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1.  ブーベの恋人 《ネタバレ》 
あっ、この映画の音楽だったのか!どこかで何度も聴いたことのある曲でした。しかも「鉄道員」「刑事」と同じ作曲家とは、どうりで似ているはずです。それはそうとここでもまたクラウディア・カルディナーレの美しさが凄い。モノクロなのに色が付いてるような錯覚さえも起こさせるほどの美しさです。恋人であるブーベが殺人罪によって長い間、離れる運命へとなっていく中で後から現れた別の男の優しさの前に心を開き、そして、好きになってしまうという女の苦しさを見事に演じているのだが、恋人のことを見捨てることなど出来ないと最後まで付いて行こうとする姿を見るとブーベって奴は本当に良い女を持ったものだと思わずにはいられなくなる。一方でマーラには恋人がいると解っても彼女を許し、それどころか最後は自ら身を引いて去っていくステファーノの方がブーベなんかよりも男らしくてかっこ良い。で、やはりこの映画においてもとにかくクラウディア・カルディナーレの美しさが異常と思えるほど印象に残る。あの笑ってる時と泣いてる時も怒りを露にする時もこの女優の持っている男心を刺激するような表情に今回もまたクラクラしそうなほどである。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-27 20:55:23)
2.  ブルジョワジーの秘かな愉しみ
相変わらず人間の嫌らしい部分を徹底して描き切るルイス・ブニュエル監督による可笑しな喜劇とでも言うべきか?言いたいことは何となく解るけれど、それでもスッキリせずに一体、夢なのか?現実なのか?今、そこで起きていることは現実問題として人間なら誰しも起こり得ることであるというようなものが見えてくる。食事しようとする度に邪魔が入るのは人間の心理としてはかなりの確立でイライラさせられるし、それを見せることで人間の欲に対する考え方、心理を監督自身が笑っているようで意地の悪い監督らしく、その中に色々なものが見えてきて、ある意味これこそ人間だとでも言うような感じの心理劇として見所のある映画になっている。同じように人間の嫌らしさを描くラース・フォン・トリアー作品のように観ていて不愉快な気持ちにしかならないということがない点に関してはルイス・ブニュエル監督の作り出す世界、不思議な世界、私は嫌いではない。ただ今作に限れば他のルイス・ブニュエル作品に比べると難解な部分も多くて、この監督の映画を一度も見たことのない人には薦めようとは思いません。
[DVD(字幕)] 6点(2010-07-25 21:31:00)
3.  フェリーニのアマルコルド
まず最初に出てくる言葉は「美しい」これに尽きる。そして、美しさの中に見え隠れする刹那さ、哀愁とでも言うべきフェリーニ監督独自の映像、ノスタルジーと言えば確かにその通りではあるが、単なるノスタルジー映画ではないものを感じさせるのは作品全体に付いてまわる暗い影のせいかもしれない。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-24 21:41:11)
4.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
ドイツ人の父とポーランド人の母を持つオスカルが大人達の醜い所を見て大人になりたくない。そう決めて自ら成長する事を拒む。それは「早く大人になってお姉さんみたいな綺麗な人といっぱいお付きあいしたいから」と叫ぶクレヨンしんちゃんとは全くもって正反対である。しかし、そうは言うものの共通点もある。それは共にガキのくせしてませている。女好きでスケベであるという所などそっくりである。そもそも子供なんてそういうものではないだろうか?特に男にとって、まだ幼い少年にとっては女の人を見ると母親の姿とダブらせようとしたくなるものでないかとこの少年を見ていると思ったりします。ブリキを常に離さず、本当の友達はブリキだけなのかもしれないこのオスカルの何とも哀れなこと、大人なんて信用出来ないから自分は一生子供であり続けよう、そうやって大人社会を否定し、常に大人に対しては冷めた視線で見ている姿は何かに対し、怯えているようであり、その怯えという意味では初恋の相手だった少女マリアとの再会の後の場面にも現れているように思えます。二人きりで脱衣場でいる場面、裸のマリアにしがみつくオスカルの姿は自分をこのような人間へとしてしまった母親へのやるせない気持ちみたいなものが感じられる。それにしてもあの海から大量に打ち上げられたうなぎと牛?馬?どっちだ?の気持ち悪さと新しいブリキを買ってもらいに寄った店で沢山のブリキの横に置かれていた人形の不気味なまでの目付きの怖さ、更に怖いと言えば周りはどんどん歳を取って大きくなっているのに自分だけは三歳時と変わらない姿でいるなんて、想像するだけで怖いです。だって、周りは皆、大人の遊び、大人しか立ち寄れない映画館やレンタルコーナーにも堂々と入っていけのるに自分だけ一人入っていけない。そう考えるとって、すいません。何アホなこと言ってるんだろう?とにかく色んな意味で怖い映画でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-05 11:36:49)
5.  冬の猿 《ネタバレ》 
冬の夜空へと打ち上げられる花火の美しさ、ラストの余韻、ジャン・ギャバンの相変わらずの渋さ、年老いた男の哀愁などしっかりと描かれていて感心させられる反面、ポール・ベルモンド演じる若い男、あの役、私としてはアラン・ドロンこそ相応しい気がしてならない。前半の戦争シーンは作品を盛り上げる為にという狙いなのかもしれないけれど、私はあの戦争シーンは好きになれない。同じ監督の作品ならば私は「ヘッドライト」の方が好きです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-18 21:29:23)
6.  フレンチ・カンカン
いや~もう何て言うのか?素晴らしい!正しく大傑作の名に相応しい映画だ!もうこの映画の中にある見える素晴らしきドラマとジャン・ギャバンをはじめとするフランソワーズ・アルヌールという女優の輝き、本当に観ていて楽しかった。ジャン・ルノワール監督はここでもまた一つの映画的な素晴らしい作品を見せてくれた。もう感謝!感謝!の気持ちでいっぱいになりました。映画全体、本当に美しくまるで絵画の如く、本当に美しい映像で観ていてちっとも飽きない。飽きないどころかずっとずっといつまでも観ていたいそんな気持ちにしてくれたこの映画に感謝の気持ちを込めて文句無しの10点差し上げちゃいます。フレンチ・カンカンを踊るシーンの楽しさときたらたまりません。ラストのハッピーエンドも気分ルンルン!今までどちらかというと苦手だったミュージカルですが、これは本当に楽しいです。フランス映画なのにアメリカ映画でも観ているようなまるでハリウッドの楽しいミュージカル、いやそれ以上の華やかさで楽しくて楽しくて、あぁ~この映画も「大いなる幻影」同様、DVDで欲しいなあ!ジャン・ルノワール監督の映画に外れ無し!この監督の映画もまだまだ観たい。けどあんまり置いてないんだよなあ!
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-29 21:34:52)(良:1票)
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