61. エヴァの匂い
モノトーンの中のヴェネチアの夜、野放図な男女のリアリティ、ヴィルナ・リージとジャンヌ・モローの競演、ミシェル・ルグランの音楽…好きな要素が詰め込まれている映画なのだが、ヴィルナ・リージとジャンヌ・モローそれぞれの役柄が今一つフィットしていないのと、フランス語がややなじまないせいもあって、感心しなかった。冒頭のヴィルナ・リージの背中が素敵だが。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 09:07:19) |
62. マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙
メレル・ストリープの認知症の演じ方のうまさは、ジュディ・デンチと遜色ない。しかし、同時代モノは、レーガン、サッチャーと認知症で苦しんでいる中、ぼける気配のない中曽根大勲位は、怪物だ、なんていう、どうでも良いことを思いながら見てしまう。 [映画館(字幕)] 6点(2012-04-02 09:33:14) |
63. 夜と霧
単純に映画としてみると、高い評価はできない、というのが正直なところだ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-28 20:38:50) |
64. 太陽はひとりぼっち
日常を丁寧に描くと、シュールになんだなあ、と感心。問題は邦題だ。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-18 23:48:40) |
65. ローラ(1961)
女が初恋を忘れらないというとこが真実ではないが(ジャック・ドゥミもまだ人生経験不足だったか)、あとはよくできている。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-18 09:55:05) |
66. 天使の入江
この無茶な話に、それなりの説得力をもたせている、女優、俳優、監督の力量は大したものだ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-16 20:44:44) |
67. ああ結婚
追憶でたどる部分を追憶にしないできちんと描いた上で、もっと長尺にすると、フィルメーナにきちんと感情移入できたように思う。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-11 08:52:13) |
68. さよなら子供たち
子どもたちの顔と名前が一致するあたりから、引き込まれる。最後の落とし方も、ルイ・マルらしい。子どもたちの顔と名前が一致したところで、もう一度最初から見たいと思う映画だが、実際見るかというと、そこまでではない。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 06:59:11) |
69. 万事快調
当時の時代の空気と、時代背景とは無縁の焦燥感や虚無感が伝わってきた。比較的分かりやすい作品だが、何を伝えたいのかが見えてくるまでが、退屈な作品でもあった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-26 21:22:34) |
70. 地下鉄のザジ
当時はどんな風に受け止められたのだろうか。今見てもひとつもおもしろくない。 [DVD(字幕)] 4点(2012-02-21 19:15:50) |
71. ラストタンゴ・イン・パリ
時代を先取りしたかもしれないが、先取り以外に何も残していない映画の典型。この映画出演がトラウマになってすさんだ人生を歩んだといわれるマリア・シュナイダーは、2011年に58歳の若さでがんで息を引き取る前に、この映画のことを、どう思いかえしただろうか。 [DVD(字幕)] 5点(2012-02-01 00:17:11) |
72. 暗くなるまでこの恋を
プロットもストーリーも良いが、何かが良くない。何かが良くないせいで、どうもストーリーに入り込めない。全体的には好きな映画なのだが。 [DVD(字幕)] 6点(2012-01-15 17:29:31) |
73. ロバと王女
ヘリコプターの意図を、じっくり聞いてみたいものだ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-24 13:41:13) |
74. 冒険者たち(1967)
最初にこの映画を見たとき、この映画が好きな中年男だけにはなりたくないと思った。しかし、今、自分がそれである。 [DVD(字幕)] 10点(2011-12-20 19:25:23) |
75. ロシュフォールの恋人たち
色々楽しめた映画ですが、一番心に残ったのは、この映画の時代から、ホンダは自然にこういう映画に入り込んでいたんだな、頑張っていたのだな、と感心しました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-20 19:25:01) |
76. 愛のめぐりあい
久々にミケランジェロ・アントニオーニの片りんを感じられる作品になったのは、ヴィム・ベンダースのおかげなのか、右片麻痺のおかげなのか、それとも、ヴィム・ベンダースにもかかわらず、右片麻痺にもかかわらず、なのか。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-20 19:24:20) |
77. 4匹の蝿
途中で犯人は分かるし、犯人の動機も陳腐だということもあるのか、いつものダルジェントワールドに入りきれなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-11 23:53:25) |
78. モン・パリ
別に不満はないが、このスタッフで、この内容なのは、ちょっと肩すかしだ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-05 23:05:34) |
79. 女と男のいる舗道
ゴダールの中では、一番分かりやすかったが、古いのだか、新しいのだか、フランス的なのだか、アメリカ的なのだか、はたまた日本的なのだか、分かりにくい作品だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-23 23:58:17) |
80. 気狂いピエロ
敢えていえば、アンナ・カリーナのぱさぱさ感が減点材料。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-16 11:12:47) |