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コメント数 230
性別 男性
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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  勝手にしやがれ
このタイトル・邦題を聞くとき頭に浮かぶのは、最初はジュリー、次にセックス・ピストルズ、そしてゴダールのこの映画へと変換していった(実際の順番逆ですけど)そのそれぞれが自分にとって素晴らしいものとなった。この空気と台詞、たわいも無い1シーンが脳裏に焼きつく。ジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグがいて、ベッドがあればそれでいい。そしてクシャクシャの新聞紙。こんなカッコよさは他に探し様が無い。
[DVD(字幕)] 10点(2006-08-19 16:50:35)
2.  ベニスに死す 《ネタバレ》 
ヤバイ映画やなー。ダーク・ボガード演じるアイシェンバッハが僕自身の中に投影されてしまった。もちろん僕は芸術家でも無いし、老いとか美とかの概念もピンと来ないのだけど、自分の感性の中で見つけ出した最上のものに心が動かされたとき、そしてそれが眩しすぎ、遠巻きに見つめるしか術が無いような状況のとき、客観的に見れば気持ち悪いほど滑稽に堕ちて行く自分に歯止めがきかない。そんな自分の中の伏せておきたい感情がムクムクと動き出すような完璧な映像と描写。息絶えたボガードが2人の男によって運ばれるラストシーンが、遠景で映される。それでも世界が回っていることを見せ付けられる。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-05-12 22:57:48)
3.  天井桟敷の人々
製作された時代背景を思うに、いや思わざるとも、この作品全編に漂う熱、熱気は大変なものだ。60年の月日が経過しようが、新鮮で瑞々しい輝きは色褪せずに熱をおび続けている。だから3時間の長丁場であっても、一気に鑑賞させてしまう。アルレッティがただのオバサンであってもミスキャストであっても、全然OK!あの劇場の舞台、楽屋、天井桟敷から溢れ出しそうな観客、セットの隅々に至るまで生への情熱が迸っています。
[DVD(字幕)] 9点(2006-10-15 23:22:42)
4.  巴里祭
何と気持ちのいい作品なんでしょう!おまけにレヴューまで気持ちいいのだから、これ以上何が語れる?って感じもしますが・・・。この映画はこの時代の巴里の下町に、自分自身が降り立ってしまう。このフィルムの中に登場人物の一人として存在しているかのような錯覚を覚えるほどの気持ちよさ。そして惹かれあいつつも反発してしまう微妙な状態を、雷が後押しする最初のキスシーンは絶妙。突然降り出す雨さえも、ホント気持ちいい作品です。 
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-09-02 10:46:00)
5.  望郷(1937) 《ネタバレ》 
以前、一度鑑賞した時は(古臭いメロドラマ)くらいに思っていて、今回あらためて鑑賞したのですが、ちょっと参りましたね。ペペ(ギャバン)はカスバを逃れられない現実を受け止めながらも、日々パリへの“望郷”が募る。そんな中「風景までもパリに変えてしまう女」ギャビーと出会ってしまった。そのペペの心情が、多彩な配役との裏切りや嫉妬を交えて、映画全編に渡って余すことなく伝わってきます。ラストシーンの汽笛にかき消された叫び、この瞬間のペペの絶望の深さは、発作的にかもしれませんが自ら命を絶たんとしたことをも必然と思わせるほどの名場面ですね。それにしてもペペはレジスの“匂い”を最初から嗅ぎ分けたのに、何故スリマンを受け入れていたのだろうか?おそらくスリマンも密かにギャビーに思いを寄せてしまった故に、たまらなくなって罠をはったのだろう。と、思い巡らせてしまいます。様々な嫉妬が絡み合って、あのラストへと疾走していく(骨太なメロドラマ)だなと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-02 12:52:25)
6.  旅路の果て 《ネタバレ》 
遥か70年も昔に作られた、この地味なフランス映画に詰め込まれた豊潤な味わいを何と伝えればいいのでしょう?サンクレール、カブリサード、そしてマルニー。この三老俳優の人生そのものを描き出したかのような表情や語り口、ひっくるめて書くと演出や演技力なんでしょうけど、それぞれに、そのように生きてきたようにしか見えないんです。それに例えば老人ホームにサンクレールが初めて来たときの老女優たちの目の輝きだけで、これがどういう男だったのか察しがつくとか、または僕はフランス語がまったく解りませんが、全ての俳優の言葉(発音)がくっきりと耳に入ってくるとか、演劇的な発見がいろいろと楽しめます。でもこの時代だからこそかもしれませんが、生き抜いた男と生き抜いた女を比較すると女のほうが肝が据わってるような気がしますね。単に能天気なだけでは無いなとな思いました。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-15 16:03:51)
7.  カビリアの夜 《ネタバレ》 
この映画は、どうしても普通にハッピーエンドではないと分かって鑑賞してしまいます。だからカビリアが喜々として家財を整理しているシーンあたりでも幸せそうに見えず、嫌な胸騒ぎを感じるのです。そして持参金を持って喜び勇んで現われたカビリアに対し、オスカーの曇った表情と流れ落ちる汗が不幸な結末を観る側に確信させ、後はどんな不幸な終わり方になるのかという絶望へと誘われていくのみ!と諦めつつ鑑賞してしまいます。ただし鑑賞後、逆にこれは何という後味のいい映画なんだろうと思わせるのです。それはやはり特筆すべきラストシーンが本当に素晴らしいからで、純粋なこの魂一つ、この魂のみが希望への道しるべと謳いあげます。何とも力強い生きる力と喜びさえ感じてしまいます。それにしても、この映画もジュリエッタ・マシーナだからここまでの傑作になったと思えるほど、圧倒的な表現力でした。
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-08 11:24:40)
8.  ヘッドライト 《ネタバレ》 
霧と暴風雨にさらされた果てし無きトラックの長距離輸送、度重なるエンジンの故障と睡魔との闘い、その哀愁を帯びた見事な映像。自分もトラックの運転席に座っているかのようあ錯覚に陥り、あの狭い空間での振動を感じて気持ちを共感せざるを得ない程に切なくなってくる。空しく切実なジャンの日々、そしてくたびれた妻と軽薄な娘と、傷ついた仔猫のような薄幸の女クロ、この三人の女の描き分け。安らぎを求めるジャン、しかし家畜を乗せた500kmの逃避行で、全く笑わず、傷つき憔悴しきったクロを乗せハンドルを握り、ただひたすらトラックを走らせるジャンの心情。容態が悪化したクロの為に停車した田舎道のあの映像、真っ暗で静かな景観にただ家畜の鳴き声だけが響く、このやるせなさ、このどうしようも無さが胸を打つ。  
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-23 06:16:36)(良:2票)
9.  太陽はひとりぼっち 《ネタバレ》 
これも大好きな映画。研ぎ澄まされた映像、描かれている出来事や現象の理由は殆ど明らかにされないけど、その視覚的効果によって次々とイマジネーションを呼び起こされていく為、静寂が続く画面の切り替りであってもグイグイと引きつけられていく。もの凄いリアリティ、モニカ・ウィッティも素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-27 09:03:15)
10.  巴里の屋根の下
これは大好きな作品です。その男気と、この街の情景と建物の質感、一方でサイレントの名残を感じさせ、また一方で試みられたアイデェアの数々、そして主題曲と全編に流れる音楽がが絶妙に溶け合ってます。このハーモニーを存分に味わいつくすて大満足。ポーラがベーッっと舌を出す表情に、ある意味凝縮されたような"粋"に彩られた愛すべき作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-17 00:06:21)
11.  情事(1960) 《ネタバレ》 
主役と思われたアンナ(レア・マッサリ)が開始20分くらいで忽然と姿を消す。その後の展開はあえて書きませんが、映画が終わった瞬間に誰もが"えっ!?"と思わずにはおれない大胆な作品です。ミケランジェロ・アントニオーニ&モニカ・ヴィッティの作品はどれも素晴らしいのですが、この作品はその中でも特に好きです。ゴツゴツした岩場が印象的な島でのアンナ失踪直後から、電車でのメロドラマ風の駆け引きに至るシーンは特に鮮やかです。おそらくはモニカ・ヴィッティが一番ノーマルな女性を演じているのが本作だと思うのですが、とにかく艶かしい。ボサボサの髪の毛、手のしぐさ、肌の質感、もうたまりません。もちろんフォトジェニックな美しさもあるのですが、むしろそれとは対極の生々しさで、揺れ動く心理状態を見事に演じきっています。この作品は、ふとした時にレンタルに行って、ついつい手にしてしまいます。もっとも、自分が観てるビデオは大幅短縮版なんで完全版DVDが出たら是非観てみたいです。  
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-09 06:54:32)
12.  商船テナシチー 《ネタバレ》 
この時代のフランスの情感がたっぷり詰められた、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督初期の傑作。印刷屋のうたを皆で奏でるショット、バスチャンとセガールの性格の対比、船の故障で港に足止めされることにより翻弄されるそれぞれの運命。裏切られたセガールが一番いいクジを引いたかもというラストの台詞まで、全編がとにかく味わい深く心に沁みる素晴らしい作品。 
[DVD(字幕)] 8点(2006-07-30 09:20:06)
13.  情婦マノン
'51年のマーロン・ブランドと並ぶ'49年セシル・オーブリーの衝撃、この胸の高鳴りと恐るべきラストシーン! 
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 07:07:45)
14.  嘆きのテレーズ
これは面白いですねー!グイグイ引きつけられて一気に鑑賞しました。追いつめられ型心理サスペンスで、特にシモーヌ・シニョレが素晴らしいです。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 09:46:50)
15.  アーティスト 《ネタバレ》 
ニヤニヤと楽しく鑑賞できました。この主演女優のダンス。オリジナルは知らないのですが“ザッツ・エンターティンメント”での若きジョーン・クロフォードの失笑気味ダンスを真っ先に思い起こします。脇役も絶妙で、がたいのいい社長はアステア主演作やキャプラ映画なんかに出てきそうな雰囲気と表情のリアクションが楽しめますし、やたらに老け込んだカミさんは'40年代ヒッチコック映画に出ていそう・・・。そして満員に膨れ上がった映画館で楽しみまくっている観客。懐古趣味でも映画が庶民にとって、どのような娯楽であったか想像するのも悪くない。  
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-26 04:36:57)(良:1票)
16.  男と女(1966)
砂浜を歩く、二人の大人と二人の子供。打ち寄せる波とザラついた画質。その他、数々の映像を堪能する。さて、内容の方ですが、気になったのが台詞が被るところ。特に子役の子は好き勝手に喋っているようなので、子供とのシーンは結構台詞が被る。それでもそのまま物語は続く。この映画の不思議なところはそこが気にはなっても、煩わしくなく自然で良いなと感じる。僕らの日常で発する言葉は、往々にしてそうだなと思ったりする。そしてアヌーク・エーメの細かい微妙な表情、仕草を散りばめた演技は、敢えて例えるならマーロン・ブランド演じるヴィトーのようだ。そして相手役のジャンは、出会ったときから硬い。余裕がなく、笑顔が引きつっているように見えるのが、逆にものすごく自然だ。そして台詞が被さること、アヌーク・エーメの微妙な演技、余裕のないジャン(これも絶妙の演技か・・・)がすべて揃って、ボサノバに乗って強い印象を残していく。映画全体としての感銘よりも、その時々の場面(シチュエーション)でその都度共感し、心に残っていく。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-11 08:17:52)
17.  シェルブールの雨傘
すべての台詞がメロディに乗っている。この監督はそこに何を狙ったのだろう・・・?全体的に原色系の色彩が際立つのと、唯一駅の情景のくすんだ色合いのコントラストは狙ったものだろうか・・・?この映画は先ず最高にドラマチックなテーマ曲ありき、そして美しいカトリーヌ・ドヌーヴありき。その二つが混じり合った時、自然とすべて台詞がメロディに乗っかってしまったかのような感じだ。こんなの一歩間違えば滑稽だ。だけど、一歩も間違わないどころか美しくも、切ない。不思議だ。製作後に時を経て、しかしテーマ曲もドヌーヴも時代に埋もれるどころか、いっそう鮮やかに映える。
[映画館(字幕)] 7点(2010-05-18 06:16:06)
18.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
いつか奏でられた楽器の音がリズムを刻み、人が発した美しい声がメロディーを綴る。時に素晴らしい光のような、そして部屋に飾りたいポートレイトとのような映像。僕はキューバ音楽にも、ここに出てくるアーティスト達にも明るくはない。むしろライ・クーダー目当てで鑑賞したクチだ。でもこの作品に漲る老人達の尋常でないエネルギーを感じるにつれ、この鮮やかな音楽と人の生活についての洞察を駆り立てられる。すべての音楽を愛する人への贈りもののような作品。
[DVD(字幕)] 7点(2008-06-07 12:06:36)
19.  真実のマレーネ・ディートリッヒ
20世紀を代表する女性、マレーネ・ディートリッヒ。世紀を代表するくらいになると、 こんなにも濃厚な人生を歩むものなのか、と呆然としてしまう。 しかも、訪れた運命を受け入れるのではなく、自らの意思、信念で歩んでいくこの生き様、愛の強さに言葉も出ません。映画に出会えたことによって、こうやってデーィトリッヒを少しでも知ることが出来て本当によかった。この人を全く知らないなんて、寂しすぎる。 えーと、点数?申し訳ないですけど、この作品に限っては本当につけられないので、記号としてのこの点数で。 
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-30 19:20:03)
20.  悪魔のような女(1955)
終盤のスリリングな観せ方は、観る側に心臓の悪い嫁はんの身体を労わる心理をも巻き込んで容赦ないですね。マジで恐かったし、ラストもびっくりしました。これじゃ本当にお化け屋敷ですよ。シリアスでカビの生えそうなジメジメした要素がジンワリ染みてくる構成は素晴らしかったです。ただシモーヌ・シニョレの神取忍っぷりがちょっと強すぎて、"なんか、おっさんみたいな女やの~" って鑑賞中、何度も気になってしまいました。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-06-24 21:56:22)
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