1. 夕陽のガンマン
「もうそこまでカッコよくしなくてもいいって!」と言いたくなるくらい無駄にカッコイイ映画。クリント・イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフの出会いの場面なんか最高。一歩間違えればコントになりかねないところで踏みとどまる(笑)。ケレン味あふれる映画。モリコーネの音楽も良いです。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-17 11:50:17) |
2. 8 1/2
「映画を作る映画」は最近でもよくあるジャンルだと思うけど、この作品が元祖なんでしょうか。「周囲の関係者から矢継ぎ早にあれこれ質問攻めに合いパニックに陥る監督」って、今見ればこの手の映画でよくあるシーンです。だけど、今まで自分が楽しんできた映画たちのルーツはこれか!?と思うとブルブル震えます。そしてそれが一人の男の夢から始まっているということも・・・。さらに言えば、表現者の悩みって、古今東西ずっと変わらず共通しているのかもな、とも思えて笑っちゃいました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-11 02:09:39) |
3. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 ここ数年、映画の上映はかなりの割合でデジタル上映に入れ替わりました(一部まだ残っていると思いますが)。もうフィルム映写機は使われておらず、撮影自体もデジタルカメラで行われています。そういう現状を踏まえながら見ると、より切なさ倍増です。「昔は手回しだったが、今は全部機械だ」その機械すら今は絶滅寸前なわけですから。ノスタルジーすら消えて行く時の流れ。切ないなあ。 もう一つ思い出したのは、自分が子供の時、近所にポルノ映画館があったこと。看板の前をドキドキしながら通り過ぎた思い出がフッと蘇ってきました。「ニューシネマパラダイス」に登場する映画館も、最後はポルノばかり上映していたようです(壁に描かれたチ○コの落書きが容赦ない)。子供時代のあの映画館も、ポルノを上映する前は普通の娯楽映画を上映していたんだろうなあ。映画館の数だけ物語があるんだなあと想像してしまいました。 ・・・かといって、この映画は単純なノスタルジーを描いているワケでも無かったですね。人生は映画のように簡単じゃない、ノスタルジーに溺れるな。実人生を生きろってことでしょうか。「映画ばっかり見てんじゃねえ」と映画からケツを叩かれた気分です(笑)。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-12 03:05:48) |
4. ローマでアモーレ
相変わらずコンスタントに発表されるウディ・アレン映画。毎日歯を磨き、毎週ゴミを捨て、毎月給料日を待ちわびるのと同じようなテンションで、毎年映画を作っているのが面白いなあ。ウディ・アレンにとって映画を作るのは生活習慣の一部なのでは?と思えるほど。肩肘張らないその制作スタイルのおかげか、安心して十二分に楽しめる作品です。それぞれのエピソードが繋がりすぎていないところは、個人的には好きでした。群像劇でよくある「誰と彼はここで繋がっていて、実はこの場面は裏ではこの場面と繋がっていたのだ(ドヤァ…」って感じになってなくて良かったです。単独では映画にならない没ネタ寄せ集めラブコメ群像劇とは一線を画す作品になっていると思います。 [映画館(字幕)] 8点(2013-06-19 02:39:35)(良:1票) |
5. 欲望(1966)
《ネタバレ》 不思議な映画ですね。空気感が凄い好きです。とくに意味は考えずに見て雰囲気だけで楽しんじゃいました(笑)。写真を拡大していくとそこには殺人者が・・・!という場面はゾゾゾ~としました。映画を見ている自分自身が、気づかぬ内に何者かに見られている、というシチュエーションが個人的には苦手です(褒めてます)。他の映画だと「リング」とか「殺人の追憶」とかにそういう演出があって好きです。しかし思い出してみるとかなり間抜けな絵になってますけどね(笑)。ラストも凄い。人間の精神が徐々に狂っていく様ってこんな感じなんでしょうか。未知の領域を見せられた気分です。 [DVD(字幕)] 10点(2012-05-22 00:17:12) |
6. 自転車泥棒
《ネタバレ》 大型液晶テレビで鑑賞なんかしちゃいけませんねこの映画は(汗)。とにかく貧乏なんですこのやろうという映画。仕事も自転車も手に入って、さあこれから頑張るぞ!という時でも、とにかく暗くて悲しいBGM。徹底的に貧乏。雨の中自転車探す場面や自転車を盗む場面はサスペンス映画として見ても一級のハラハラ感。自分の自転車が盗まれたときは殆ど誰も助けてくれないのに、自分が盗んだら群がるように市民が追ってくる。なんでオレばっかり!一見救いの無い展開だけど、もしあそこで逃げ切っていたら、もっと救いの無い人生になってたかも。最後にオジサンは許してくれたけど、あれは単純に「子供がいたから」という理由だけでは無さそうですね。多分オジサンも、貧乏な生活の中で頑張っていたんだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-06 00:16:40) |
7. サンダーパンツ!
感動仕立てにしてるあたりが個人的には気に入りました。結構扱ってる題材の根は深い(笑)。演出も「ハリウッド映画」ではなくハリウッド映画のパロディーのように感じました。個人的にはエンドロールの「パトリック大好き!」がツボ。ブラックだねー(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-02 17:46:22) |
8. 刑事(1959)
個人的には、キャラクターがヤな奴ばっかりで感情移入できず・・・(特に前半)。けどピエトロ・ジェルミが階段を降りながら、振り向きもせず手を振るシーンなんかは粋でいいですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-15 17:09:36) |
9. ヒトラー 最期の12日間
冒頭の、主人公が初めてヒトラーに会う場面の、あの緊張感!まるで自分がヒトラーに実際に会いにいくような気分になります。けど、この場面に限らず、ヒトラーが画面に登場するときは画面に対して小さくしか写ってなくて、いつもポツンと立っているのが印象的でした。 [映画館(字幕)] 8点(2005-08-09 08:26:33) |
10. 気狂いピエロ
よくわからないけど不思議な魅力のある作品・・・なんて書き方しちゃうと、自分が周りの「傑作」という評価に流されてるみたいに聞こえてしまう。けどやっぱりそうとしか言えないんだよなあ。困ったなあ。やっぱりよくわからない。前半に出てきた映画監督の通訳さんはかわいかったです(どうでもいいじゃん)。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 00:48:41) |
11. ギャング・オブ・ニューヨーク
クライマクッスには圧倒させられたけど、いろいろな内容が詰め込まれている割には退屈です。 5点(2004-01-01 22:50:32) |
12. ジュブナイル
面白くなかったです。宇宙戦争を中途半端にパクってるとことか、もうガックリ(何がしたかったんだか)。林原めぐみに3点献上(←アホ) 3点(2002-08-04 01:07:22) |