21. 聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
思わぬことから嘘をつき続けなければならなくなってしまったジェイコブの苦悩が観ているこちらからもしっかりと伝わってきました。確かにロビン・ウィリアムスはアメリカ人ですが、その辺の違和感は吹替えで観たので特に感じなかったかな。ラストでフォローがなければあまりの後味の悪さに「観なきゃ良かった・・・」と後悔するところでしたが、一筋の希望を込めたあの演出が気に入りました。 8点(2004-09-04 21:33:32) |
22. ぼくセザール 10歳半 1m39cm
カメラワークも含めて完全にセザールの視点で物事が描かれています。だから、セザールの知らない親の事情や、ラストに繋がるまでの親達の心理的伏線や移り変わりは観客のほうで補完するしかないので、そういう映画が苦手な人はこの映画はいまいちだと思うかもしれません。私はそんな作品が好きなので、楽しめました。 7点(2004-08-23 22:07:31) |
23. クリクリのいた夏
主人公はクリクリではないですね(笑)。ガリーとリトンを軸とした、沼地に住む人々の日常を描いたほのぼの作品。物語的にはボクサーの一件以外は淡々と話が進むので、好みが分かれるかもしれませんが、個人的には好きな作品。ただ、導入がちょっと弱いかな。最初からおばあさんになったクリクリを出して、彼女が語る昔話・・・みたいな感じで引き込んでいったほうが良かったような気がしました。 7点(2004-07-19 22:00:59) |
24. パピヨンの贈りもの
蝶を探しに出かける老人ジュリアンと、それに一緒について行く少女エルザの二人旅。ただそれだけのストーリー(周りの誘拐騒動もあるにはありますが)ですが、一緒に旅する二人の心の距離が、些細な会話や出来事で近づいたり離れたりする、そんな感情の機微をじっくりと時間をかけて描いていた点が好感。流れる音楽も聴きごこちが良く、山の風景とも合っていました。暖かい気分になりたい方にオススメです。 [映画館(字幕)] 7点(2004-06-27 22:25:47)(良:1票) |
25. スパニッシュ・アパートメント
《ネタバレ》 青春モノと思いきや意外とコメディタッチ。新しいエピソードが次々と展開されていって、継続性があるのは主人公と知り合いの奥さんとの不倫関係ぐらい。ラストで物書きになる!という唐突な展開には驚かされたけど、その辺の伏線は最初にちらっと出てくるだけだったと思うので、もっと本筋に絡めてほしかった。一本の映画にするよりも、1クールぐらいのドラマとして観てみたい作品。 7点(2004-06-02 23:02:16) |
26. みなさん、さようなら(2003)
タイトルに引かれて観に行ったんだけど・・・う~む、イマイチでした。何でも金で物事を解決する息子にも、死が迫ってるのにセックス談義で盛り上がる父親にもどうも共感できず。あと、暗転が何度も使われているのでシーンがブツ切りになった感があり、作品に集中できなかったのも残念。 5点(2004-06-02 21:55:56) |
27. ノー・マンズ・ランド(2001)
「傍観しているのは加勢しているのと同じだ」のセリフが心に突き刺さる、観た後で心に何か引っかかったようなものを感じる作品。 8点(2004-06-02 21:42:36) |