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1.  旅立ちの汽笛
キルギスという点に惹かれてDVDで鑑賞。 主人公の少年は、監督の息子で、自分と父親がモデルらしい。 父と息子の葛藤を期待していたが、それほどでもない。 また恋愛面でももっとホロ苦い感じかと思ったが、奥手な少年となっている通り、やっぱりはっきりしない。 ただ、友情や将来への不安感、初々しさを感じた。 今どき”の映画にはない純朴さを求める人にはお進め。
5点(2004-04-27 15:35:47)
2.  夏至
時間の流れがゆったりとしていることが心地よかった。 何だか懐かしい気分。ベトナムは憧れの場所だ。  確かに映像の美しさと現実は相容れないと思う。 女達の唄う歌が印象的だった。  内容と、配給会社のPRが違う気がした。 最近のDVDは国内版とオリジナルの予告をおまけにしていることが多いから、確認したら全然違った。 日本人好みの“母の恋人”ではなく、普通の日常を描きたいのだと思った。胸のつかえがすっと下りた。
7点(2004-03-30 17:14:39)
3.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 《ネタバレ》 
三つの恋の三角関係の映画です。①主人公の海への想い②ヒロインの主人公への想い③友人(ジャン・レノ)の主人公への友情。 誰もが相手から完全に受け入れられているとは言えません。 ヒロインが妊娠を告げる際にも、主人公は海でイルカと戯れています。しかし主人公も人間である以上、海と同化しているわけではなく。またジャン・レノの友情(含むライバル心)も、主人公と海という関係の前では、彼にまで届きません。 誰もが誰かを想って、満たされずにいます。その中で最後に主人公が海へと沈んでいく中、ヒロインが手伝うシーン。 あの瞬間だけは、彼へ彼女の気持ちが届いていればいいなと思いました。とにかく映画が好きになるきっかけをくれた大事な映画です。とても私は大好きです。
10点(2004-02-07 11:45:42)
4.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 
初めて付き添い無しで、観にいった映画です。 完全版に関する後日談の評価ですが、私はやはり主人公の成功と恋愛に関する喪失感、そして映画館の崩壊というのがすべて揃ってこそだと思います。だからこそエレナと再会したトトが、編集されたキスシーンを見たときに、観客自体にもどっと感情を湧き出させるというか。 私はこの映画がきっかけで、ヨーロッパ映画が好きになりました。かけがえのない、出会いだと今でも思っています。 全てを手に入れたように見える主人公の、もう一つの人生への片想いの映画だと思います。 とても大好きな映画です。
10点(2004-02-07 11:37:45)
5.  8人の女たち
カトリーヌ・ドヌーヴは、相変らず綺麗だなぁと、いう映画でした。どうも話の展開がテンポが悪い。 衣装や、最後の種明かしはミステリファンとしては楽しめましたが・・・。
3点(2004-02-07 09:31:27)
6.  まぼろし
監督との相性が悪いのか、『8人の女達』も、キャストと最後のエンディング以外、あまり興味が持てなかった。 今回、夫の失踪(自殺?)による、愛する人を急に失った際の喪失感が、テーマだと思うが、ご主人のまほろし?が、リアル過ぎて、最初は過去の回想シーンかと思ってしまった。 他の方のコメントを見て、何となく考え直したが、やっぱり主人公にも共感できない。年を重ねた夫婦にしか分からないのだとしたら、ちょっと見るのが早すぎたのだろうか? にしても納得いきません;;
4点(2004-02-07 09:28:39)
7.  フランスの女 《ネタバレ》 
美しい。その運命に翻弄される主人公に、哀れさと共感を感じました。それに加えて、夫役のダニエル・オートゥイユの無条件とも言える彼女への愛。それを全て分かっていながらも他の男性を愛し抜き、その恋人の死によって主人公は衰弱死・・・。 本当の話だったら誰もが辛い想いをする恋。 だからこそ映画なんだという贅沢な時間を、久々に味わうことが出来ました。その辺はエマニュエル・ベアールの美しさに拠るところも大きいと思いますが・・・。 私はとても好きな映画です。
8点(2004-01-08 15:16:40)
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