3. モンパルナスの灯
《ネタバレ》 ジェラール・フイリップが、モジリアニのありとあらゆる感情を、事細かに演じる姿を見て、あっというまに引き込まれてしまった。絵の才能を認められぬまま、悲しい最期を迎えてしまったモジリアニ。ラストで画商が彼の死後、妻が待つ彼のアパートを訪れ、彼の絵を買う姿は、何ともいえず複雑な感情が心の中を漂った。ただ、素敵でカッコよいというだけではなく、素晴らしい演技の才能を兼ね備えているジェラール・フィリップ。まだ、この作品と「愛人ジュリエット」しか見ていないが、機会があったら他の作品も見てみようと思う。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-06 20:14:37) |