは現実ではなく、現実は容姿ではなく中身の変身というすっきりさわやかなオチ。この変身の決断への伏線が冒頭のファム・ファタール映画をラリぎみで観る主人公。薬でラリっている状態というのがミソ。悪女の悲しき結末を暗示にかけられた女の決断が自らの運命を変える。ファム・ファタール(運命の女)の運命の変化によってまわりの全ての運命が変わる。どこもかしこも愛おしい陳腐さで満ちている。こういうの、けっこう好き。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-07 11:18:20)
4.  冬物語 《ネタバレ》 
私も「アメリカ(映画)」を意識したものだと思いました。最後に用意されたサプライズはアメリカ映画だとたんなる予定調和。でも登場人物の丁寧な描写によってうれしいかぎりのサプライズとなる。ハッピーエンドってのはこう描くとよりハッピーなんだよ、というロメールの提言(これこそ考えすぎだってば)。2人の男のあいだをふらふらとする女。しかし心は揺れない。彼女なりの哲学があり、それをけして崩さない。人生に転がっている「偶然」は神が用意したものではなくただの「偶然」。誰かが用意したとするなら彼女自身。これだから人生、やめられない!と思える映画。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-11 14:02:53)
5.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 
自らは成長せずにまんまと彼氏をゲットした前作の続編にして前作のパロディ。常に一作目の笑いにリンクした、主人公同様に成長の見られない構成は安易ではあるがわかりやすくて好感が持てた。今回は「ありのまま」を愛してくれる奇特な彼氏に対し、愛してくれるだけではなくそれを行動に示せという、女の子特有のわがままを成就させる。続編らしくちょっと度を越えた展開も見せながら都合の良い現代のシンデレラ・ストーリーをけして主人公の成長というありがちな展開に逃げずに見せきっている。レニーのおデブちゃんぶりも凄い!役のために太るといっても男と女じゃ覚悟が違う。1点上乗せするほどでもないけど前作よりも落ちるとも思わなかった。
[DVD(字幕)] 5点(2006-06-13 13:51:38)(良:1票)
6.  ブロークン・フラワーズ
お話の設定といい、ジェシカ・ラングといい、ヴェンダースの新作にあまりにも似ているのは偶然なのだろうか。おまけにラストでくるりと回るカメラって、もろヴェンダースだ。といっても作風はまるっきり違う。こちらはヴェンダースよりもはるかに勝っているコメディセンスを擁したジャームッシュ流、、と言いたいところだが、『コーヒー&シガレッツ』でのビル・マーレーが大いに笑わせてくれたようにこの映画の笑いの大半もまたビル・マーレーその人にあったりする。誰かと遭遇することで、あるいは共に行動することで内面に別の何かが生まれるという展開はまさにジャームッシュの展開でありながら↓のお二人さま同様に「らしさ」を感じないのは、主人公があまりに鮮やかに変貌をとげるからだろうか。それともあまりに変貌をとげるに必然の出来事をわかりやすく並べてしまったからだろうか。どちらにしてもこのことでジャームッシュの「らしさ」の根本である「インディーズ」は喪失し「メジャー」な要素を多分に含んだ作品となっているように思った。それでも楽しめたのはやっぱりセンスがいいのかなぁ。  (すぐさま追記)「らしくない」じゃなくて「物足りない」と書かれておりました。失礼。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-08 14:08:01)
7.  豚小屋 《ネタバレ》 
古代と現代、2つの時代を同時進行させながら、それぞれの主人公の禁断の欲望を描いてゆく。しかし、交わらない2つのエピソードが獣に食われるという最期で交わる構成の中で、欲望の哀れみ以上に欲望を作り出す環境、そして欲望を持ってしまった者を排除するエゴこそが重くのしかかる。そのことでこの作品はとんでもない深みを持ち得た。とくに現代のエピソードは古代以上に複雑に荒んでいる。左右対称に描かれる構図の中で人間としてのバランスを欠いた、いびつな資本主義が横行する様は、進歩無き人類というよりも悪化の一途をたどる人類という感じがしました。2つの時代を描くことで人の愚かさの深遠と進行を描いている。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-16 14:20:43)
8.  ブラック・ムーン
ルイ・マル作品の中で今のところ一番多く観ているのがこの作品。それほど面白いのかと言われると全然面白くなく(笑)、おすすめ作品なのかと言われると絶対おすすめしない作品(笑)なんだけど、なぜか何度も観ている。何度観たって内容はさっぱりで、ただ大人とも子供ともとれる女が不可思議な世界をバタバタと走りまわってるだけな映画。そのバタバタと走る姿や好奇心の旺盛ぶりが子供っぽい反面、胸元の大きく開いたブラウスや足を露わに映し出した描写はエロティック。そんな主人公のフシギちゃんぶりがこの映画の魅力といってもいいかも。それ以外にも惹かれるものがあるかもしれないが、それがなんなのか私自身にもよく解からない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-21 15:29:03)
9.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
演奏の合間に挟まれるメンバーの素顔を映し出すカメラが動く動く。その動きは極めて滑らかなんだけど動きすぎ。でも、カメラがある建物の中に入って階段を上りピアノの位置まで寄っていくシーンの流麗な動きにはちょっと感動した。音楽ドキュメンタリーということで「ライブ映像とその舞台裏」が慌しく映し出されたものを想像していましたが、この作品は慌しいどころか非常にのどかな雰囲気で被われている。メンバーたちは皆楽しそう。過酷な時代を語る顔にも悲壮感は無い。どうやったらあんなにも心に響く音楽を奏でられるのだろう。どう生きればあんなにも元気な90歳になれるのだろう。あの年で「英語を勉強したい」には正直たまげた。私はあの老人たち以上に老人のような気がする。その元気の源がキューバにある、と映像が教えてくれる。私は音楽よりもキューバの風景に感動した。キューバに行きたい!! でもメンバーたちはニューヨークに感動してるんだな、これが。
[映画館(字幕)] 7点(2006-01-27 15:40:18)
10.  ブルジョワジーの秘かな愉しみ
食欲、性欲、睡眠欲が人間の三大欲と言われます。登場人物を全てに満たされた上流階級の人間とすることでより明瞭に人間の欲深さが描かれる。同時に睡眠中の夢を通して人間誰しもが持つ無(死)への不安を描く。この作品もまたどこからが夢なのか、はたまた全てが夢なのか、、。贅沢な文句を言いながらいつまでたっても食にありつけない様で、一度手に入れたものは離したくないという人間の欲深さをあざ笑う。地位欲とでも言おうか、それこそ上流階級の人間らしいと言える欲も描きながら、人間を面白可笑しく描いてゆく。果てしない欲に向かって真直ぐに歩いてゆく人間たち。まるで人間ではない人が人間を観察して作ったような作品。我々もここに描かれる人々を高見の見物的に見ると、人間って愚かで滑稽だなぁと思うと同時になんとも可愛らしい生き物だなぁと思ってしまう。流麗なカメラワークと極端なアップからのズームアウト、この小ばかにしたようなギャップも面白い。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-28 15:00:14)
11.  ブラウン・バニー
作品のほとんどを、何もしゃべらずバイクを積んだ車に乗って移動する主人公と風景が占める。その情景のなんと生気の無いことか。ラストの数分の映像でその原因がわかるのですが、、、ドヨ~ンときましたね。さすがに。以下微妙にネタバレになりますが、何にドヨ~ンときたかと言いますと、もちろん何があったかを映し出した最後の映像もありますが、それ以上にきたのが主人公のあまりにも悲しいその心情です。現場を目撃しておきながら助けなかったことの後悔とその呪縛から逃れるために責任を女に転嫁せざるおえない男の弱さ。妄想の中で必至に自分本意にでもケリをつけようとするけど、悲しさだけしか残らない事実。ドヨ~ンとしたまましばらく動けませんでした。それまでに淡々と見せてきた悲しさであふれた情景の意味がここにあったわけですか。問題の性描写ですが否定される方の意見はもっともだと思います。そうゆうことがされているであろうと思わせる演出というものがあってこその映画だと思う。でもその問題のシーンが悲しい妄想であることで私の中ではうまく消化できました。さらには妄想がより決定的に悲しいものへとなる重要なシーンのような気もしました。フェリーニが『甘い生活』で男が女にまたがるシーンで非難されたように、最初は拒否されるものなのでしょうが。
[DVD(字幕)] 7点(2005-03-31 17:59:17)
12.  ファニーとアレクサンデル
ベルイマンはこの作品を最後に映画を作らないことを宣言。よってこの作品はベルイマン映画の集大成とも言われます。私が見たのは3時間バージョン。見応えのある一大絵巻でしたが、もともとテレビ放映用に作られたオリジナル版の5時間バージョンはさらに完成度が高いと評されているようです。 高貴漂う装飾品の数々、数え切れないほどのロウソク、足の太い馬車馬、、、細部まで本物に拘った重厚かつ美しく息づく背景をバックに、大家族群像劇を奥行きある映像で見せた前半がとても好きです。中盤からの展開で人それぞれの生活や宗教を対比しながら最後には家族が助け合って生きてゆくことがいかに素晴らしいことかを説いていきます。ベルイマンの分身であるアレクサンデル少年の特別な力は、芸術の世界に生きる人に不可欠な超越した想像力を象徴的に描いたのだと思います。それにしても、家族愛を通して人間賛歌を描くに終わらせず、最後に”アレ”を出すところがベルイマンらしく、他とは一味も二味も違う。(5時間バージョンを見る事があればまた追記したいです。)    //追記// 5時間バージョンを見ました。まず2時間も削った3時間バージョンが、5時間バージョンにひけをとらない出来に仕上がっているところにあらためて感服。3時間バージョンでもじゅうぶんに理解できますが、さらにわかりやすくなっています(例えば幽霊話しの真偽)。理解できるなら、より短いほうが優れていると考えますが、ベルイマンの最後の映画を少しでも長く見ていたいという欲求に答えてくれるという意味において、5時間バージョンはやっぱり素晴らしい。そしてなにより5時間が全く長く感じなかった。1点追加します。
[DVD(字幕)] 8点(2004-12-17 15:28:00)(良:2票)
13.  フィフス・エレメント
ベッソンが大金を投入してハリウッド的SF大作を作ると聞いただけで絶対駄作だと確信して見た。(なんで見たんだろう?)ところが意外に楽しめた。クリス・タッカーには大爆笑!!ストーリーは許し難いくらいベタベタなのに半分コメディーぽい作りのため、ベタベタがかえって良かったりもする。「オースチン・パワー」のようなコメディー大作とはまた違い、まじめにアクションしてるし、ゴルチエワールドも一味違う作風をさらにかもしださせている。コレを見てから思ったが、ベッソンの作品って全てストーリーはいたって単純なのだが、フランス風味が名作っぽく見せているだけってところもある。ベッソンを過大評価して今作を見ると痛い目にあいます。
6点(2003-09-11 14:39:49)
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