96.《ネタバレ》 過去に観ていますが内容は忘れています。 レティシア退場がピークでその後は盛り下がる一方。 悪玉の存在と雑な対決模様を眺めていたところでのアラン・ドロンの最期の一言に胸が締め付けられる事に。流石の千両役者でありました。音楽が後押しするほろ苦い三角関係青春ものの名作です。 |
95.さすがに50年前の作品だけあって、テンポは遅いです。それに宝探しを終えるまでがひと区切りで、そこから先は虚しさと相まってずいぶん長く感じます。いろいろ邪魔してくる黒幕も、どういう素性なのかよくわからなかったりします。 しかし、3人(途中からは4人)の危なっかしい情熱と友情が魅力的。ついのめり込んで応援したくなります。有名なテーマ曲も、いかにも寂しげでいい感じ。さすが名画です。この辛口具合が、ある程度年齢を重ねてくると滲みるんですよねぇ。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-08-23 23:38:43) |
94.《ネタバレ》 大金を得れば悪いやつに狙われる・・・。3人のうち二人も殺され、ちょっと物悲しいストーリーでした。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 4点(2019-07-20 19:32:00) |
93.《ネタバレ》 青春の、向こうみず、愚かさ、傲慢と遠慮。若いこの季節を構成する要素すべてが輝いててキラッキラである。 スターとして圧倒的な知名度のアラン・ドロンが、ひとり前に出すぎず、きちんと三分の一の役割をこなしているのに感心した。ドロンが突出しなかったおかげもあって、男二人女一人の三者それぞれが各自の個性を活き活きと出し切って、不思議だけど好感度の高いトリオを完成させている。こういうユニットは長引くと瓦解してしまうたち。なので、寸前に女の子を退場させた脚本はフランス映画っぽい苦味が走りまくり。そう、ラストまでも。「嘘をつけ!」と言い残したドロンに涙、涙。青春て眩しくて苦い。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-02-17 17:03:45) |
92.《ネタバレ》 男と女と男のラブストーリー。悲劇的な結末へ向かって進んでいくメロドラマ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-30 23:14:28) |
91. 男女3人の愛と友情を描いた、青春映画の代名詞的存在。叙情詩ともいえる映像美、情感あふれる音楽、オープニングの口笛、水葬で流れる切ないスキャット、3人の冒険を包み込むような空と海、それぞれが愛おしい。 失意の若者3人が追いかける一攫千金の夢とロマンに青春の輝きを見る。レティシアをめぐる愛情とともに男同士の友情も熱い。マヌーの告白を受けながら、自身の生い立ちからローランの父性に魅かれるレティシアの思いには納得。彼女の美しい表情を余すところなく捉えた映像は印象深い。 レティシアを失った哀しみに涙し、詩情豊かなラストシーンに心打たれる。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2018-10-07 10:24:22) |
90.現実感乏しい冒険者たちの人間臭くない美しい人間関係、あまり居心地のよくないお伽話のような映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-05 23:36:01) |
89.《ネタバレ》 主人公がギャンブル好きの破茶滅茶なので、ある程度脚本も行き当たりばったり的で合ってるかも。 でもレティシアがマヌーじゃなくてローランを選んだ理由がよく描かれてないのと、財宝かっさらおうとしてる側が何故自分たちで引き上げないのか意味不明ってのが気になりました。 あの島は軍艦島を連想させますね。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-05 14:38:45) |
88.前半の退屈さを抜けると途中から多少面白くはなるが、またちょっとダレる。 それでも最後は印象的。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-28 21:15:44) |
87.《ネタバレ》 鉄クズの山は積み重ねる空虚な日々。旋回を続ける飛行機は持て余す若さ。海に沈んだ財宝は人生のロマン。果てしなく青い海は、永遠に続くように思える若さのきらめき。その海に沈んだレティシアは青春の藻屑。冒険の先にそびえ立つ、夢の残骸のような要塞島。ストーリーが全編にわたって象徴的に意味を持っていて、それはまぶしいほどの映像美とともに、観る者たちを冒険の世界に誘い、そして残酷なほどにあっけなく突き返され、現実に連れ戻されます。レティシア亡き後に二人が彼女の故郷を辿る旅から、彼女が歩んできた人生の孤独を感じとり、マヌーが戻った都会の冷え切った描写からは、彼も結局は孤独であることを強く実感します。孤独からの現実逃避、でもそこは思い描いた理想郷ではなくて、また現実に戻ってやがて孤独を受け入れる。この映画自体が、若者が大人になるまでの通過儀礼を象徴的に描いた物語とも言えるでしょう。長い曲折を経てマヌーが凶弾に倒れた時、二人が交わした会話が心を打ちます。そして私はいつもこの場面で在りし日のレティシアの姿が浮かび、涙を禁じ得ない。ここまでたどり着いて今さらながら気が付くことになる。三人が探し求めていたのは金銀財宝ではなくて、ただ人間らしく生きていくための愛や友情だったことに。若さゆえに遠回りして探し求めて、あとわずかでつかみ損ねたその見果てぬ想いを、私はこの先も忘れることはないでしょう。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-10-08 20:35:56) (良:1票) |
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86.《ネタバレ》 鑑賞年齢によって印象が変わる作品。初見時10代後半~20代だった自分は幸せだった。おっさんになった今再見してみて感じたのはヒロインが海中に埋葬されたシーン(映画史に残る名シーン!)より後半、残された男2人が自分達の青春に折り合いをつけて生きてゆく情景・シーンの方がはるかにインパクトが有ったという点。特にリノ・ヴァンチュラが要塞島の近くに住居を構え、地元の子供に彼の趣味であった自動車エンジンの話をしているシーンは演技を越えた何かを感じる。マイナス点は唐突に表れる強盗団の存在だが、今ではそれすら「人生に起こりうる突然の不幸や暗い影」を表すメタファーだったのではないかと勝手に解釈している。そして最後に強調したいのだが、ヒロインがアラン・ドロンではなくリノ・ヴァンチュラを選んだ点で、この作品は観客に甘い想い出を残している事。そりゃぁ胴長短足禿げ一歩手前、20歳の私は大喜びでしたよ、「リノ・ヴァンチュラを目指せば良いのか!」って。全てが無理と悟るのにそう時間はかかりませんでした...。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-09-29 09:55:14) |
85.《ネタバレ》 遠い昔、テレビで見た。軽やかな口笛と臨場感を盛り上げるピアノの対比が利いたメインテーマが耳に残る。夢に破れ、宝探しに没頭するロマンと、友達以上恋人未満の三角関係が、男たちの青臭い夢を具現化していてよろしい。ヒロインに襲った悲劇で締めるかと思いきや、虚しさと喪失感をまとった男二人の物語はちょっと蛇足か。青春の終わりを告げる悲壮な結末がこれまた儚い。 |
84.まさに目の保養になりました。フレンチクラッシク特集で劇場に足を運んだ甲斐がありました。ラストのせりふのための布石とも思えるストーリー、いやー、しびれました。ロケ地のFort Boyardに行って見たいですパリから3時間だとか! 【HRM36】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-01-04 11:59:21) |
83.《ネタバレ》 ジョアンナ・シムカスの無邪気さは罪。たまに見せる寂しげな表情とのコントラストには、アラン・ドロンならずともやられてしまう。それを見守るリノ・ヴァンチュラ親父の方に彼女が惹かれていたという設定も、世の男性にはたまらない。 ストーリーはあくまで妄想的。死ぬのだったらこんな逝き方がいいとか、看取るのならばこういう粋な台詞言って送ってやりたいとか、三角関係はあくまでプラトニックが基本とか、格好良すぎて有り得ない。そもそも要塞島での銃撃戦など、ガキの思い描く戦争ごっこレベル。妄想大爆走映画! でも、海と空の深い青色と、口笛と、囁くような歌声、そして彼女の「レティシア」という名前の響きが全てを包み込んで、忘れ得ぬ名画に昇華させてしまった。そもそも妄想って大好きだったんだ、自分。 この映画の良さを人に語るとき、つい熱くなりすぎて引かれてしまう。言葉で伝えるのは無理。自分の心に大事にしまい込むべき愛しい映画。 【こた】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-02-19 07:58:00) |
82.アラン・ドロンってこんな人なのかぁと思った映画。 思ったより面白かった。 |
81.《ネタバレ》 初めて見たのは20年ほど前のこと。タイトルの印象からサスペンスフルな物語かと思っていたらそうでもなく、自分のエネルギーを持て余す三人の微妙な三角関係を主軸とした儚い青春もの…という印象であった。驚いたのは、感動的なレティシア水葬ののち、これでエピローグだなと思ってたらその後もテンション下がったまま30分くらい話が続いたことであった。 最近映画館で再見して、むしろレティシアの死後に、心に空洞を抱えたままに走る男二人を描くのが主題だったのかな?と感じた。初見時、ラストのドンパチは正直唐突な感が拭えなかったが、愛を無くした男たちの魂の叫びが銃声に乗り移ったのだと思えば印象的ともとれるわけであった。…よく分からないかもしれないが、書いている本人が分かっていないのだから仕方がない。 展開が間延びするようなところもあるので大傑作とは言わないが、海ではしゃぐシーンをはじめ印象的な場面も多く、継がれていくべき作品だと思う。事実上この一作で舞台を去ったシムカスについては、「惜しまれるぜ補正」が強烈にかかっていることは否定できない、が、心を持って行かれそうになる。危ない。 【カツルギ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-05-04 20:24:21) |
80.冒険者たち、っていうタイトルが泣かせる。一般的な「冒険」要素は少ないのですが、人生そのものに対する冒険のようなものがあって、もはや冒険ができないような年齢になった自分にとっては、かなり感じるところがありました。まあリノ・ヴァンチュラも、このとき50歳に近かったわけですが……。あとはやはり、ジョアンナ・シムカスのかわいらしさ、音楽の美しさにノックアウトされてしまいました。評判がいいので以前から見たかったのですが、もしかしたらいいタイミングで見ることができたかもしれません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-23 10:34:11) |
79.おじいさんが出てくるシーンや、海に浮かぶ島、青いサンゴ礁、レティシアのドレスなど印象に残る場面が多い。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-27 06:29:23) |
78.もっともらしくあれこれ活動していますけど、前提となるスリルが感じられないのです。それぞれのパートも、あまりつながっているようには思えません。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-04-20 02:34:29) |
77.《ネタバレ》 マイベスト10に入る映画の一つです。ベスト3かな。構成している3つの要素すべていい。初めのアクロバット飛行の二人とレティシアの出逢い。お宝探しのコンゴの海。そしてラストのレティシアの生まれ故郷と軍艦島の攻防。3人の不思議な三角関係とでもいうような微妙な関係と男の友情。音楽も素晴らしい。 【仁】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-11-16 23:38:18) |