61. ぼくのバラ色の人生
とっても良い映画でした。かわいくて、せつなくて、おかしくて、やるせない。こういう大団円的でないラストは大好きです。映像もきれいですジャック&ジルの世界のような「パムの世界」って本当にあるのでしょうか?この映画が好きな人は大島弓子の昔のマンガ「つるばらつるばら」は必見です。彼のその後のような夢と現実のような世界のマンガです。 7点(2003-07-16 03:45:25) |
62. 禁じられた遊び(1952)
小さな映画館で見ました。ナルシソ・イエペスのギターがジーンときますが、いくら好きな人を喜ばすためだとはいえ動物を殺しちゃうなんて、と些細なことだけど気になってしまいました。綿国の諏訪野チビ猫とブチ猫のシーンの原点はここだったんだなあと気がつきました。 7点(2003-07-08 12:59:49) |
63. 追想(1975)
鏡のシーンが壮絶で(なのにきれいで)衝撃的でした。牧歌的な映像と優しい音楽との差がすごいです。泣きそうになりました。 7点(2003-07-08 12:43:22) |
64. ピアノ・レッスン
水の中のピアノ。暗い海岸のピアノ。難しい顔をしたアンナ・パキン。マイケル・ナイマン。高尚な絵画を見ているような気になりました。 7点(2003-07-08 03:55:50) |
65. 月世界旅行
楽しい映画です。紙芝居をみているようなチープ感がたまらなくいいです。いろいろなPVなどに使われるたびに、思い出してうれしくなります。当時の人はどんな気持ちで見たのかなと想像してしまい、さらに楽しくなります。 7点(2003-06-20 06:23:46) |
66. ノー・マンズ・ランド(2001)
派手な戦闘シーンがない分、リアリティーを感じてしまう戦争映画。笑ったぶん考えさせられる。 7点(2003-06-17 14:49:50) |
67. ひまわり(1970)
主役のソフィア・ローレンよりもリュドミラ・サベリーエワに痛々しさを感じてしまうのは、そのキャラクターだけではないと思います。動と静の女性像ふたりが対照的で間に入った男はたまらないでしょうね。映像と音楽も泣かせてくれます。 7点(2003-06-17 04:46:32) |
68. ディーバ
すごくセクシーで香り立つような映画。音楽のエロスが高尚に映像化されているようです。J・J・ベネックスをチェックしないとと思ってしまいました。 7点(2003-06-17 02:36:43) |
69. ソウル・キッチン
とても楽しめる映画でした。どんどん悪い方に行ってしまう主人公で表情もどんどん怒り顔になるのに、お話し自体はなぜか明るい。登場人物がみな生き生きしています。 しばらくしたら、どんな映画だったかなと思ってしまいそうな印象には残りにくい映画なので多少辛めの採点。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-03-02 20:51:58) |
70. わたしはロランス
《ネタバレ》 ウディ・アレン同様にドラン監督本人が演じてる映画の方が好きです。 性同一障害を描いていますが、ストーリー自体は目新しいものはなかったです。 自分の男性の恋人が、実は心は女なので男として生きるのが苦しいと告白された女性の葛藤を描いている部分はリアリティがあります。 ドラン監督は自分の恋人がいきなり女装したらという目線で撮ったのかなと思える部分もあり興味深かったです。 独特の映像感覚も楽しめました。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-15 04:48:59) |
71. それでも生きる子供たちへ
どの話もヘヴィーな中に、ほんの少しの安らぎが見え隠れしているのでホッとしました。「チロ」で綿菓子を買うシーンや、あるべき場所でなさそうな遊園地のシーンに惹かれました。自殺の低年齢化が進む日本と比べてしまいました。生きていくことが苦しみなのか死ぬことが苦しみなのか、幾つになってもわかりません。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-24 02:01:39) |
72. ヴァンドーム広場
現役を退いたアル中女をドヌーヴが演じるのですが、蓮っ葉な言葉の中にも気品が感じられて変に感心してしまいました。ドヌーヴを見ているだけで飽きない映画です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-19 04:03:09) |
73. 街のあかり
《ネタバレ》 カウリスマキらしい間の取り方が楽しいけれど映画自体はいまひとつでした。カウリスマキの映画の登場人物は問題は山積みだけど憎めないタイプが多いのですが、この主人公は優柔不断で下手すると、これじゃ友人がいないのも恋人ができないのも当然な気持ち悪いだけの男で終わってしまう気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-04 19:32:13) |
74. つぐない
脚本が緻密でしっかりしているので単なるメロドラマにはならなかったけど、いまひとつ入り込めなかったのは時間軸が変わることによって真実を見せる手法のせいかも。セシーリアは劇場型キャラでわかりやすいのですが、誠実な雰囲気のロビーが「カント」という言葉を手紙に書くのは違和感がありました。印象的な映像と重厚な音楽の取り合わせが秀逸でした。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-18 03:00:51) |
75. ペルセポリス
ところどころコミカルで、ところどころシリアス。知らないイランを垣間見ることができて楽しめました。モノクロの映像も雰囲気があって良かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2008-03-27 07:10:30) |
76. 郵便配達の学校
印象には残りにくい映画ですが片田舎の長閑な風物詩みたいな感じで楽しめました。「ぼくの伯父さん」などよりも短かったのが良かったかも。ジャック・タチは長編は辛いときがありますが短篇は楽しいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-20 17:37:06) |
77. ぼくの伯父さんの休暇
のどかな景色のモノクロ映像。かわいい動物とおかしな人たち。粋で洒落た音楽。愛すべき映画なのですが、いかんせんストーリーがない分、ギャグを楽しみたかったのですが、あまり面白くはなく、全体的に興味を引かずに見終えてしまいました。音楽がなければさらにマイナスです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-20 17:33:09) |
78. 家の鍵
《ネタバレ》 障害のある子供の面倒を見続けていて、そのために犠牲にしているものを数えながら、ふと自分の人生はなんなんだろうと思ってしまう。障害を持つ子供じゃなくても、寝たきりの親や、家族の面倒を見続けている人たち共通の思い。シャーロット・ランプリングが「この子が死んでくれたらと思う」という言葉の重さ。看病疲れでの殺人や心中をするニュースを見て責めることは出来ないと、つくづく思ってしまします。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-29 23:07:35) |
79. Mr.レディMr.マダム2
《ネタバレ》 年をとったけど、まだイケルわ。とばかりに女装して町のcafeに繰り出すところ、かわいくもあり、哀れでもあり。また、それを心配してこっそり追い掛ける方も愛しくもあり、愚かでもあり。でも素敵なカップルだと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-03 10:08:45) |
80. Mr.レディMr.マダム
バードケージを先に見てしまいましたが、こちらも面白かったです。普通にすればするほど笑われてしまうという性で喜劇と悲劇は紙一重です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-03 10:05:36) |