1. スリープレス
《ネタバレ》 「アイデンティティー」を見たあとにこれを見て、ちょっと絶句。犯人探しの盲点が一緒だったもので(笑)。久々のアルジェント物だったのですが、やっぱりアルジェントにはゴブリンが似合う! 内容はと言えば、殺しのエグさなんかはそれなりに健在、けれど往年の作品に比べてしまうと、キラリと光る場面もなく失速気味かなぁとも思います。その中でも、マックス・フォン・シドーの存在感には救われました。 6点(2004-10-29 05:16:09) |
2. ギャング・オブ・ニューヨーク
長かった……。一緒に見ていた母は途中で力尽きて寝てしまいました。わたしは最後まで見たけれど、「こんな汚いニューヨークに住むくらいなら、大草原の小さな家に住みたいよ…」なんてことをつらつらと考えながら見ておりました。翌日、母に残りのストーリー展開を説明するとき、ダニエル・デイ・ルイスの役どころを、「肉さばくのが好きな親分」と説明しなければわかってくれなかったのが切ないです。母にとっては、この物語は肉屋の抗争の物語っぽいです。←実際は違います^^; 5点(2004-03-14 03:17:22) |
3. 悪魔の墓場
子供の頃、叔父に連れてかれた映画館で見ました。初ゾンビ映画でしたので、子供心にも激しく衝撃的。おかげさまで、すっかりゾンビ好きになってしまいました。その後、ロメロに出会い、彼の一連のゾンビ作品に入れ込んだわたしですが、この道に歩ませてくれたこの作品は、わたしの中でもとっておきに記念碑的なものでもあります。なので点数は甘め。イタリアらしいパクリとサービス魂にあふれている一本と言っておきましょうか。ちなみに同時上映は「吸血の群れ」。叔父がなぜに子供連れでこの映画を見たのか、未だ不明です。 6点(2004-03-09 19:56:32) |
4. 深海からの物体X
ここまでチープだと笑えるんですけど、チープすぎてつらいものが…。特撮のレベルの低さもさながら、俳優さんのレベルも低すぎ。イタリアの特撮ものってこの程度? 1点(2003-11-16 04:23:52) |
5. デモンズ3
1、2を期待して観ると裏切られます。デモンズってなってるけど、なんだか方向性が違うやんっ!と思って、最後までその違和感に苛まれてしまったせいか、ストーリー全然記憶に残っておりません。 3点(2003-11-11 00:51:18) |
6. デモンズ2
《ネタバレ》 前作は映画館で、今作はテレビでと、アキロンの大王もついにお茶の間に進出です(笑)。てか、あんなアブナイ映画をゴールデンタイムに放送するテレビ局もテレビ局だが、家族団らんの食卓の席で見てる家族も家族だ。…と、余計な心配までしてしまう自分が切ない…。閉じ込められる恐怖と、群れをなして追ってくるゾンビ。個人的に、ちっちゃい犬がゾンビ化して飼い主襲うのが辛かったTT 犬好きなもので……。 6点(2003-11-11 00:45:13) |
7. デモンズ
《ネタバレ》 オープニングからして、これから何かあるような居心地の悪い不安感をかき立ててくれます。舞台が映画館という閉塞感もあって、閉じ込められパニックになった観客と一緒にこっちもどきどきしてしまいました。 B級な作りながら、ゾンビ物としてはそれなりにおもしろい作品。それにしても、もぎり嬢を演じてた女優さんって、サスペリア2に出てた子役のニコレッタ・エルミだったんですね。成長した姿に、ちょっと感動。 6点(2003-11-11 00:31:45) |
8. フェノミナ
あの年頃の少女の持つ危うい美しさそのままのジェニファー・コネリーを、鮮血の魔術師アルジェントが虐めて虐めて虐めまくる、ある意味アルジェント美学の集大成……なんてのは褒めすぎか。でも死体ぐちゃぐちゃ、うじ虫わらわらの中にジェニファーちゃんを放り込めるアルジェント先生、やっぱすごいです。音楽も毎度のゴブリンの他にビル・ワイマン等も参加しててかなりいいし、お気に入りアルジェント作品のひとつ。 8点(2003-11-11 00:06:57) |
9. シャドー(1982)
うーん、アルジェント作品の割には今ひとつ印象薄いです。謎解きもかなり強引だし(てか、展開も強引といえば強引か)、目を引いたのはやっぱり彼らしい飛び散る鮮血でしょうか。ジュリアーノ・ジェンマがなにげに出演しているけど、アルジェント作品にはちょい違和感が。 5点(2003-11-10 23:46:51) |
10. サスペリアPART2
ホラーというよりジャーロ映画ですよね、これ。先に公開されたサスペリアがホラーとして大ヒットしたので、タイトルあやかったらしいですが、これ完璧にサスペリアとは別物の謎解き映画です。アルジェントらしい雰囲気はそのまま、主人公と一緒に謎を解いていくサスペンスはなかなか。しかもアルジェント先生ですから、殺し方はエグ気持ちいい(というか気持ち悪いというか)、ホラーちっくにバリエーションあります。ラストのどんでん返しも、謎解き映画っぽくていいですね。音楽はもちろんゴブリンで最高だし、例の子供の歌はいつの間にやら日常生活で口ずさんでしまいそうなくらいやばいです。 8点(2003-11-10 17:11:51) |
11. サスペリア(1977)
アルジェントの代表作にも数えられる作品。ヨーロッパ的な色彩感覚とかデザインはアルジェントならでは。殺し方も、凄惨に綺麗というか、ある種の美学を感じます。個人的には、サスペリア2のほうが好みなんですが、ホラーとしてはそれなりに完成されているのでは。最初見たときは「どうだろう…?」と思ったジェシカ・ハーパーのおっかなびっくり顔が、あとで見返すと雰囲気に合っていると思ったり(笑)。 7点(2003-11-10 17:02:42) |