1. スパイ・バウンド
今夜、試写会で観ました。 ヨーロッパ映画らしく、ストーリーや人間関係が非常に凝っているが、 どうにも盛り上がりに欠けて、人物の心理も理解できず。実話をベースにしているらしいが、真実味はまったくなく感情移入できなかった。 スパイが使う携帯電話が、カメラ別付け式なのは情けない。 本当は3点の評価ですが、 +1点数は、モニカ・ベルッチの華奢でグラマー!と思わせるワンシーンに。 4点(2005-01-19 23:38:18) |
2. みんな元気(1990)
親にとって、子供は永遠に自分の宝もの。大きく輝くことを願っているし、子供達も親を安心させたいと繕っている。でも、成人した子供たちにとっては、実生活は甘くはないし、日常に追われていると、故郷の親は過去のもの。触れてほしくない事柄も多いのですね。やはり、それが人生。「東京物語」のような世界共通のテーマを、改めてじっくり考えさせてくれる映画でした。シチリアと都会との社会の違いなども、興味深かったです。 イタリアを代表する男前マルチェロ・マストロヤンニがすっかりおじいさんになっていて、懐かしさを感じました。おばあさん役には、ぜひソフィア・ローレンを登場させてほしかった。 それから、訪ね回る子供たちが多いせいもあるけれど、観ていてちょっとダレました。この監督の作品は、つくりは丁寧ですが、ちょっと長めですね。 8点(2004-12-12 12:42:54) |
3. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
《ネタバレ》 カーチスP-40戦闘機やヒンデンブルグIII飛行船など、時代を感じさせる機材が主役で、ヒロインの女性記者の愛用のカメラが、当時の最高級機「コンタックスI型」というのもいいですね。残りフィルム2枚で何を撮るか興味をそそる展開で、カメラファンも必見? 次々と登場する最新空想兵器の数々は面白く、ロボットやロケットも、明らかに日本の漫画やアニメの影響を受けているようで、興味深かったです。 【蛇足】映画パンフレットに、カーチスP-40戦闘機の英国名が「キャットホーク」と書いてありますが「キティホーク」が正解です。飛行機ファンとしてはとても気になります。 8点(2004-12-09 14:27:13) |
4. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
アルフレッドとトト、世代を超えた男の絆に羨望。サルバトーレとエレナ、男女の心模様に憧憬。やはりカンターレ・マンジャーレ・アモーレの国なんだ。スクリーンの眩い友情と恋愛が、ずっと網膜の奥に映っている。 9点(2004-09-20 20:49:24) |
5. ひまわり(1970)
すべてが白く凍てついたロシアの大地と、見渡すかぎりに咲き誇るひまわり畑の対比が印象的。 恋愛と結婚と戦争と離別…。イタリア人も第二次大戦ではずいぶん辛酸を嘗めたんだなぁと同情。ソフィアローレン+マルチェロストロヤンニの黄金コンビが描く大人の恋愛劇には、いつも感嘆させられます。やはり、カンターレ、マンジャーレ、アモーレの国なんですね。 8点(2004-08-19 22:38:34) |