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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2017
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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261.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
映画が紙の媒体と決定的に違うのは音を伝えられる、ということ。クライマックスの演奏会は圧倒的。音楽の凄みに何度観ても泣く。アンヌ・マリーが(額に怒マークをはりつけて)ソロパートを奏でるその音色が金色の一筋となってするすると天上に昇ってゆく。彼女の音に叱咤され鼓舞されて、ダメ団員たちの音楽家魂に火がついてついには太く力強い音の奔流になってほとばしる、この瞬間は肌が粟立つほど。N・キンスキーの再来と見紛うような、神々しいまでのM・ロランの立ち姿と合わせて永久保存したい位の美しい舞台だった。前半から中盤にかけての、すったもんだな喜劇っぷりも好き。ネタは定石なれど、団員フルばっくれは予想できなかったなー。旧共産党の栄光の残滓もなにやら切なく、圧政のもと起こった悲劇も織り交ぜて話に奥行きも持たせている。笑って、やきもきして、戦慄して、うっとりして、泣いた。感情のほぼ八割方を喚起させられたこの映画、私にとっては満点。
[DVD(字幕)] 10点(2011-09-28 00:25:50)(良:1票)
262.  マルホランド・ドライブ
だいたい、ナオミ・ワッツが二役やってることに気付かない大とんまな私が一度でリンチワールドを解るわけがない。初めて解説サイトを覗いてみた。そして仰天。ぶっとんだとはこのこと。点数評価が一気に5点くらいアップした。各パーツが意味不明に配置されたかのようでいて、実のところ理路整然と織られていたのに驚く。解った瞬間から物語が哀調を帯びて輝きだした。切ないなあ。でも監督、「理解に苦しんだら直感を信じろ」とか手品師みたいなこと言ってないで、ぼやっとした観客のためにもう少しバーを下げてもらえませんか。解説してくれた皆さんありがとう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-16 14:10:48)
263.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
リュック・ベッソンが撮ったイルカ大好きな西洋人のためのファンタジー。ジャン・レノはこの作品はおそらく素なのだろう。ボロが出ず無難にこなしている。ほっ。ジャックはまるでかぐや姫。海のものだから最後は海に還ってしまうのね。でもさあ それなら陸の女に恋するのは掟違反だよ。R・アークエット扮するジョアンナがあまりに不憫で一言物申す。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-05 23:44:35)
264.  田舎の日曜日
人々の日常が淡々と、穏やかな映像美のなか交錯してゆく。フランスの片田舎のあふれんばかりの陽光と木々の緑。しっとりした邸宅。わんぱくな男の子と金髪縦ロールの女の子。挿入される音楽はなし。時折蜂の羽音がぷん、と耳をつく。うらうらと暖かい陽射しのなかでなんと心地よい音だろう。懐かしくて美しくてみんなの午睡にいっしょに引き込まれそうな心地よい退屈。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-09-01 00:15:33)
265.  プライドと偏見 《ネタバレ》 
嫌いから始まって、誤解も生まれてあららでも誤解がとけるのと同時に自分の気持ちに気付いちゃうってあーこれは昔の少女マンガのパターンまんまだよ。100回位読んできたので免疫あり。ウィッカムの爽やかさに絶対裏がある、と珍しく先読みも当たったりと全編意外性もないのですが、にもかかわらずくらっと心が動いたのはK・ナイトレイの首元の美しさと泥臭さを後半誠実な純朴さに見せることに成功したM・マクファディンの演技のせいかしら。18世紀の女性たちの社会的事情も興味深かった。コリンズと超妥協で婚約した親友シャーロットの「27歳、もはや両親のお荷物よ」の台詞がしみじみ切ない。器量が今ひとつなとこがよりリアル。末娘たちのはしゃぎっぷりが偏差値の低い女子高みたいだけど結婚の重みが違うのですね当時は。殿方探しの気合が半端じゃないわけだ・・。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-29 12:23:18)
266.  パリ、テキサス 《ネタバレ》 
崩壊した家族のかつての幸せの欠片を探すトラヴィス。やり直しのできない不器用な男を巡るこの話が独特の美しさを獲得しているのはハンターとN・キンスキーとライ・クーダーの音楽があればこそ。ハンターが好きだ。子供らしい駄々こねを見せたかと思うと、父親の精神年齢を超える明晰さをさらりと表したり。無駄にドレスアップしたトラヴィスを前に「ラッキーだったのさ」と友だちに何気なく言うシーン。「左だよ、パパ」と明確に促すシーン。泣けて泣けて。そしてナスターシャ・キンスキー。ぐらり、とバランスが崩れると異形の造形にもなりそうな危うい彼女の美貌が、薄暗く妖しい風俗店のミラーの中でとてつもない迫力。息を呑んだ。彼女とハンターが抱擁する場面、二人の金髪がさらさらと溶け合って、こんなにきれいなものは初めて見た、と思った。きっとこの先は大丈夫なんだ。いざとなったら、ハンターにはお父さんもお母さんも二人づついるんだし。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-08-21 01:17:48)
267.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
キューバ音楽の素敵なこと。出演人物の平均年齢70歳!というじいさんたちの立ち姿のかっこいいこと。声の艶やかなことったら。街角でゲームに興じる「忘れられた過去のひと」然としたじいちゃんたちがステージ上で鮮やかに音楽を紡ぎだす。素敵だあ。貧しそうではあるのだけど、どことなく情緒のあるキューバの街並みも印象的だった。お天気が良くてのんびりしていて、もしかしてこれは豊かさなのかしら、とふと混乱。
[地上波(字幕)] 8点(2011-08-14 14:54:38)(良:1票)
268.  インド夜想曲 《ネタバレ》 
光と影の映像の魔術に絡めとられて二時間頭も身体も痺れっぱなし。じっとり暑いインドの昼の喧騒と翻ってただただ黒い幽玄のごとき夜。J・Y・アングラードの深い瞳に連れられて、青い夜光灯が点滅する夜行列車に乗ってるうちに酔いつぶれた。謎かけのようなナイチンゲールという言葉や失踪した友人のことなど、結局明かされることはないのだけど、途中からどうでも良くなってしまった。魔法にかかってふらふらだったからだ きっと。
[映画館(字幕)] 9点(2011-08-10 16:13:15)
269.  地下鉄のザジ
うう、だめだ。頭の中が?でいっぱい。監督の巨匠度の前にふざけてんのか、という怒りも不完全燃焼になってストレスがたまる。わからない。完全に白旗上げた映画。
[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-02 07:02:00)
270.  デリカテッセン 《ネタバレ》 
神経症的に作り上げられた美術が私にとっては悪夢のようだった。壁びっしりのカタツムリ&カエルでもうだめ。生理的嫌悪感ばかりがおぞおぞしてずっと寒かった。スプリングのきしみにたくさんの音がかぶさってゆく・・笑っていいのかなんなのかわからん。当時本木雅弘が勧めていた(たしか)からって乗った自分に反省した。
[映画館(字幕)] 2点(2011-07-29 15:24:21)
271.  カジノ
シャロン・ストーンによくがんばりました賞をあげます。お話自体は「そうっすか」ですんじゃうんですが。デ・ニーロとジョー・ペシだもの。間にはさまれて彼女泣くほど努力したんじゃないかなあ。やればできるぞ シャロン・ストーン。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-21 14:12:36)
272.  モンディアリート
中盤あたりから主人公のむさ苦しさに目が慣れてきて、クソガキだった子供まで可愛くなってくる不思議。‘きちんと’生活してないひとたちだけど、生命力旺盛というか・・まあいいかという気持ちになる。タフなお姉さんはキレイだし、チケット手にした子供の昇天しそうな幸福の表情がとてもとても良かった。
[地上波(字幕)] 6点(2011-07-20 14:14:59)
273.  レオン(1994)
それっぽさだけのいわば雰囲気美人な映画。ジャン・レノはやっぱりモデルさんだ役者じゃない。喋って動くとなんか肩透かしな感じ。キャラ当てのシーンが致命的。コミカルな場面を描いて人物に幅を出そうとしたんでしょうが野暮ったさが際立って大失敗。小道具に凝るのもなんだかしゃらくさい。G・オールドマンの安定感はある。
[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-14 11:58:56)
274.  ロザリンとライオン
綺麗 とにかく綺麗。金色の衣装 金色の髪 金色のライオン。 ロザリンの掛け声と鞭さばきにうっとり。ライオンを正面から捉えては引いてくるカメラの迫力に翻弄されて立ちくらみがしそう。鑑賞後十数年たってもいまだに鮮やかな印象です。
[映画館(字幕)] 7点(2011-07-14 01:19:56)
275.  アメリ
私もこの映画と感性が合わなかった一人。画は小奇麗だけど自分大好きなヒトにキュートでしょ、可愛いでしょと言われても。手紙偽造シーンは呆れを通り越して不愉快。『夏の庭』(湯本香樹実 著)から言葉を借りますが「人の人生に猿芝居を持ち込むな」ってことですよ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2011-07-13 13:28:52)
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