121. あこがれ (1958)
ベルナデットが変な帽子をかぶっていなくて、太ももがもう少々細くて、わきの毛を処理していてくれれば、もっと良かった。それと、10歳前後で、サドルを嗅ぐことに快楽を見出すとは、肉を喰っている民族は、早熟すぎてつまらない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-29 16:13:23) |
122. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
トリフォーの映画が、こんな風にプラクティカルに撮られていて、トリフォーがこんなにプラクティカルな人だとは想像していなかった。でもそういうもんだろうな。映画としては、ちょっとしたリアリティが良いと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-28 23:35:11) |
123. ホームドラマ
オゾンが撮ったということに意味が見出せる3流映画。最後のマーラーが、ビスコンティへのオマージュかと思うくらい美しい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-26 23:13:54) |
124. ひまわり(1970)
イタリア版「君の名は」&「岸壁の母」といえばそうなんだが、愛と肉欲と情熱がほとばしりかたが違う。さすがイタリア。せりふの応酬が続くと思うと、沈黙のシーンメリハリがきき、情感が増す。音楽も素晴らしい…と言いたいところだが、「砂の器」とかぶって台無し!(菅野光亮のせいだ!)。 [ビデオ(字幕)] 9点(2011-01-12 00:06:06) |
125. X2000
2000問題のことをちょっと思い出した。男性の身体美など、好きなようにちょっととってみました感があって良いと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-06 15:05:49) |
126. 焼け石に水
セクシャリティをカリカチュアライズしたかったのかな、と思ったりしたが、単純に楽しめば良いのだよな。この映画を、気持ち悪いという意見もあるようですが、とても不思議な心持です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-03 10:05:32) |
127. 柔らかい肌
不倫する資格のない人間の不倫を描いたもの。とにかく、痛くて見てられない。フランスで不評だったのも分かる。フランソワーズ・ドルレアック演じるニコラも、傍から見ると、おかまのようで、魅力を感じない。そういう意味で、リアリティのある作品ともいえる。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-02 11:08:14) |
128. 昼顔(1967)
カトリーヌ・ドヌーブはこういう作品に出るにしては、顔がやや大きすぎ、マダム・アナイースのほうがセクシーに感じた。ルイス・ブニュエルも晩年期のような突き抜けた感がないのが残念。これはこれで好きな映画ではあるが。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-01 17:48:57) |
129. 世にも怪奇な物語
ポーへのオマージュという点では、最後のフェリーニ作が、むしろ、いま一つではないかと思う。お色気も少ないし。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-14 20:53:59) |
130. 死刑台のエレベーター(1958)
マイルスデイビスが、ジャンヌ・モローを食ってしまったところがある。■ところで、 ここの「あらすじ」、ルイが青年医師ってなってるけれd、なんかの間違いでは [DVD(字幕)] 6点(2010-12-14 19:52:02) |
131. ベッドタイム・ストーリーズ
試みが失敗しているとは思わないが、おもしろくないのだからしょうがない。 [DVD(字幕)] 4点(2010-09-24 08:12:02) |
132. サマー・ドレス
主人公の楽しさが伝わった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-20 13:39:41) |
133. 小間使の日記(1963)
ジャンヌ・モローのくたびれ加減、よくいえばアンニュイさが、時代背景あるいは中産階級の怠惰な反復を、よく表現している。楽しい映画、ではない。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-19 18:56:00) |
134. 海をみる
人物がよく描けすぎていると思う。それだけに、結末が予想できてしまうので、サスペンスとしては難がある。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 00:10:59) |
135. 欲望のあいまいな対象
二人一役は成功しているが、ちょっと安易な感じがする。ただ、二人一役と、このタイトルと、思わせぶりなテロの背景がなかったとすると、底の浅い作品でしかなくなる。ただ、あえて、底の浅い作品であるように作ったようにも思える。少なくとも、もう何回か見てからでないと決めかねるプレグナントな作品ではあることは間違いないようだ。小道具とか舞台回しはヒッチコックを思わせる。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-12 12:42:09) |
136. ブルジョワジーの秘かな愉しみ
こういう話を、飽きがこないで、楽しめて、しかも、作成側の意図を感じさせるように作るのは難しいと思うけれど、この作品は、完全に成功していると思います。私は、これ、結構好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-12 12:41:49) |
137. ぼくを葬る(おくる)
《ネタバレ》 フランソワ・オゾンが、一番素直に、露悪的でない範囲で、自分自身のことを描いた映画…ではないかと感じる。その意味で、この作品は、オゾン・ファンにとって、リトマス試験紙のような意味合いも持つと思う。最後の場面は、ヴェニスに死すのオマージュかしら。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-31 13:17:24) |
138. 恋人たち(1958)
ジャンヌ・モローでないと、この映画は説得力がない。瞳で、唇で、眉で、背中で、そして、うなじに説得力がある。こういう女性は、後にも先にも、ジャンヌ・モローしかいない。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-28 16:21:14) |
139. 自由の幻想
途中までは「突っ込み」のないドリフ大爆笑の流れだったが、最後の当たりがサスペンス調になってしまってきた。最初から、うまく組み合わせれば、もう少し楽しめたように思う。案外、Adriana Astiの突然の裸身に、一番非日常を味あわせていただいた。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-05 17:21:28) |
140. 戦争は終った
《ネタバレ》 いやあ久々に良い映画を観た。Ingrid Thulin、Geneviève Bujold、Annie Fargueと魅力的な女優、適度な緊迫感、それでいて、エンターテイメントというより、視覚や触覚にべたっと訴えてくるしつこさがある。こうした映画が、あまり注目されていないのは、残念だなあ。いやあ良い映画を見た。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-03 23:21:43) |